魚離れが進む日本で、かつての「未利用魚」を次世代へ。豊橋の水産加工会社と昭和女子大学学生が「メヒカリ」の新商品開発を始動

出会いから10年。未来の“食の担い手”と考える、若い世代が魚を食べたくなる商品づくり

有限会社 まんてん.

有限会社まんてん.(本社:愛知県豊橋市)は、昭和女子大学の学生6名とともに、愛知県蒲郡市などで水揚げされる深海魚「メヒカリ」をテーマとした新商品開発プロジェクトを進めています。

日本では、食生活やライフスタイルの変化などを背景に「魚離れ」が続いています。

まんてん.はこれまで、地元・愛知県蒲郡産のメヒカリやニギスなどの水産加工を手掛けるだけでなく、学校や大学などで、魚や水産業を次世代へ伝える食育活動にも取り組んできました。

昭和女子大学との出会いは2016年。

大学での講義を続けて10年という節目を迎える2026年、これまでの「魚について学ぶ」取り組みからさらに一歩踏み込み、学生自身が魚の未来について考え、商品をつくるプロジェクトへと発展しました。

2026年春に6名の学生による「メヒカリプロジェクトチーム」が発足。9月からは学生たちが主体となり、毎週時間を設けながら商品開発を進めています。

「30年後、魚たちはどうなる?」魚を売るだけではなく、魚の未来を伝える

日本は海に囲まれ、多彩な魚食文化を育んできました。

一方で、魚介類の消費量は長期的に減少しています。

まんてん.では、以前からこの状況を「進む魚離れ」と捉え、魚を加工して販売するだけではなく、海や漁業、水産加工業が抱える課題を次世代に伝える活動を行ってきました。

昭和女子大学で行ってきた講義でも、

「30年後、魚たちはどうなる?」

という問いを学生たちに投げかけ、海の現状や漁業、水産加工業、深海底引網漁、未利用魚などについて伝えてきました。

魚を「食べる」ことだけではなく、その魚がどこから来て、誰が獲り、誰が加工し、どのように食卓まで届いているのか。

そして、その魚を30年後も食べ続けるためには何が必要なのか。

まんてん.では、こうした背景まで知ってもらうことが、これからの魚食文化を守ることにつながると考えています。

20年前は「未利用魚」だったメヒカリ

今回の商品開発の主役となる「メヒカリ」は、正式名称をアオメエソといい、水深200~400mほどの海域に生息する深海魚です。

愛知県蒲郡市では年間約400トンが水揚げされており、地域を代表する水産資源のひとつとなっています。

しかし、メヒカリも約20年前までは、その小ささや市場価値の低さなどから「未利用魚」として扱われていました。

価値が十分に知られていない魚を加工し、おいしさや特徴を伝え、新たな価値をつくる。

水産加工業者には、魚を加工するだけではなく、これまで価値を見いだされていなかった水産資源と消費者をつなぐ役割もあります。

まんてん.では、メヒカリをはじめとした地域の魚に付加価値をつけ、その魅力を伝える取り組みを続けています。

きっかけは2016年。ひとつの企業ブースから始まった10年間

まんてん.と昭和女子大学との出会いは、2016年8月28日・29日に名古屋学芸大学で開催された日本調理科学会でした。

まんてん.が企業ブースを出展していたところ、当時の昭和女子大学の教授が足を止め、メヒカリに興味を持ったことが最初のきっかけです。

そこでまんてん.から、

「ぜひ学生の皆さんにメヒカリについてお話をさせてください」

と提案。

そのわずか2か月後となる同年10月には、昭和女子大学の管理栄養学科で、メヒカリについて講義する機会が実現しました。

以来、コロナ禍を挟みながらも交流を継続。

そして2025年の講義終了後、大学側から「学生と一緒に新商品開発ができませんか?」という相談が寄せられたことをきっかけに、新しいプロジェクトが動き始めました。

偶然の出会いから始まった関係は、2026年で10年。

これまで「企業から学生へ伝える」ことを中心としてきた取り組みが、「企業と学生が一緒につくる」取り組みへと進化します。

いきなり商品を考えない。まずは「なぜ魚を伝えるのか」を知ることから

2026年春、6名の学生による「メヒカリプロジェクトチーム」が発足しました。

プロジェクトで最初に行ったのは、商品のアイデアを考えることではありません。

まずは実際にメヒカリを試食し、

「メヒカリとはどんな魚なのか」

を知ることからスタートしました。

さらに、まんてん.が学生たちに伝えたのは魚の特徴だけではありません。

「なぜ、私たちはメヒカリを伝えることを大切にしているのか」

「なぜ、水産加工会社が食育に取り組んでいるのか」

魚を取り巻く環境や水産業が抱える課題、そして、まんてん.がこれまで活動を続けてきた背景や想いについても学生たちに伝えました。

その上で2026年9月からは、学生たち自身が毎週時間を設け、商品開発に向けた活動を本格化させています。

「魚を食べない世代」が考える、魚を食べたくなる商品とは

今回の商品開発で大切にしているのは、企業側から「こんな商品をつくってほしい」と答えを与えることではありません。

これからの食文化を担う若い世代自身が、

「同世代に魚を食べてもらうためにはどうすればいいのか」

「メヒカリの魅力をどうすれば伝えられるのか」

「どんな商品なら手に取ってもらえるのか」

を考えることです。

管理栄養学を学ぶ学生たちならではの視点と、水産加工の現場で地域の魚と向き合ってきたまんてん.の知見を掛け合わせながら、新しいメヒカリ商品の開発を目指します。

未利用魚を「魅了魚」に。高校生との商品開発、廃棄部位の活用にも挑戦

まんてん.ではこれまでも、地域の水産資源に新しい価値を生み出す取り組みを行ってきました。

2024年には愛知県立三谷水産高等学校とともに、未利用魚である「ギス」を使った缶詰を共同開発。

また、メヒカリの唐揚げを製造する際に廃棄されていた頭や内臓を活用した「メヒカリ魚醤」の開発にも取り組んできました。

「未利用魚を魅了魚に」。

これまで価値を十分に見いだされていなかった魚や、廃棄されていた水産資源にも、新しいアイデアや加工技術を加えることで価値を生み出すことができます。

今回の昭和女子大学とのプロジェクトも、その延長線上にあります。

魚を獲る人、加工する人、食べる人。そして、これからの食を担う若い世代。

それぞれが魚について考え、つながっていくことで、地域の魚食文化を次の世代へつないでいくことを目指します。

10年間の「食育」から、次の10年へ

2016年、ひとつの学会の企業ブースから始まった昭和女子大学との交流。

そこから10年間、まんてん.は学生たちにメヒカリや魚食文化、水産業について伝えてきました。

そして10年目となる2026年、学生たちは「教えてもらう側」から、自ら魚の未来を考え、新しい価値を生み出す側へと一歩踏み出します。

商品開発をゴールにするのではなく、この取り組みをきっかけに、一人でも多くの若い世代が魚や海、水産業に関心を持つこと。

そして、地域で獲れる魚のおいしさや、その背景にある文化を次の世代へつないでいくこと。

まんてん.はこれからも「食」を通じて、地域の水産資源と次世代をつなぐ取り組みを続けていきます。

有限会社まんてん.について

有限会社まんてん.は、愛知県豊橋市に本社を置く水産加工会社です。愛知県蒲郡産のメヒカリやニギスを中心とした水産加工・商品開発を手がけています。

「魚のおいしさや価値を、次の世代へつなぐ」ことを大切に、未利用魚の商品化や水産加工で生じる未利用部位の活用、学校・大学での食育など、魚を加工して届けるだけにとどまらない活動にも取り組んでいます。

地域の水産資源に新たな価値を生み出し、魚食文化を未来へつないでいくことを目指しています。

【会社概要】

会社名:有限会社まんてん.

所在地:〒441-8077 愛知県豊橋市神野新田町字ヲノ割40-1

代表者:代表取締役 黒田 孝弘

事業内容:メヒカリ・ニギスを中心とした深海魚の加工食品製造・卸販売ほか

TEL :0532-33-2461

公式サイト:https://manten-ff.com/

通販サイト:https://mehikarikun.com/

Instagram:https://www.instagram.com/manten.mehikarikun/?hl=ja

本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ先

「まんてん.」PR事務局 担当:種田(s.oida@tasuki-inc.com/ 070-3865-0019)

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
食品・お菓子農林・水産
関連リンク
https://manten-ff.com/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

有限会社 まんてん.

1フォロワー

RSS
URL
https://manten-ff.com/index.html
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
愛知県豊橋市神野新田町字ヲノ割40-1
電話番号
0532-33-2461
代表者名
黒田 孝弘
上場
未上場
資本金
-
設立
2004年08月