株式会社エスポアとSigenergy Japan株式会社による80MWh蓄電池プロジェクトの包括基本合意書を締結

株式会社エスポアとSigenergy Japan株式会社、80MWh蓄電池プロジェクトによる新たな挑戦。

株式会社エスポア（本社：東京都渋谷区南平台町15-1、代表取締役：鈴木魁太）は、Sigenergy Japan株式会社との間で80MWh蓄電池プロジェクトの包括基本合意を11月13日に締結することを発表しました。この提携は、蓄電池関連事業の拡大を達成するためのもので、80MWh蓄電池プロジェクトを通じて新たな市場の創出を目指します。

基本合意に至った背景

当社は、再生可能エネルギーおよび蓄電池関連事業の拡大を重点戦略の一つとして推進しております。このたび、蓄電システム、太陽光インバータ、EV充電器等を提供するSigenergy Japan株式会社との間で、日本国内における系統用蓄電池事業を中心とした協業体制の構築を目的に、包括基本合意書を締結いたしました。

基本合意の内容

Sigenergy Japan株式会社は、蓄電システム、太陽光インバータ、EV充電器等を主軸に事業を展開しており、スタッカブル分散型 光＋蓄電一体機ソリューションのサプライヤーとして世界シェア1位、世界初の実用化型 一体化V2Xソリューション提供をするなど、国内外において高い評価を得ております。

この度は、両社の戦略的パートナーシップを形成するため、以下の内容で締結致しました。

・双方は、2026年12月31日までに、少なくとも80MWh（蓄電池発電所約10箇所分）の蓄電池製品の販売・設置を目標として協業を推進する。

 

・Sigenergy Japan株式会社は、当社が開発・推進する少なくとも80MWhの蓄電池発電所案件（当社販売見込金額65億円相当）に対し、投資家の紹介斡旋や販売斡旋を行う。

 

・双方は、Sigenergy社製のエネルギー貯蔵システム、太陽光インバータ、EV充電器等を活用し、日本国内外における製品販売およびサービスネットワーク構築について協力する。

 

 ・現在当社が開発を進めている案件を含む10件のプロジェクトについて協業する。

提携先企業概要

会社名	Sigenergy Japan株式会社
所在地	東京都中央区入船一丁目9番8号7階
代表者名	張　金林
設立年月	2024年9月19日

提携の効果・期待される成果

1．蓄電池事業の競争力強化とラインアップの大幅拡充

Sigenergy社が持つ最新のパワーエレクトロニクス技術・AI制御技術を採用した蓄電システムを取り扱うことで、エスポアはこれまで以上に高効率・高信頼の蓄電池製品を提供できるようになります。

2．80MWh規模の共同販売目標による市場浸透の加速

2026年末までに 80MWh以上の蓄電池を市場に供給する明確な目標を双方が共有しています。

これにより、エスポアは案件開発力と販売チャネルを活かしながら、Sigenergy社は製品供給と技術面の強みを提供し、市場浸透を加速させるシナジーが生まれます。

さらに複数の系統用案件への共同展開により、プロジェクトごとにスケールメリットを得ながら効率的な導入が可能となります。

3．投資家紹介支援による案件成立確度の向上

Sigenergy社からの投資家紹介や販売サポートにより、エスポアが国内で推進する複数の蓄電池発電所プロジェクトの事業化スピードが向上します。

特に以下の効果が期待されます。

•開発済・開発中案件の販売力強化

•投資家ネットワーク拡大

•プロジェクトの早期収益化

•案件規模の大型化

これによりエスポアの蓄電池事業ポートフォリオが一段と強固なものになります。

4．再生可能エネルギーの安定供給と脱炭素への貢献

蓄電池は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの有効活用に不可欠です。

本提携により、

•電力ピークシフト

•系統安定化

•カーボンニュートラルの推進

•地域分散型エネルギーインフラの構築

などに寄与し、より持続可能なエネルギー社会の実現に近づきます。

エスポアは「エネルギーをデザインする企業」として、環境価値と経済価値の両立をさらに加速してまいります。

提携の今後の展開

本提携を通じて、エスポアは全国で展開予定の複数の蓄電池発電所プロジェクトを中心に、

クリーンエネルギーの安定供給と電力インフラの分散化に貢献してまいります。

当社は引き続き、再生可能エネルギー×蓄電池×デジタル技術の融合を軸に、地域社会と産業の両面で新たな価値を創出していくことを目指します。