「漱アーカイブ」公開/坂口安吾 未収録短篇『盗まれた一萬円』初の書籍化
文豪稀少作品発見サイト「漱アーカイブ」公開。同出版レーベル「漱文庫」より、坂口安吾 未収録短篇『盗まれた一萬円』を神奈川近代文学館にて限定販売開始。
株式会社深水社(本社:東京都中央区、代表取締役:深谷冬青)は、全国各地に眠る文豪の未書籍化・未収録作品を調査・編集し、後世へ継承する取り組みとして、文豪稀少作品発見サイト「漱アーカイブ」(https://sou-archive.jp/)を公開いたしました。
また、当サイトと連動する文豪稀少作品出版レーベル「漱文庫」より、第一弾として坂口安吾の未書籍化・全集未収録作『盗まれた一萬円』を初めて書籍化し、2025年11月12日より神奈川近代文学館「没後70年記念 坂口安吾展」にて会場限定販売を開始いたしました。

■文豪稀少作品発見サイト「漱アーカイブ」
近代文学研究においては、書籍化されず全集にも収録されていない稀少な作品が、いまなお全国に眠っています。
しかし近年の出版環境では、これらの作品が発表される機会は限られ、適切な保存・公開がなされていない状況が続いています。
漱アーカイブでは、
・稀少作品の申請受付
・調査・編集・データ化
・保存・公開
・書籍化
までを一貫して行います。
発見・調査した作品はデータ化して公開し、順次書籍化することで、文化的価値の高い作品群を確実に後世へ継承します。
また、文学作品を地域の文化資源として活用し、文学の力による地域活性化にも寄与することを目指しています。
本サービスの公開にあたり、近代文学研究の第一人者である、早稲田大学名誉教授・中島国彦氏より推薦文をいただいております。
(推薦文はこちら:https://sou-archive.jp/recommend/)
なお、会員ページにつきましては現在準備中で、近日中にリリースを予定しております。
■文豪稀少作品出版レーベル「漱文庫」
・坂口安吾『盗まれた一萬円』書籍版を発売
漱文庫は、漱アーカイブで公開された作品を、作家ゆかりの地からのご依頼や周年事業等に合わせて書籍化してお届けする出版レーベルです。
第一弾として、2022年に発見された未書籍化・全集未収録の幻の作品、坂口安吾『盗まれた一萬円』を刊行いたしました。

坂口安吾『盗まれた一萬円』
1933年、幻の新聞に書かれた安吾26歳の‟探偵小説”。
【収録作品】
盗まれた一萬円[全集未収録]|ふるさとに寄する讃歌|黒谷村|逃げたい心
解説:大原祐治(実践女子大学教授)
【書誌情報】
定価:5,995円(本体5,450円)
発行:2025年10月20日
ISBN:978-4-911556-00-9
四六判/上製本/136ページ
本書は、2025年11月12日より開催中の神奈川近代文学館 特別展「没後70年 坂口安吾展 あちらこちら命がけ」(会期:2025年10月4日~11月30日)にて、会場限定で販売しています。
会場限定特別価格:税込5,000円
ぜひこの貴重な機会に神奈川近代文学館へお越しいただき、書籍をご覧ください。
(神奈川近代文学館 公式サイト:https://www.kanabun.or.jp/)
■今後の展開
深水社では、文学研究者・自治体・文学館などと連携しながら、全国に眠る文豪の未収録・未書籍化作品の発見、適切な保存、データ化、書籍化を今後も継続的に進めてまいります。
また、作家ゆかりの地の自治体や地元書店などと連携し、文学をきっかけとした町おこしや地域文化の魅力発信にも積極的に取り組んでまいります。
■会社概要
会社名:株式会社深水社(Shinsuisha Corp.)
所在地:東京都中央区日本橋3-2-14
代表者:代表取締役 深谷冬青
URL:https://www.shinsuisha.co.jp/
事業内容
・会員制サイト「漱アーカイブ」の運営
・出版レーベル「漱文庫」の書籍出版・販売
■本件に関するお問い合わせ先
漱アーカイブお問い合わせ窓口(広報担当:深谷)
Email:contact@sou-archive.jp
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