世界遺産 富岡製糸場のある地で生まれた究極にサステナブルな新絹糸開発「富岡シルク 真わたループシルク」8月1日(火)より作品展公募受付開始

シルク真わたから作った絹100%の新素材

富岡産シルクを使用した純国産絹製品の開発に取り組んでいる一般社団法人富岡シルク推進機構(群馬県富岡市富岡33-4・理事長:高橋 純一)は、2023年8月1日(火)より、世界遺産 富岡製糸場にて開催される【富岡シルク手編みニット展】の出展募集を開始するにあたり、新素材を開発いたしました。

今までの絹糸とは大きく異なり、毛糸のようなふんわりとした風合いが特長です。クラフトや手編み愛好家にとって、魅力的なシルクとなっています。今年で3回目を迎える作品展の公募開始と、新素材のご紹介のほか、純国産の富岡シルクのラインナップをご用意しました。

【HP】 https://www.tomioka-silkbrand.jp/
【公募ページ】https://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk/news/detail/id=5575

  • 究極なサステナブル新素材絹糸 純国産【富岡シルク 真わたループシルク】

1頭の蚕が創る1粒の繭。その繭から作られるシルクは、環境に優しい究極のサステナブルな天然素材です。通常の繭糸は約3デニール、髪の毛の20分の1ほどの細さです。


今回の新素材である【真わたループシルク】は、その繭糸の500倍の太さを実現しました。市販の毛糸の中細くらいの太さに当たります。


通常の繭糸から作られる生糸は、フィラメントという長繊維ですが、【真わたループシルク】は、生繭を真わたにしてから特殊な撚りをかけることによって、シルク100%なのに毛糸のようなふんわり感を追求した新素材。


表面もループのようなネップが特徴で、繭の生成り色を生かした絹の紡績糸としては画期的な新素材です。


  • 第3回 富岡シルク手編みニット展 出展者募集

当社では”世界遺産 富岡製糸場のある富岡市の養蚕業を次世代へ”をモットーに、富岡シルクの普及推進に取り組んでいます。その一環として、“富岡シルクの魅力を、より身近に感じていただきたい”との思いから、富岡シルク手編みニット展を2021年に初開催しました。

参加者からは、「ツヤツヤで美しい糸」、「絹糸を身近に感じることができるいい企画」、「ライフワークにしたい」など、好評のお声をいただき、今年も第3回として開催する運びとなりました。

本企画展は、世界遺産 富岡製糸場 国宝 西置繭所にて開催されます。毎年参加してくださる方も多く、また、開催期間中において、来場者によるコンテスト(人気投票)も行われ、参加型のイベントとなっています。

部門別に1位を決定し、入賞者へは富岡シルクオリジナル製品を贈呈します。

今回企画の新素材は手編みニット愛好家の方々のご意見、ご要望を生かし、試行錯誤を重ねながら商品開発いたしました。トレーサビリティが明確で、作り手の顔が見える純国産のシルク100%である本素材は、他に例をみない新素材です。今回ぜひ本企画展にエントリーしていただき、新素材である富岡シルクでオリジナリティ溢れる作品を製作してみませんか。


  • 富岡シルク 手芸用絹糸ラインナップ


【新素材 富岡シルク絹糸 真わたループシルク(生成り)】

真わたループシルク真わたループシルク

第3回 富岡シルク手編みニット展の出展者募集に伴い開発された新素材です。


絹糸には2種類あり、フィラメントと呼ばれる長繊維(繭玉から引き出される切れ目のない細くて長い)絹糸と、シルクを綿状にして紡績した短繊維の絹糸(絹紡糸)があります。


本絹糸は従来のフィラメント(長繊維)の絹糸と異なり、生繭を真わたに加工し、特殊な撚りを掛けることで実現した毛糸のようなふんわり感のある短繊維の絹糸(絹紡糸)です。

表面にループ状のネップがあるのが特徴です。


今回は本新素材を使用したオリジナリティ溢れる作品を募集します。


長さ・デニール:約300m、1,500デニール

価格:4,000円(税込)

色:生成り



富岡シルク 上州座繰り絹糸(3色展開)】

手編み、刺繍、クラフトなどに活用できる富岡シルク100%の手芸用絹糸。


伝統技術“上州座繰り”という手法で、ゆっくりと繭を繰り揚げ糸にすることでふんわりと空気感のある風合いで、手編み、刺繍、クラフトなどに活用できます。

繭糸を約300粒束ねた太さの約900デニールで、1コーン約60gで手編みストール1枚が編めます。

長さ、デニール:約600m、900デニール

価格:生成り色 4,000円(税込)/グレー、ブラック4,800円(税込)


色:生成り、グレー、ブラック


※開発担当 コメント

“メイド イン ジャパン”は富岡の地ではじまり、富岡製糸場は一部の特権階級のモノであった絹を大量生産し、大衆化に導きました。

現在では繊維・アパレル業界に限らず美容業界でもシルクの魅力が着目され、石鹸や美容液等へも商品化されています。

担当者として、年々減少の一途を辿る日本の絹産業を、細々とでも生かせる道はないものか。

養蚕農家の高齢化や絹製品需要の減少という厳しい現状の中で、“繊維の女王”であるシルクをもっと身近に感じてもらえるには…との大きな課題をかかえ、生まれたのが富岡シルク手編みニット展です。


お陰様で今年で3回目を迎える本企画展は、第1回目から毎年参加してくれる方も多く、北は北海道から南は鹿児島まで全国からご出展いただいております。

過去に出展された方からは、「糸がツヤツヤで美しい」、「とても貴重な経験ができました」、「もっとたくさんの人に知ってもらいたい」、などたくさんの感動の言葉を寄せていただいています。来場者の方々もコンテストに参加することができ、富岡製糸場の冬のメインイベントとなっています。


第3回の企画展公募にあたり、新素材である「真わたループシルク」をご紹介することが叶い、主催者として大変うれしく感無量です。皆様からのたくさんのご応募をお待ちしております‼

第3回 富岡シルク手編みニット展 作品募集はこちらから

https://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk/news/detail/id=5575


  • 今後の展望 ~ 富岡製糸場の再稼働に夢を馳せて ~

当社では「世界遺産である富岡製糸場の歴史と伝統を受け継ぎ、日本の養蚕技術とシルク文化を次世代に継承していく」ことを基本理念に、事業を遂行してきました。


富岡製糸場が世界遺産に登録されてから、来年で10周年の節目を迎えます。

“富岡の宝”である養蚕業を継承していくことは、日本の絹文化を守ることに繋がります。


明治期、かつて日本の近代化が富岡の地で始まり、“メイド イン ジャパン”として世界に名を轟かせたように、近い未来、富岡製糸場が再稼働する日を目指して今後も活動を続けていきます。


これまでに開発した商品例

・富岡シルク 上州座繰り絹糸  

https://www.tomioka-silkbrand.jp/onlineshop/co006/


・KEITA MARUYAMA × 富岡シルク コラボスカーフ  

ボタニカルチェリー 

https://www.tomioka-silkbrand.jp/onlineshop/mf050/


スーベニア富岡

https://www.tomioka-silkbrand.jp/onlineshop/mf051/


■一般社団法人 富岡シルク推進機構

(一社)富岡シルク推進機構は、世界遺産である富岡製糸場の歴史と伝統を受け継ぎ、日本の養蚕技術とシルク文化を次世に継承していくことを基本理念とし、富岡市内における繭生産から純国産絹製品開発及び製造・販売に至るまでの一貫した富岡シルクの普及推進に努めています。


【会社概要】

◇社名:一般社団法人 富岡シルク推進機構

◇本社所在地:群馬県富岡市富岡33-4

◇理事長:高橋 純一

◇事業内容: 富岡産繭、生糸、シルク製品の企画販売

◇設立: 2021年7月1日

◇HP:https://www.tomioka-silkbrand.jp/

Twitter:https://twitter.com/Tomi_Silk

◇Instagram:https://www.instagram.com/tomioka_silk/

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会社概要

URL
https://www.tomioka-silkbrand.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
群馬県富岡市富岡33-4
電話番号
0274-67-7355
代表者名
高橋純一
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年07月