企業のWeb担当者のおよそ8割がWeb制作会社に要望があると回答!どんなことを求めている?
制作会社との関係で課題になっていることとは?
多くの企業では自社のWebサイト(コーポレートサイトやホームページ、EC、採用、サービスなど)を運用していると思います。
中には専門の「Web制作会社」に依頼している企業もあるでしょう。
一般的に、Web制作会社の業務は、Webサイトの設計から開発、運用、保守などを行っていますが、具体的な業務内容はさまざまです。
Webサイトの制作だけでなく、依頼を受けた企業のマーケティングやブランディングに関する提案を行っているWeb制作会社も珍しくはありません。
では、実際に企業とWeb制作会社との間にはどのような関わりがあるのでしょうか?
上手な付き合い方ができている企業ではどのようなことを重視しているのか、一方、できていない企業はどのような点に不満を感じているのか。
今回、「ウェブでもっと楽しいリアルを創る」を実現するため、ウェブを活用した事業支援を行う株式会社ジャクスタポジション(https://www.juxtaposition.co.jp/service/consulting/)では、業務でWeb制作会社と関わる企業のWeb担当者を対象に、「Web制作会社との関係性」に関する調査を実施しました。
【調査概要】「Web制作会社との関係性」に関する調査
【調査期間】2023年9月27日(水)~2023年9月28日(木)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,002人
【調査対象】調査回答時に 業務でWeb制作会社と関わる担当者 と回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
Web制作会社と良い関係性を築くには「信頼」「話し合い」「相談」といったことが重要!
はじめに、制作会社とは上手に付き合えているかをうかがいました。
「制作会社とは上手な付き合いができていると思いますか?」と質問したところ、『ややそう思う(57.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『とてもそう思う(31.0%)』『あまりそうは思わない(10.8%)』『まったくそうは思わない(1.2%)』と続きました。
およそ9割の方が、制作会社と上手く付き合えていると回答しました。
では、上手な付き合いをするためにはどのようなことが必要なのかうかがってみましょう。
「上手な付き合いをするために必要だと思うものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『信頼できる制作会社を選ぶ(47.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『担当者だけでなく、自社側として社内の意見を一致させる(46.0%)』『制作会社と事業パートナーとして付き合う(信頼し、相談し合える関係性)(35.7%)』『話し合いを重ねる(こちらの要望を的確に伝える)(35.5%)』と続きました。
Web制作会社とは信頼関係が大切だと考える方が多いことがわかります。
また、自社内を含め、相談や話し合いでコミュニケーションを取ることが、上手な付き合いをするポイントのようです。
上手く付き合えていない原因は?自社とWeb制作会社、どちらにある?
ここまでの調査で、Web制作会社と上手く付き合うには信頼関係が重要であることがわかりました。
一方、上手に付き合えていないと回答した方にその原因をうかがいました。
「上手く付き合えていない原因は、自社/制作会社のどちら側にあると思いますか?」と質問したところ、『どちらとも言えない(どちらにも原因がある)(48.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『どちらかと言えば自社(28.3%)』『自社(10.0%)』『どちらかと言えば制作会社(8.3%)』『制作会社(5.0%)』と続きました。
制作会社と上手く付き合えていないと回答した方のうち、「どちらとも言えない(どちらにも原因がある)」を含めると86.7%の方が自社にも何らかの原因があると考えているようです。
そう考えるにはどのような理由があるのでしょうか。
■制作会社と上手に付き合えていない理由が、自社にも制作会社にもある理由とは?
・納期について急な変更があり、お互いのワークバランスを考えた付き合いができていない(20代/男性/北海道)
・コミュニケーションの齟齬はどちらにもあるから(30代/男性/東京都)
・なかなかいい提案も受けられないしこちらも課題を見つけられないから(40代/男性/埼玉県)
・仕様を詰めきれておらず後からの仕様変更でモメる事が多いが、双方に言い分があり纏めきれない(40代/男性/兵庫県)
これらの回答が寄せられました。
他にも、伝えたいことの意図やニュアンスが伝わっていないという回答もありました。
コミュニケーションが十分でないことにより、制作会社との間に意識のズレが生まれていると感じている方が多いようです。
Web制作会社との関係でネックとなるものとは?それが原因でトラブルも起きている?
ここまでの調査で、制作会社と上手く付き合えていない原因は双方にあると考える方が多いことがわかりました。
では、制作会社との関係でどのような部分がネックになっているのでしょうか。
「制作会社との関係においてネックになっている点はありますか?(複数選択可)」と質問したところ、『こちらからの指示(依頼)がないと動いてくれない(33.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『こちらの現状や課題について理解してくれない(25.7%)』『修正や改善の提案がない(24.8%)』『マーケティングやブランディングに関する提案がない(23.9%)』『担当者と円滑なコミュニケーションがとれない(18.4%)』と続きました。
制作会社が積極的に動いてくれないことや、自社に寄り添った提案が無いことがネックであるといったコミュニケーションコストの高さに課題感を持っている方が多いようです。
さらに「これまでに制作会社と何らかのトラブルはありましたか?」と質問したところ、『たまにある(44.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『ほとんどない(33.1%)』『よくある(14.3%)』『まったくない(8.0%)』と続きました。
先ほどの結果では9割が上手く付き合えていると回答した反面、およそ6割の方が、制作会社とトラブルになったことがあると回答しました。
具体的にはどのようなトラブルがあったのでしょうか。
■制作会社との間に起きたトラブルとは?
・情報交換が上手くいかず、業務にズレが生じた(30代/男性/福岡県)
・窓口の担当者は仕様を正しく理解しているが、現場の担当者が理解しておらず、仕様とは異なるものが出来上がった(40代/男性/山形県)
・言葉の解釈の違いなどで、こちらが思っている通りの作りになっていなかった(40代/男性/東京都)
・こちらの意図が読み取られておらず、出来上がったサイトがこちらのイメージと違ったり修正に追加費用が発生した(40代/男性/東京都)
これらの回答が寄せられました。
納品物が希望したものと異なっていたというトラブルが多いことがわかります。
Webサイトの制作過程において、発注者となる企業と受注者となるWebサイト制作会社の間で、課題や仕様に関するしっかりとした情報共有ができていることが、良い関係性を築き、満足度の高いWebサイト制作をするために重要であることがわかります。
これからの時代、Web制作会社に求められることとは?
先ほどの結果から、上手な付き合い方ができていると考える企業が多い反面、全体のおよそ6割の方が、制作会社とのトラブルを経験していたことがわかりました。
そこで、現在付き合っている制作会社に対して何か要望があるかうかがいました。
「現在付き合いのある制作会社に対して、“今後はこのようにして欲しい”といった要望はありますか?」と質問したところ、『ややある(57.5%)』と回答した方が最も多く、『とてもある(19.3%)』とあわせて、およそ8割の方が制作会社に要望があると回答しています。
では、具体的にどのような要望があるのかうかがってみました。
「具体的にどのようなことを求めますか?(上位2つまで選択可)」と質問したところ、『相談に親身にのってくれる(37.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『こちらの現状や課題を正しく理解し、ナビゲートしてくれる(36.6%)』『マーケティングやブランディングに関しても積極的に提案してくれる(33.0%)』『相互理解をゴールとした積極的なコミュニケーションをとってくれる(28.3%)』と続きました。
より高度な技術の習得や最新のトレンドといった情報よりも、能動的なコミュニケーションや積極的な提案などが求められている様子がうかがえる結果となりました。
最後に、制作会社の対応に感謝したエピソードを聞いてみました。
■実際に制作会社から受けた対応で、嬉しかったことや感謝したことがあれば教えてください
・同業他社のサイトを数例挙げながら、自社で改善すべき点やまた他社より良い点などを具体的に教えてくれ、大変参考になりました。(50代/女性/兵庫県)
・ 自社の枠組みを超えた提案・アドバイスをしてもらえた(30代/男性/広島県)
・こちらで切羽詰まって思い悩んでいるときにとても良い提案を差し出していただけました。涙が出るほど嬉しかった記憶があります(50代/男性/埼玉県)
これらの回答からも能動的なコミュニケーションや積極的な提案などが喜ばれる要素であることがうかがえます。
まとめ:Web制作会社からの積極的な提案を要望するクライアントが多数!
今回の調査で、Web制作会社との付き合い方に関する実態が明らかになりました。
およそ9割の企業のWeb担当者が、制作会社と上手く付き合えていると回答したものの、過去トラブルになった経験や、現在付き合いのある制作会社に対する要望も多い結果となりました。
多くの企業のWeb担当者からは、受け身ではなく主体的に提案や意見をくれるような制作会社が求められているようで、そういった行動が信頼に繋がる様子もうかがえますが、上手くいっていない方の回答を見ると、制作会社にすべての責任があるわけではなく、良い関係性を築き、満足できるWebサイトを制作するためにも、依頼する側の企業内でも意思・要望などを取りまとめ、Webサイトの方向性などをしっかりと示していく必要があるようです。
一方、Web制作会社にとっては、AIによるクリエイティブ制作の自動化、ノーコード・ローコードツールによるウェブサイト構築のコスト減を実現できる時代を迎え、「ウェブサイトを構築すること」や「幅広くより高度な専門スキル」だけではなく、依頼する企業側との円滑なコミュニケーションはもちろん、その要望を汲み取った、幅広い知識での提案を求められていると考えられます。
現状に満足せず、より一層課題解決の助力となるよう努めるべきだといえるでしょう。
ウェブサイトやシステムの構築・活用なら『ジャクスタポジション』
今回、「Web制作会社との関係性」に関する調査を実施した株式会社ジャクスタポジション(https://www.juxtaposition.co.jp/service/consulting/)では、「ウェブでもっと楽しいリアルを創る」を実現するため、ウェブを活用した事業支援を行っています。
ウェブサイト構築業務のほか、運営チームへの参画、ウェブ担当者の育成、制作会社との均衡役を行うことで、より良好な関係性の構築や、コミュニケーションをサポートする事業支援も実施しております。
■サポートできる内容
ウェブ/インターネットを利用した施策の検討・企画や、そのために必要となるウェブサイトやSNSなどのメディア選定、あるいはCMSやウェブサービスなどのツール選定、またそれらを御社さまが活用するための体制づくりまでもサポートが可能です。
✓ウェブマーケティング、販路拡大・拡大支援
ウェブ/インターネットにおけるマーケティング(市場開拓・醸成)を上手く実施していくためには、オウンドメディア・アーンドメディア・ペイドメディアを活用していくことが欠かせません。
それぞれのメリット・デメリット、そして相互作用の関係性を理解し、複合的に活用していくことが大切です。
弊社では、ウェブサイトの運営方法はもちろん、コンテンツ作成やSNSとの上手な付き合い方など、ウェブ/インターネットにおけるマーケティング施策全般をサポートさせていただきます。
✓ウェブサイト運営支援、運営チーム参画
御社のウェブ運営チームに専門家として参画、チーム内での企画立案・実行を支援し、ウェブサイトの運営が、御社事業活動に貢献できるプロジェクトとなるようサポートいたします。
自社事業をよく知るメンバーで構成されたウェブ運営チームだからできる、アウトソーシングにはできない、事業活動に直結したプロジェクトの進行・実施・管理をお手伝いをいたします。
✓ウェブ担当者・チームの育成
ウェブサイトを効果的に運営していくための専属担当者、あるいは社内ウェブチームを育成し、その後に自走できる仕組みづくりを支援いたします。
弊社では、ウェブ/インターネットの基本から、ウェブサイトやソーシャルメディアの活用方法、ウェブマーケティングなど、必要となる知識を広く習得できるセミナーなどを用意し、御社社内担当者の育成を支援いたします。
✓ウェブ制作会社との交渉・均衡
ウェブサイトを構築するにあたって制作会社から受けた提案内容が、自社の要望にあっているものなのか、あるいは複数社からの提案・見積もりを受けたけれど違いがわからず、どの提案を採用すべきか判断が難しい。
このような時、弊社が御社直属の専門家として、提案された内容や技術仕様の確認、あるいはプロジェクト進行管理を行うことで、そのプロジェクトに確信が持てるよう進めて行きます。
弊社が構築依頼を請けるものではなく、御社側のメンバーとしてプロジェクトをサポートいたします。
■2023年11月11日(土)14:20 - 14:50 当社代表西山のMTDDC登壇が決定
MTDDCは「Movable Type Developers & Designers Conference」の略で、Movable Typeを中心としたMovable Typeに携わる技術者やデザイナー向けのカンファレンスです。
Movable Type一色ではなく、Web全般についての各種のセッションも多数展開します。
「Movable Typeを使っていない」という方でも、Webに関係する方であれば、十分お楽しみいただける内容になっています。
登壇テーマ:はじめてのMovable Type 〜ゼロからの始め方・選び方〜
登壇日時:2023年 11月11日(土)14:20 - 14:50
イベント概要
イベント名:MTDDC Meetup TOKYO 2023
日時 :2023年 11月11日(土)13:00-
会場 :LINEヤフー株式会社(東京ガーデンテラス紀尾井町内)
参加費:一般3000円(早期割引:2000円)、学生:500円
定員 :300名程度
実施体制:実行委員長常盤 拓司(慶應義塾大学大学院政策メディア研究科 特任教授)
副実行委員長山田 寛(LINEヤフー株式会社テクノロジーグループ SIグループインフラ統括本部)
実行委員会有志
イベント詳細はこちら:https://mtddc2023.mt-tokyo.net/
株式会社ジャクスタポジション 代表取締役 西山泰史
1973年生まれ。2004年にジャクスタポジションを設立、2013年法人化。
2004年春にMovable Typeと出会い、ウェブサイト構築のプラットフォームとして採用し続ける。ウェブディレクターとして業務を行う傍ら、自身でもMTテンプレート実装を行う。
現在は、自社企画製品としてSKELETON CARTや、MTプラグインImageUploadUtility/DynamicPreviewなどをリリース(協力:カーリーブラケット社)している。
■ウェブメディアを活用した事業支援:https://www.juxtaposition.co.jp/service/consulting/
■株式会社ジャクスタポジション:https://www.juxtaposition.co.jp/
■お問い合わせ:https://www.juxtaposition.co.jp/inquiry/
■TEL:011-252-9652
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