iPS細胞による創薬革命を実現するタイムセラ株式会社iPSアカデミアジャパン株式会社との京都大学特許ライセンス契約締結のお知らせ
タイムセラ株式会社(以下「タイムセラ」)は、iPSアカデミアジャパン株式会社(本社:京都市左京区、以下「iPS-AJ」)との間で、iPS-AJが京都大学より実施権を許諾されているアルハイマー病の予防及び治療剤に関する特許(以下、「本特許」)に関し、全世界における開発、製造、販売等に関する独占的通常実施権を許諾する契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
契約に関わる技術内容について
本特許は、京都大学が出願した特許であり、京都大学iPS細胞研究所で開発された技術をもとに、薬剤スクリーニングを実施し発見された化合物に関わるもので、アルツハイマー病に対する治療効果があります。 具体的には、患者iPS細胞(注1)から分化誘導した大脳皮質神経細胞を用いてアルツハイマー病の病原物質であるアミロイドベータ蛋白(Aβ)に注目したスクリーニング法を構築し、これを用いてAβ産出を減少させる化合物を探索し、治療薬として有望な化合物を出願しました。タイムセラでは、この化合物の製造販売承認申請に向けた薬剤開発を行ってまいります。これにより、iPS創薬(注2)の特長である、①精密な薬剤応答性、②正確な対象患者層別化、③至適な薬価追求、を実現し、難治性神経疾患の患者さんに対する根本治療薬の提供を目指します。
<タイムセラ株式会社について>
タイムセラ(代表取締役:渡邉敏文、所在地:京都市左京区)は、「創薬革命で人の命を紡ぐ時の治療を提供する。」を経営理念に掲げ、2019年6月27日に設立されました。患者iPS細胞を用いた難病創薬の研究成果を活用し、精密な薬剤有効性、正確な対象患者層別化、至適な薬価追及を行う“iPS創薬:dish to bedside”という創薬革命により、その成果を社会に還元したいと考えています。これを通じて、“難病の制圧”という夢を社会と共有するとともに、会社の持続的な成長を志し、人の命を紡ぐ“時(Time)”を “治療する(Therapeutics)”ことを目指します。
代表取締役社長 渡邉敏文:ダルハウジー大学大学院卒(カナダ、Ph.D.)。名古屋大学環境医学研究所助手、ロンドン大学医学部研究員、武田薬品工業(株)生物研究所主席研究員、武田研究投資(株)(米国)代表取締役社長、武田薬品工業(株)国際本部、ノバルティスファーマ(株)執行役員本部長を経て2014年12月からオフィス デ・バル代表。2019年6月27日からタイムセラ(株)代表取締役社長。
タイムセラ株式会社ホームページ: https://timethera.com/
<iPSアカデミアジャパン株式会社について>
iPS-AJ(代表取締役社長:白橋光臣、所在地:京都市左京区)は、京都大学の山中伸弥博士らの研究成果であるiPS細胞に関する発明を広く世の中に普及する為に、2008年6月京都大学によって設立された後、2016年には承認TLOとなりました。京都大学などのiPS細胞に関する研究開発成果を着実にかつ迅速に社会に還元することで人類の幸福、健康、福祉に貢献することを目指しています。
(注1)患者iPS細胞とは:患者様から同意を得て取得した細胞をもちいて、京都大学の山中伸弥博士が見出された方法で作製したiPS細胞をいいます。
(注 2)iPS創薬とは:患者iPS細胞を用いた研究開発により、精密な薬剤有効性検出、正確な対象患者層別化、至適な薬価追及、を実現する疾患治療薬剤の研究方法をいいます。
本特許は、京都大学が出願した特許であり、京都大学iPS細胞研究所で開発された技術をもとに、薬剤スクリーニングを実施し発見された化合物に関わるもので、アルツハイマー病に対する治療効果があります。 具体的には、患者iPS細胞(注1)から分化誘導した大脳皮質神経細胞を用いてアルツハイマー病の病原物質であるアミロイドベータ蛋白(Aβ)に注目したスクリーニング法を構築し、これを用いてAβ産出を減少させる化合物を探索し、治療薬として有望な化合物を出願しました。タイムセラでは、この化合物の製造販売承認申請に向けた薬剤開発を行ってまいります。これにより、iPS創薬(注2)の特長である、①精密な薬剤応答性、②正確な対象患者層別化、③至適な薬価追求、を実現し、難治性神経疾患の患者さんに対する根本治療薬の提供を目指します。
<タイムセラ株式会社について>
タイムセラ(代表取締役:渡邉敏文、所在地:京都市左京区)は、「創薬革命で人の命を紡ぐ時の治療を提供する。」を経営理念に掲げ、2019年6月27日に設立されました。患者iPS細胞を用いた難病創薬の研究成果を活用し、精密な薬剤有効性、正確な対象患者層別化、至適な薬価追及を行う“iPS創薬:dish to bedside”という創薬革命により、その成果を社会に還元したいと考えています。これを通じて、“難病の制圧”という夢を社会と共有するとともに、会社の持続的な成長を志し、人の命を紡ぐ“時(Time)”を “治療する(Therapeutics)”ことを目指します。
代表取締役社長 渡邉敏文:ダルハウジー大学大学院卒(カナダ、Ph.D.)。名古屋大学環境医学研究所助手、ロンドン大学医学部研究員、武田薬品工業(株)生物研究所主席研究員、武田研究投資(株)(米国)代表取締役社長、武田薬品工業(株)国際本部、ノバルティスファーマ(株)執行役員本部長を経て2014年12月からオフィス デ・バル代表。2019年6月27日からタイムセラ(株)代表取締役社長。
タイムセラ株式会社ホームページ: https://timethera.com/
<iPSアカデミアジャパン株式会社について>
iPS-AJ(代表取締役社長:白橋光臣、所在地:京都市左京区)は、京都大学の山中伸弥博士らの研究成果であるiPS細胞に関する発明を広く世の中に普及する為に、2008年6月京都大学によって設立された後、2016年には承認TLOとなりました。京都大学などのiPS細胞に関する研究開発成果を着実にかつ迅速に社会に還元することで人類の幸福、健康、福祉に貢献することを目指しています。
(注1)患者iPS細胞とは:患者様から同意を得て取得した細胞をもちいて、京都大学の山中伸弥博士が見出された方法で作製したiPS細胞をいいます。
(注 2)iPS創薬とは:患者iPS細胞を用いた研究開発により、精密な薬剤有効性検出、正確な対象患者層別化、至適な薬価追及、を実現する疾患治療薬剤の研究方法をいいます。