自動車所有者の67%は未来のニーズを満たす移動手段の実現に懐疑的

R/GAによる調査で、コンシューマモビリティ、交通、および自動車サービスや製品における世界的な脅威が明らかに

ニューヨーク - 2021年6月17日 - R/GAがまとめた『未来のモビリティに関する報告書』(Future of Mobility Report)によると、世界の自動車所有者のうち67%の人々が、新たなモビリティがの選択肢が増えたとしても、移動手段を柔軟に使いこなすような未来にはならないと考えていることがわかりました。この事実は、自動車所有者の減少に伴い、顧客と直接取引する機会を失う脅威に直面している既存の自動車産業関連企業にとって新たなリスクとなる一方で、新たなチャンスをもたらします。
 

 

 

報告書によると、自家用車を持つ66%およびカーリース利用者の82%は今後10年間でMobility as a Service(MaaS)を利用し、自動車を手放すことを望んでいます。こうした理由から、自動車産業やサービスプロバイダーが人々の生活の中で価値ある役割を獲得するためには、モビリティサービスや製品がコモディティ化しないように再構築することが必要であり、それによりさらに大きな役割を果たすことができます。


報告書の主な所見:
●      自家用車を持つ91%が自分の車を持つことで自由を感じるとする一方、75%は自家用車の運転を減らしたいと述べている。
●      自家用車を持つ66%と、カーリース利用者の82%はMaaSの活用により今後10年の間に、所有車を手放したいと考えている。
●      カーシェア利用者は2025年までに3,600万人に達すると推定され、配車サービスとタクシーサービスだけで利用者は14億人に増加している。
●      世界のモビリティサービスの収益は、2020年の6,161憶ドルから、2024年までに1兆2,980億ドルに増加すると予想される。

R/GAのグローバルマーケティング最高責任者、アシシュ・パラシャール(Ashish Prashar)は次のように述べています。「私たちは『モビリティ』という言葉を当たり前のように使っていますが、それは交通手段と同義で『移動体と人』ということです。しかし、モビリティにはそれ以上の意味があり、アクセスそのものを指します。それは職場、学校、公民館、公園など、健康的な生活を送るために必要な場所に行くことであり、1時間に1回来るバスでの生活はモビリティとは言えません。高速道路が混雑している都市で車を所有することもモビリティとは言えません。」

さらに、パラシャールは次のように述べています。「モビリティは1つの交通手段を利用できることではありません。モビリティとは、交通手段における複数の選択肢を持っていることであり、質の高いものである必要があります。未来のモビリティにはインフラへの投資が必要になります。消費者のライフスタイルの多様性を反映して、より多くのMaaSを提供しなければなりません。交通手段を提供する企業にとって、人を中心としたつながりのある体験を作り出すための場を提供し、ブランド価値を提供して、差別化していくことが、かつてないほどに重要になっています。」

消費者の新たなニーズとモビリティ行動
MaaSの台頭は、都市の混雑や交通量の多さ、駐車のしやすさ、モビリティサービスのパーソナライズ化によって加速しています。消費者のニーズや生活環境に合わせた移動の柔軟な選択肢があることで、MaaSは効率的で信頼性の高い移動手段となっています。今後、消費者のライフスタイルが変化し、より様々な移動手段へのニーズが生まれるにつれ、MaaSへの移行は加速すると予測されます。

MaaSは自由を提供するが、その導入には2つの主要な壁が存在する
MaaSは、自家用車の所有によって発生する非効率的なコストを減らし、ドア・ツー・ドアの移動手段を消費者に提供する。さらに、進化する旅行ニーズに合わせたダイナミックでパーソナライズ化された移動手段の選択肢をもたらします。MaaSを頻繁に利用する消費者は、自家用車の代替手段としてMaaSをとらえる傾向が強くなります。このようなサービスへの移行を望むのは、都市部の消費者に限ったことではありません。郊外や地方の居住者を含めて、世界の全自動車所有者の86%が、新しい移動手段を試したいと考えています。消費者がMaaSを利用するための2つの障壁は、「自分の地域では利用ができない」(35%)ことと「安全性への懸念」(35%)です。

コネクテッドブランド:消費者との関係を持つモビリティプレーヤーは、MaaSのエコシステムが成熟するにつれて、大きな役割を果たしていくでしょう。
モビリティサービスを提供する企業は自社の消費者体験で継続的な価値を高めるために、他のサービスをシームレスに統合し、アクセスしやすいくしていく必要があります。世界の自動車所有者の83%は、アプリで複数のサービスにアクセスできるかどうかを判断材料にして、MaaSを継続的に使うかどうかを決めているからです。複数のサービスにアクセスできる操作性の高いアプリを利用する体験は、MaaS企業のサービスを継続的に利用することに繋がります。そのように他のサービス全てへのアクセスが自社サービスの体験に関連していると感じてもらうことが重要です。

詳細は、http://rga.com/futurevision/future-of-mobilityをご覧ください。

--以上-- 

R/GAについて
R/GAは型破りなイノベーションの設計と通信を提供する企業です。当社は、ブランド企業や事業者が、人の未来について、より多くのことを明確にし、より多くのつながりを生み出し、創造することを支援します。私たちは、R/GAは革新的なコンサルティング、組織設計、ブランド設計、エクスペリエンス設計、マーケティング通信に取り組んでいます。

R/GAは、The Interpublic Group of Companies(NYSE:IPG)に属しており、イノベーションとマーケティングサービス分野の世界最大の企業の1つに数えられています。世界中に1,600人を超える従業員を擁し、米国、ヨーロッパ、南米、アジア太平洋地域に16のオフィスを構えています。R/GAの詳細は、www.rga.comをご覧になるか、Twitterで@rgaをフォローしてください。

調査方法
調査を実施する際に、R/GAは変化するモビリティサービスと自動車所有の状況について理解を深めるために調査を実施しました。そのために、私たちは自動車所有者を対象に、新興のMaaSプレーヤーと個人の自動車所有に対する見解を調査しました。調査対象には、配車、カーシェアリング、スクーターシェアリング、自転車シェアリングの4つの異なる形式のモビリティサービスの利用者が含まれています。

本調査は、2020年8月30日~9月30日まで現場で実施されました。本調査は、各国で話されている主な言語に翻訳され、10か国にわたる5,084人のお客様に調査を行いました。内訳は以下のとおりです。中国、ドイツ、オーストラリア、ブラジル、インド、 英国、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、米国。分類されたカテゴリーは、ルート検索、テクノロジー、配車、マイクロモビリティ(自転車シェアリング)、カーシェアリング、および自動車OEMで構成されています。

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