緊急搬送時に救急隊へ病気の情報を的確に伝達するサービス『mioQR』を10/8にリリース。救急隊がQRコードを読み取ることで事前登録しておいた病歴や搬送先の情報を確認、適切な医療対応に役立てられます。
指定難病と共に生きる代表自らの経験が、サービス開始の原点。持病があっても安心できる生活を。
Commjuk(コミューク)(本社:東京都港区、代表:久米夢菜)は、2024年10月8日よりmioQR®︎(ミーオQR)サービスの提供を開始することをお知らせします。
このサービスの内容とご利用時の流れは以下の通りです。
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サービスを申し込んだ利用者はmioQRが手元に届いたら、自身の病気の情報を個人のWebページに登録しておきます。
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QRコードが印字されたmioQRを身分証などに付けて持ち歩きます。QRコードを読み取ると個人のWebページにアクセスできます。(個人のWebページに表示される情報は、救急隊と医師の方々へのヒアリングをもとに優先度が高い順に表示されます。)
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緊急時に利用者に意識がない場合でも、救急隊がQRコードを読み取ることで病歴や搬送先の情報を確認することがきるため、スムーズな搬送を支援します。
詳細は下記Webページにてご確認いただけます。
mioQR Webページ
サービスの目的と背景
mioQRは、自身も難病である代表の経験をもとに、救急搬送時に誰にでも起こりうる意思疎通の問題を解決するために作りました。
難病や持病を持つわたしたちは、ひとりでいるときや外出中に体調が悪化した際、「発作が起こって救急搬送される際、持病やかかりつけ病院の情報が伝えられなかったらどうなるのだろう?」という不安から、外出することが怖いことがあります。
実際私もそのように感じることがあり、家に篭りがちになっていた時期がありました。
具合が悪くなった際の対応は、救急車を呼んで終わりではありません。
到着した救急隊に必要な情報を伝え、適切な病院に搬送してもらい、処置を受けて心身ともに安心できた状態に落ち着くことができない限り、本人の不安と恐怖はどこまでも付き纏います。
そこで、mioQRを構想しました。
自分だけでなく、病気を持つみんなが不安を少しでも減らして暮らしていけるようにしたい。
そんな想いでmioQRのサービスを始めました。
mioQRのサービス内容
このサービスは、緊急時に伝えたい情報を事前にWebページに登録しておき、そのQRコードが印刷されたmioQRを身分証にセットしておくことで、具合が悪くてうまく話せない場合であっても本人に代わって救急隊へ情報を伝達することができます。
mioQRが必要になるシーン
具体的な利用シーンを、あなたが持病をもっていると仮定して、想像してみましょう。
持病があるあなたは外出中に体調が悪くなり、うずくまっていると、近くを通りかかった人が119番に電話をし、救急車を呼んでくれました。
救急隊員が駆けつけ、状態を確認し、最寄りの救急病院に受け入れ可否の電話をします。
その際に必要なものが『本人の情報』です。
名前、年齢、意識レベルの情報が最低限必要なのですが、持病がある方がこの3つの情報のみで搬送された場合、到着した病院では対処できないことがあります。
さらに難病がある場合は特殊な処置が必要となってくるため、搬送されたものの処置ができる科や先生がいないことで、別の病院へ搬送という事態も起こり得ます。
あなたが、早急な処置を必要とする病気を持っている場合、再搬送されている間に最悪の事態も想定されてしまうのです。
mioQRの使い方
身分証とセットで使うmioQR
個人毎の情報が登録されたWebページをもとに、それぞれQRコードが作成されます。
スマートフォンやフィーチャーフォンで読み取ることで、あらかじめ登録しておいた持病や、かかりつけ病院などの情報を参照できます。
救急隊が一番に探す、財布の中の身分証にセットしやすいデザインになっています。
ヘルプマークは多くの持病がある方々が持ち歩いています。
ただし、情報を十分に記載することができず、搬送の際に活用することは難しい状況です。
また、おくすり手帳を持ち歩くことで情報を伝えられる可能性はあります。
一方で、内容は服用している薬と病院の情報だけにとどまり、緊急時に参照するには情報量が多いため、搬送時に完全に適しているわけではありません。また、おくすり手帳自体がかさばるため、持ち運んでいる人が多くありません。
医療系のスマートフォン用アプリも存在していますが、本人に意識がない場合は端末のロック解除をすることができないため、アプリの情報を参照することは難しいといえます。
そこで、緊急搬送に最適な形で情報を持ち歩けるようにしたものが、mioQRです。
情報の登録
情報を登録する作業は簡単です。
Google Formに必要事項を入力して送信するだけです。
Webサイトやアプリでの操作が不要なため、慣れていない方でも利用できます。
QRコードを読み取った画面
救急隊がmioQRのQRコードを読み取ると、登録した情報が表示されます。
伝えるべき情報は、救急隊や医師へのヒアリングをもとにして設計されています。
また、利用に適した優先度順に並べているため、効果的に情報を連携することができます。
最上部の項目は自由記述欄とし、個人の病状に合わせた内容を記載することが可能です。
これで安心して外出できるようになります。
サービス料金
mioQRは、二つの料金プランをご用意しております。
ベーシックプラン
(mioQRのみ)
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初期費用980円
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月額490円
mioCardセットプラン
(mioQR + mioCard)
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初期費用1,960円
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月額490円
mioCardは、mioQRお申し込みの方が選択できるもう一つのオプションです。
登録内容をA4サイズにラミネートしたものになっており、玄関や冷蔵庫に貼っておくことで、在宅時に救急車を呼んだ際にも情報を伝えることがより容易となります。
10/8(火)より、以下のページから利用登録が可能になります。
本製品は特許出願中です
QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です
代表より
Commjuk代表 久米夢菜
2018年、私はクッシング病と診断されました。現在は寛解していますが、病状が急変した際に救急隊へ自分の状況を伝えられず、見た目には病気とわかりにくいことから、辛い経験をしました。
もう一つの大きな課題は社会復帰後の働き方でした。就職活動を行いましたが、『難病』と書いた履歴書は企業に受け入れられず、最終的に個人事業主としての道を選びました。難病患者は障がい者採用枠に該当せず、就職において非常に不利です。
このサービスを立ち上げたのは、私と同じ悩みを持つ方々が少しでも安心して生活を送ってほしいという願いと、そんな誰かの居場所になれたらという想いがきっかけです。
見た目に分かりにくい病気と共に懸命に生きている患者の存在を知ってもらい、社会に当たり前に参加できる世の中を目指す活動を続けていきます。
代表のInstagramはこちらから。
Commjukについて
『持病があっても、安心できる生活を』
私たちCommjuk(コミューク)は、「共同体」という意味のcommuneと、スウェーデン語で「やさしい、ほっとする」という意味のmjukを組み合わせた名称です。安心できるつながりを作りたいという想いを込めています。
mioQRを中心に、不安を抱えるみなさんを支えるための活動を行っています。
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