地域のクラフトビール作りをサポート。「みんなで作り、みんなで育てる」新たな“地域連携型”OEMモデルを提供開始

『東京都葛飾区』と『千葉県柏市』にて地域オリジナルクラフトビール企画のモデルケースを推進

GoodBeer&Friends株式会社

ブルワリー、飲食店、一般消費者がクラフトビールを通じて有機的につながる世界を目指すGoodBeer&Friends株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:金森 祐樹)は、“地域連携型”OEMモデルの提供を開始します。地域のクラフトビールを“地域でつくり、地域ではぐくむ”ことをテーマに、地域のらしさやストーリーを伝える商品の企画や販路開拓を支えます。モデルケースとして、『東京都葛飾区』と『千葉県柏市』にて地域オリジナルクラフトビール企画を推進します。

クラフトビールが抱える課題

1.地域全体の想いを商品に落とし込めない

クラフトビールは、ブルワリーや地域の飲食店や小売店などの事業者、そして住民の方々の想いを落とし込むポテンシャルを持っています。事実、作り手となるブルワリーの想いを体現した商品は全国に存在します。しかし、地域らしさやその地域ならではのストーリーなどを”総合的”につめこんだ商品作りは、難航しているケースが非常に多いです。

これは、地域を思う主役がいても、それを取りまとめるいわば「仕掛け人」的存在が不足していることが原因だと、私たちは考えています。ブルワリーや飲食店・小売店は自社の利益を守りながらプロジェクトに携わる必要があり、熱意を持った行政の方も数年立てば人事によって離れざるをえなくなってしまいます。継続的に、クラフトビールプロジェクトを本業として携わる主体はどの地域でもほとんど存在していません。

2.「地域のストーリーを伝える」という強みを活かせていない

クラフトビールは大麦だけでなく、小麦やコーン、米、フルーツなど、様々な原材料から創り出すことができます。そのため、あらゆる場所でその地域の特産品を活用でき、地域らしさを取り込みテロワール*を楽しめる商品を作ることが可能です。

また、「なぜクラフトビールを作ろうと思ったか」「クラフトビールを通じて、地域でどんな姿を実現したいか」など、作り手の想いがつまった商品も多数あります。しかし、そういったストーリーは、残念ながらあまり多くの方に共有されていません。

*ワインの文化から発生した言葉。製品の味わいや風味に大きく影響を与える、土地や風土などの特徴を指す

3.継続性がなく、たくさんの人に届かない

せっかくクラフトビールを開発しても、継続的に製造せず短い期間で販売終了となるケースがほとんどです。販路が開拓できず、生産量を確保できない。多く生産できないため、販路開拓に踏み切れない。このように問題がぐるぐると循環しており、結果的にクラフトビールのプロジェクトが早期に終了してしまうのです。

これまで、近隣の飲食店に卸したり、地域のイベント出展したりはするものの、それ以上の広がりを見せることなくひっそりと終わってしまう商品をいくつも目の当たりにしてきました。もちろん、当初から地域で消費することを目標としている場合は問題ありませんが、「多くの人に飲んでほしい」と願ってもそれが叶えられないというケースも多々あります。

GoodBeer&Friendsがご提供する解決策

私たちは、「地域から始めるクラフトビール」を作るため、仕掛け人としての役割を果たします。商品企画から販路拡大、ブランディングなどを一気通貫でサポートし、クラフトビールを「地域でつくり、地域ではぐくむ」ための環境作りを行います。

主役は、あくまでも作り手となるブルワリー、売り手となる飲食店や小売店、そして買い手である地域で暮らすみなさんです。私たちは、みなさんが力を発揮できる土壌を作り、出来上がった商品とそこに込められたストーリーを広くお届けするお手伝いをします。

具体的なサポート内容

  • 事業戦略立案
    地域の方と一緒に、事業戦略を立てます。クラフトビールを通じてどんな未来を作りたいかといった大きな絵を描くことから、商品開発にあたりどのような補助金を活用できるかといった実践的なテクニックまで、総合的にサポートします。

  • 「地域のクラフトビール」の企画提案
    地域の食材や風土を活かし、これまで育まれてきた文化を取り入れながら 地域ならではの『らしさ』を表現できるクラフトビールのコンセプトを提案します。

  • 販路の設計と開拓

    地域の飲食店や小売店、宿泊施設と連携し、日常/非日常の両面から販路を築くことで、クラフトビールを受け入れる地域の土壌を育てていきます。

  • ブルワリーとのマッチングおよび製造支援
    地域にブルワリーがなくても、全国のネットワークから地域に合ったブルワリーを選定・マッチングし、試作から納品まで一貫してプロジェクト全体を伴走します。

  • 販売支援とプロモーション設計
    売り手・飲み手の共感を生む、ストーリー性ある販促ツールを提供。さらに、SNSやメディア連携を通じて地域ブランドの発信と浸透を支援します。

“地域連携型”OEMのモデルケース

「葛飾のんべぇビール」プロジェクト(東京都葛飾区)

葛飾といえば、かつて街にはのんべぇがたくさんいました。江戸の粋を現代に引き継いだような、活気ある雰囲気を持っていたのです。しかし、現在では再開発や商店街の衰退などにより、街の色は消えつつあります。

一度ほとんど潰えてしまった文化を見直し、現代にフィットする形に再構築する。そんな思いを掲げて、葛飾区新小岩で居酒屋『トリサカバ ハイカラ』を営む大野 太陽さんが立ち上がりました。かつての葛飾らしさを表現するクラフトビールを作り、この町にのんべぇ文化を取り戻そうとしたのです。

葛飾にあるたくさんの飲食店を通じて、葛飾に暮らす人や葛飾を訪れた人にクラフトビールを楽しんでもらいます。また、街のお祭りやイベントにも出店し、メディア発信も行う予定です。葛飾とのんべぇのストーリーを広く伝え、「葛飾といえばのんべぇだね」と思ってもらえるよう、この街らしさを再構築する挑戦の真っ只中です。

<大野 太陽さんのコメント>

私は8歳からずっと、葛飾の街で育ち、この街に育てられてきました。葛飾は人情の街。まだ若くお金がなかったころ、母の行きつけの小料理屋さんで、「出世払いで良いよ!」と女将にご飯を食べさせてもらった思い出もあります。

その店は無くなってしまいましたが、縁あって跡地で居酒屋を出店させていただき、はや10年。やっとこの街に恩返しをする時が来ました。

このプロジェクトをきっかけに、地域の方々を巻き込み、この街を飲食店からもっともっと盛り上げられるように尽力して参ります。

『トリサカバ ハイカラ』(葛飾区新小岩)店主:大野 太陽さん

「まるかし」プロジェクト(千葉県柏市)

柏は、駅前の繁華街と昔ながらの町並みの両方がミックスされた地域です。市内には代々柏で生活してきた方や、結婚や出産を機に他の街からやってきた方、海外からの移民の方など様々な人々が暮らしています。

多様性のある街で、クラフトビールを通して人と人とのつながりを育てたい。そんな思いから、柏市の飲食店『アジアンダイニング LUMBINI』の創業者である佐々木 麻子さんが立ち上がり、地域のクラフトビールブランドをつくるプロジェクトが始動しました。

地元の神社で行われる小さなお祭りや、市内の飲食店での提供から始め、柏の暮らしに溶け込むビールを届けていきます。売上の一部を地域に還元する仕組みを構築し、ビールを飲むだけでこの街で暮らす様々な方をサポートできる環境を整えていく予定です。

<佐々木 麻子さんのコメント>

柏にて、外国人スタッフと共にアジアンダイニングを30年運営してまいりました。柏はもともと事業者同士のつながりが活発な街です。「地域のみんなで何か盛り上げたい!」という想いを持った人も多く、飲食店やブルワリーが自発的に企画したイベントもいくつかあります。

私は、コロナ禍にクラウドファンディングを立ち上げ、「あすチケ柏」を開始。飲食店の未来の食事券を購入するプロジェクトで、柏市の後援も得てたくさんの方々のご支援を賜りました。この出来事により、事業者・行政・消費者のみなさんが、地方創生に対して高い気概を持っていると感じました。

次に柏の地で実現したいことが、クラフトビール作りです。ゆくゆくは「柏から世界へ」という未来も見据えて、柏の皆様の誇りとなるような製品を作り上げていきます。

『アジアンダイニング LUMBINI』(千葉県柏市)創業者:佐々木麻子さん

GoodBeer&Friendsが描く未来

今後の展開と計画

まずは、葛飾や柏以外の地域でも“地域連携型”OEMの取り組みを広げていきます。その中で注力するのが、自治体や地域の飲食店・小売店と、ブルワリーとの連携拡大です。主役となるプレイヤーがけん引し、地域の方を巻き込んだプロジェクトを、私たちがサポートする。そんな座組を、全国的に広げていきます。

また、メディアとの連携も強化します。北海道の街で生まれたクラフトビールを、沖縄の村で暮らす方も知っている。東京の方が、離島ではぐくまれたクラフトビールに興味を持つ。そんな日常を作るため、地域のストーリーを発信し、全国的な広がりを持たせていく予定です。

その足がかりとして、『恵比寿』にタップルームをオープンしました。ここでは全国のクラフトビールが飲めるだけでなく、OEM事例の紹介や、企画から販売までのあらゆるプロセスに関する相談も承っています。地域でクラフトビールを作りたい方のヒントとなる出会いや情報をご用意しておりますので、ぜひお気軽にお越しください。

【タップルーム店舗情報】

  • 営業日:毎週月曜日 12:00〜17:00

  • 来店対象:地域関係者、地域事業者、クラフトビール業界関係者、飲食業界関係者、投資家、メディア関係者など

  • アクセス:『CAFE’S LIFE TOKYO』東京都渋谷区恵比寿南1丁目12-5 恵比寿ark 3階 ※恵比寿駅西口より徒歩2分

  • 来店方法:以下の公式LINEを追加いただき、メッセージにて来店希望日時をお送りください
    https://lin.ee/YsZWQvr

私たちが信じる、クラフトビールのポテンシャル

クラフトビールの魅力は、多様性と普遍性を併せ持っていることです。原材料は多岐にわたり、あらゆるものをベースとしてクラフトビールを作ることができます。そして、ビールという飲み物は世界中のあちこちの、様々なシーンで飲まれています。

これだけのポテンシャルを完全に引き出したクラフトビールは、日本にどれだけあるのか。まだまだ、萌芽期にあると言えるのではないでしょうか。だからこそ、主役となる地域の方をサポートし、その地域らしい商品を作り上げ、全国に広められるよう、全力でサポートします。

多様な社会課題の陰で開発という名のもとに消失する文化を取り戻す

再開発や過疎化、災害など、地域に根付いた文化は様々な要因により消失しています。どこにいっても同じ町並みが広がり、似たようなチェーン店が立ち並び、同じメニューが提供される。それは便利であるのと同時に、文化の消失に他なりません。

私たちは、クラフトビールを通じてその地域に脈々と受け継がれてきた文化を再構築します。全国すべての市区町村で、「この街と言えば、これだよね」というイメージが湧くとしたら。そんな日本の姿に、わくわくしませんか?

これから地域を盛り上げたい方、クラフトビール作りに興味がある方は、ぜひ私たちと一緒に「みんなで作り、みんなで育てる」地域のプロジェクトを始めましょう。

「GoodBeer&Friends株式会社」の会社概要

社名:GoodBeer&Friends株式会社

本社所在地:東京都品川区西五反田6丁目25番2号

代表取締役:金森 祐樹

設立:2025年3月5日

HP:https://goodbeerfriends.jp/

【本件に関するお問い合わせ】

Email:contact@goodbeerfriends.jp

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会社概要

GoodBeer&Friends株式会社

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URL
https://goodbeerfriends.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都品川区西五反田6丁目25番2号
電話番号
-
代表者名
金森祐樹
上場
未上場
資本金
200万円
設立
2025年03月