【事例公開】Metaビジネスパートナーのダッシュボード株式会社が広告運用にマーケティングAPIを活用。RUNWAYchannelのアプリインストール広告で実証実験を実施

Dashboard Ltd.

2023年10月12日 10時00分

Metaビジネスパートナーのインターネット広告代理店であるダッシュボード株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：古明地直樹、以下「ダッシュボード㈱」）は、Metaアプリインストール広告にて最新の機械学習を活用した配信システムを利用しながらもターゲットセグメントの入札調整を可能にするMetaマーケティングAPIを活用。MARK STYLER株式会社（代表取締役社長：秋山正則、本社：東京都渋谷区、以下「MARK STYLER様」）のアプリ広告でインストール単価削減を実現した事例を公開致します。

FacebookやInstagramへの深い知見を軸に広告主様のWebマーケティング活動全体を一気通貫でサポートするダッシュボード㈱は、Meta社最新のアプリ広告配信手法である「Advantage+アプリキャンペーン広告」の運用において、非エンジニアでも容易にマーケティングAPIを活用して、機械学習を利用した自動最適化配信時においても年齢・性別ごとのグループに対して入札を調整できるツールを開発致しました。

■Advantage+アプリキャンペーン（AAC）とは

Advantage+ アプリキャンペーン（以下「AAC」）は、効果的な機械学習と自動化プロセスを活用して関連性が高いオーディエンスに適したクリエイティブ・配置で広告を配信できます。

これによりパフォーマンスを維持したままキャンペーン規模を拡大し最終的な効率を最大化する配信手法です。

機械学習を最大限機能させるため広告管理画面での詳細設定も不要で運用担当者の作業を大幅に軽減することができる一方で、ターゲット層にあわせた性別・年齢・地域などのターゲティング設定をより細かく行いたいというニーズがありました。

■AACの効果をさらに追求するBid Mulitiplier APIを活用

AACの商材に適したターゲティング設定をしたいというニーズを満たす為に、ダッシュボードでは「性別・年齢・地域」のターゲティング設定を非エンジニアである運用担当者が簡易に調整できるツール「Bid Multiplier Tool」を開発致しました。これにより、ターゲットグループを分割し、グループごとに入札へ0.09～1倍の入札乗数を適用し配信を調整することが可能です。

※Bid Multiplier ToolをAACの配信戦略に適用するには個別にMeta社の審査・承認を得る必要があります。

通常のAPI利用はエンジニアが作業する必要がございましたが、簡易な操作で設定できるユーザーインターフェイスを用意することで運用担当者が広告管理画面を操作するのと同様に設定変更ができます。

また、下記のようなカスケード型の性別と年齢の絞り込み設定をすることも可能です。

▼Bid Multiplierカスケード設定例

　・20～24歳×女性：入札乗数×0.7

　・25～35歳×女性：入札乗数×1.0

　・34～65歳×女性：入札乗数×0.09

■MARKSTYLERでのAACとBid Multiplier Toolの活用事例

ダッシュボード㈱で開発したBid Multiplier Toolを活用してアプリインストール単価（以下「CPI」）を削減した事例をご紹介致します。

多数の女性向け人気ファッションブランドを展開するMARK STYLER様は自社運営のｅコマースサイト「RUNWAYchannel」のスマートフォンアプリを女性をターゲットにMetaアプリインストール広告を配信しておりましたが、購買層である女性への広告配信・CPI削減をより効率よく行うため、ダッシュボードのBid Multiplier Toolの先行導入をテストしていただきました。

■テスト設計

従来より配信していた通常のアプリインストール広告とクリエイティブはすべて共通にした状態でAAC広告に加え、新たに入札乗数を活用したAAC広告の３キャンペーンを同時に配信しABテストを実施致しました。

・キャンペーンA：Advantage＋アプリインストール広告＋Bid Multiplier

　└（ターゲット層：自動最適化×女性×年齢18歳～35歳（APIを利用して入札調整））

・キャンペーンB：Advantage＋アプリインストール広告

　└（ターゲット層：自動最適化）

・キャンペーンC：手動アプリインストール広告

　└（ターゲット層：女性×年齢18歳～35歳）