自然言語理解のLuminoso社、非構造テキストデータ中文書の高度な感情分析が可能なディープラーニングモデルを発表

「ポジティブ・ネガティブ意見が混在の文書の感情分析」や「データセット全体の概念的感情集約」などこれまで困難だった各種感情分析を独自のアーキテクチャにより実現

ルミノソジャパン合同会社

米国マサチューセッツ州ボストン、2020年7月28日 — 非構造化テキストデータを価値あるビジネス情報へと自動変換するLuminoso Technologies, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州ボストン、CEO:Adam Carte、日本法人:ルミノソジャパン合同会社、以下Luminoso)は、同一テキストベースの文書内にある複数の概念の感情を分析する新しいディープラーニングモデルを本日発表しました。

LuminosoのCEOであるAdam Carteは、次のように述べています。「感情分析は10年以上前から普及していますが、現在一般に行われている感情分析の形式は、ある文書の感情が全体としてネガティブもしくはポジティブ寄りであるかどうかを評価するというものです。このような分析は単純化されすぎていて、顧客が製品について気に入っている点と気に入らない点を説明したり、従業員から会社の長所や短所についての意見を募るといった、微妙なニュアンスを含むコメントに対応しきれていませんでした。Luminoso DaylightのConcept-Level Sentimentを用いると、作成者がどのような感情でそれを書いたかというニュアンスを素早く分析することができます。」


Luminosoの新しいディープラーニングモデルは、複数のAttention Layerと、関連性のある単語を特定することで、単語やフレーズで表現された特定の概念をめぐる文脈を得るメカニズムを使用して文書を理解します。このモデルでは、文書の全体的な感情を分析するのとは異なり、書かれた個々の概念ごとに書き手の感情を識別することができます。


LuminosoのリサーチサイエンティストであるJoanna Lowry-Dudaは次のように述べています。「概念レベルの感情分析を試みている企業は他にもありますが、正直それらはまだ信頼性が低く、メンテナンスも難しい感情ワードリストが使用されています。Luminosoをご利用いただけば、当社のディープラーニングモデルにより、概念とその文脈の複雑な表現が自動的に作成されるため、様々な業界・領域における感情表現を把握することができます。」


Concept-Level Sentimentの利用により実現できること:

・内容が混在するフィードバックを効果的に分析 - 顧客の声(VoC) を取得して内容を理解するためには、概念レベルでの感情分析が非常に重要です。たとえば製品レビューの場合、そこに含まれるフィードバックのニュアンスが1種類だけというケースはまれであり、実際に混在する肯定的な意見と否定的な意見を切り分けることが重要です。フィードバックが有用かどうかを理解するためには、自由回答形式のアンケートにおける回答の詳細内容・ニュアンス・ポジティブ/ネガティブ感情などを正しく把握することが不可欠です。


・埋もれているフィードバックを迅速に顕在化 - 圧倒的にポジティブ回答が多い自由回答形式アンケート回答の中にあるネガティブコメントを明らかにすることは、顧客や従業員の理解を深めるうえで非常に重要です。たとえば、従業員の声 (VoE) 調査において、従業員からのボジティブ意見が大多数だった場合、批判されないよう明るい調子で伝えられる可能性があります。LuminosoのConcept-Level Sentimentを利用すると、圧倒的にポジティブコメントが多い人事関連アンケートにおける少ないネガティブコメントなど「埋もれている」フィードバックを迅速に識別・顕在化し理解することができます。


・データセット全体の概念的感情を直感的に集約 - たとえば、モバイルアプリの市場調査の回答をLuminoso Daylightにロードすると、ユーザーはデータセット内のすべての言及内容について、モバイル体験に関する全てのポジティブ、ネガティブ、ニュートラルな意見の分布を把握することができます。


・複数の言語で顧客や従業員のフィードバックを分析 - グローバルな組織は多くの場合、複数の言語で顧客や従業員からのフィードバックを受けます。Luminosoをご利用いただくと15の言語で原語のまま概念の感情を分析することができます。


Luminoso DaylightのConcept-Level Sentimentの詳細については、[リンク挿入]をご覧ください。
 


Luminosoについて 

Luminosoは、サポートチケット、自由回答形式のアンケート回答、レビューなどの会話型テキストデータを分析するためのテキスト分析製品を構築しています。コモンセンス(常識)を備えた人工知能を使って言語を理解することで、Luminosoは、人々が発する情報を組織が見つけ、理解し、そのうえで行動することを可能にします。セットアップ、メンテナンス、トレーニングをほとんど必要としないLuminosoは、世界最先端の自然言語理解技術と、広範なナレッジベースを組み合わせ、人間のように文脈から単語を学び、ライブラリーなしで即座にテキストを分析します。日本語を含む15以上の言語でネイティブサポートを提供しており、企業はテキストデータを調べ、フィードバックの内容を理解し、価値あるビジネス情報を明確化することができます。


Luminosoは米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置く株式非公開の企業です。

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会社概要

ルミノソジャパン合同会社

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URL
https://luminoso.com/jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティーグランキューブ3階
電話番号
080-3721-3736
代表者名
デビッド ブランソン スミス
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2018年06月