使用済み太陽光パネルを活用したオフサイトPPA事業の検討開始について
丸紅株式会社の連結子会社である丸紅新電力株式会社(本社:東京都千代田区、以下「丸紅新電力」)、丸紅新電力の資本提携先である株式会社サンヴィレッジ(本社:栃木県足利市、以下「サンヴィレッジ」)およびリクシア株式会社(本社:東京都千代田区、以下「リクシア」)は、使用済み太陽光パネル(以下「リユースパネル」)を活用した非FIT太陽光発電所のオフサイトPPA事業(*1)の共同検討(以下「本検討」)を開始しました。
日本国内ではFIT制度導入以降、急速に太陽光発電の導入が進む一方、太陽光パネルの使用寿命等を考慮すると2030年代半ばには年間50万から80万トンの使用済み太陽光パネルが排出されると予想され、日本政府ではリサイクルの法制度化に向けた動きを開始する等、将来の大量廃棄問題が懸念されています。
本検討では、この問題に対する先進的な取組を目指すものです。使用寿命を迎える前に自然災害やリパワリング等で排出されたまだ使用可能なリユースパネルをリクシアにて回収・検査を行い、サンヴィレッジがリユース発電所の開発・建設を行います。発電された電気は全量丸紅新電力に電力供給されます。この取り組みにより、新たな太陽光パネルの製造時に発生するCO2️の削減、産業廃棄物処分量の削減が可能となり、より環境へ配慮した太陽光発電事業が可能となります。
この3社は過去に1件リユースパネルを使った非FIT太陽光発電所のオフサイトPPA案件に取り組んでおりますが、本検討ではその経験を活かしてリユース発電所の大規模開発に向けて検討を行います。なお、本検討の中では、このモデルの市場拡大に向けて金融機関、発電事業者、保険会社、自治体等の多様なステークホルダーとの協業を推進していく方針です。
3社は、太陽光パネルの大量廃棄問題の解決策の1️つとして、環境負荷の低減と経済的メリットを両立させるリユースパネルPPAモデルを確立し、持続可能な太陽光発電市場の形成を目指します。
■本検討で想定するリユースPPAモデルのスキーム案
(*1)
太陽光発電事業者が設置した遠隔地の太陽光発電設備から送配電網を通して需要家へ再エネ電力を供給し、またはこれらの発電設備により発電した電気にかかる環境価値を需要家に供給するモデルのこと。
◇丸紅新電力株式会社について
名称 :丸紅新電力株式会社(丸紅株式会社の100%出資連結子会社)
設立日:2011年1月
代表者:代表取締役社長 須田 彰
所在地:東京都千代田区大手町一丁目4番2号 丸紅ビル
資本金:1億円
事業内容:電気の売買事業およびその代理、代行、仲介他
URL:https://denki.marubeni.co.jp/
◇株式会社サンヴィレッジについて
名称 :株式会社サンヴィレッジ(丸紅新電力株式会社の資本提携会社)
設立日:2014年2月
代表者:代表取締役 三村 挑嗣
所在地:栃木県足利市寺岡町351番地
資本金:1億円
事業内容:太陽光発電所の開発と再生可能エネルギー事業
URL:https://sunvillage-co-ltd.com/
◇リクシア株式会社について
名称:リクシア株式会社(丸紅株式会社の関連会社)
設立日:2023年4月
代表者:代表取締役社長 新井 信行
所在地:東京都千代田区大手町一丁目4番2号 丸紅ビル
資本金:4,000万円(資本準備金含む)
事業内容:中古太陽光発電設備・関連部材の買取、販売及び輸出入関連事業等
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