医師が今後の発売を期待しているバイオシミラーは、 「血液凝固第Ⅸ因子」 「抗VEGF抗体」「GLP-1アナログ」

【医師2,041名回答】バイオシミラーの処方意向に関する調査

ヘルスケアリサーチ専門企業の株式会社エポカマーケティング(本社:大阪市西区江戸堀、代表取締役:渡海秀介、http://www.epoca.co.jp)は、全国の医師を対象に「バイオシミラーの処方意向に関する調査」を実施しました。
・調査テーマ  :バイオシミラーの処方意向に関する調査
・調査エリア  :全国
・調査手法   :インターネット調査
・調査実施期間 :2015年10月6日~10月23日
・有効回答数  :医師 2,041サンプル

 

 

【調査背景】

 2015年8月に国内で5剤目となる「インスリングラルギンBS」が発売され、ヘルスケア業界では大きな話題となりました。国内でのバイオシミラーは、2009年9月の「ソマトロピンBS」が最初で、そこから約6年が経過しています。今後、多くのバイオ医薬品が特許切れを迎え、現在も数多くの製薬会社で様々な領域のバイオシミラーの開発が進められています。バイオシミラーは、今後さらに市場規模を拡大していくことが予測されます。
 今回、エポカマーケティングは、臨床現場の医師が現在発売されている5剤のバイオシミラーをどのように考え処方しているか、また今後どのような領域のバイオシミラーが発売されることを期待しているかを把握するため、本調査を実施しました。

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【調査結果】
■最も多くの医師が処方しているバイオ医薬品では、
 「インスリン」「エリスロポエチン」「G-CSF」が上位
■各薬剤群のバイオ医薬品を処方することがある医師の
 33~53%が日常診療でバイオシミラーを使用することがある
■医師が今後の発売を期待しているバイオシミラーでは、
 「血液凝固第Ⅸ因子」 「抗VEGF抗体」「GLP-1アナログ」が上位
■医師のバイオシミラーの印象では、
 「先行品と比較して薬価が安い」「患者負担を軽減できる」
 「後発品発売メーカーの信頼性によって処方意向は変わる」が上位

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■最も多くの医師が処方しているバイオ医薬品では、「インスリン」「エリスロポエチン」「G-CSF」が上位
  • バイオ医薬品の処方状況では、「インスリン」44%、「エリスロポエチン」32%、「G-CSF」24%が上位となった。
  • また、医師の23%がいずれのバイオ医薬品も処方していない。
【図1】バイオ医薬品を処方する医師の割合 全体 n=2,041
Q. 現在、先生が日常診療で処方しているバイオ医薬品 ( バイオテクノロジー応用医薬品 ) として当てはまるものを全てお知らせください。(複数回答)

 

■各薬剤群のバイオ医薬品を処方することがある医師の33~53%が日常診療でバイオシミラーを使用することがある

  • バイオシミラーの処方状況では、「フィルグラスチムBS注」53%、「ソマトロピンBS皮下注」47%、「インスリングラルギンBS注」46%が上位となった。

【図2】バイオシミラーを処方する医師の割合
Q. 現在、先生が日常診療で処方する事があるバイオシミラー ( バイオ後発品 )として当てはまるものを全てお知らせください。(複数回答)



■医師が今後の発売を期待しているバイオシミラーでは、「血液凝固第Ⅸ因子」 「抗VEGF抗体」「GLP-1アナログ」が上位

  • 今後バイオシミラーが発売された場合の処方意向では、「血液凝固第Ⅸ因子」「抗VEGF抗体」「GLP-1アナログ」「抗PD-1抗体」「ナトリウム利尿ペプチド」などが上位となった。

【図3】バイオシミラーが発売された場合の処方意向
Q. 仮に先生が処方されているバイオ医薬品にバイオシミラー ( バイオ後発品 ) が発売された時、処方したいとお考えになるお気持ちはどの程度ありますか。先生のお気持ちに最も近いものをそれぞれお知らせください。
( 各項目別に「7:非常に処方したい」~「1:全く処方したくない」の7段階評価 )

 

■医師のバイオシミラーの印象は、「先行品と比較して薬価が安い」「患者負担を軽減できる」「後発品発売メーカーの信頼性によって処方意向は変わる」が上位

  • バイオシミラーの印象では、「先行品と比較して薬価が安い」 66%、「患者負担を軽減できる」 56%「後発品発売メーカーの信頼性によって処方意向は変わる」52% が上位となった。
  • 一方、ネガティブな点として、「安全性が先行品と同等であることに懐疑的」41%、「有効性が先行品と同等であることに懐疑的」39%、なども高い。

【図4】医師のバイオシミラーに対する意識
Q. 現時点でのバイオシミラー ( バイオ後発品 ) に関して、先生のお気持ちに当てはまるものを全てお知らせください。(複数回答)

 

【図5】回答医師の所属診療科

 


【調査結果PDF】
http://epoca.co.jp/survey/result/27001/survey_result_20151203.pdf


【調査概要】

調査テーマ バイオシミラーの処方意向に関する調査
調査エリア 全国
調査手法 インターネット調査
調査実施期間 2015年10月6日~10月23日
有効回答数 医師 2,041サンプル
事業内容 ヘルスケア領域専門の市場調査

 

【会社概要】

会社名 株式会社エポカマーケティング
所在地 〒550-0002 大阪市西区江戸堀1丁目25番13号KS大阪江戸堀ビル7F
代表取締役社長 渡海 秀介
事業内容 ヘルスケア領域専門の市場調査


本資料のデータやテキストを使用・掲載される際には、必ず下記の出典を明記してください。

                                              エポカマーケティング調べ



 

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URL
http://www.epoca.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市西区江戸堀1-25-13 江戸堀大沼ビル7F
電話番号
06-6445-0363
代表者名
渡海 秀介
上場
未上場
資本金
-
設立
1994年09月