レストアビジョン、総額18.7億円でシリーズAラウンドの資金調達を完了
AMED補助事業も含めて数十億円規模の資金でグローバル開発を加速
<本資金調達の目的>
このたび本エクステンションラウンドにて調達した資金は、主に当社のリードパイプラインであるRV-001のグローバル開発を推進する費用へ充当するとともに、セカンドパイプラインも含めた研究開発費用や、経営管理の体制強化、人員拡充のための費用に充当いたします。
さらに、レストアビジョンは、国立研究開発法人 日本医療開発機構(AMED)が実施する「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」(以下「本事業」)の支援する創薬ベンチャーに採択されており、また、リード投資家のRemiges Venturesを含む4社の認定VC(本事業においてAMEDに認定されたベンチャーキャピタル)からの投資資金を合わせることで、レストアビジョンは本事業の活用により、数十億円規模の開発資金を確保することが可能となります。これによって、グローバルでの臨床試験準備を加速させていく計画です。
<本エクステンションラウンドにおける新規投資家一覧(順不同、★は認定VC)>
★ 大阪大学ベンチャーキャピタル
★ JICベンチャー・グロース・インベストメンツ
科学技術振興機構
★ 京都大学イノベーションキャピタル
<AMED「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」について>
本事業の詳細については、以下の情報をご参照ください。
・創薬ベンチャーエコシステム強化事業について
https://www.amed.go.jp/program/list/19/02/005.html
・レストアビジョンが採択を受けた、令和5年度 「創薬ベンチャーエコシステム強化事業(創薬ベンチャー公募)」(第2回)の採択課題について
https://www.amed.go.jp/koubo/19/02/1902C_00036.html
<RV-001について>
レストアビジョンのリードパイプラインであるRV-001は、AAV (Adeno Associated Virus)ベクターに独自の光センサータンパク質である「キメラロドプシン」を治療遺伝子として搭載した遺伝子治療薬です。ヒトの網膜において光センサーの役割を担う視細胞が消失してしまう網膜疾患を主な対象疾患として、簡便かつ低侵襲な投与方法である硝子体内注射にてRV-001を投与し、残存する介在神経細胞内でキメラロドプシンを発現させることで、視覚再生を実現する治療法となります。
遺伝性網膜疾患のおおくは未だに予防法・治療法ともに確立されておらず、たとえばRV-001の主な対象疾患である網膜色素変性症は、我が国の失明原因第2位を占める指定難病であり、グローバルでは数百万人規模の患者さま/当事者さまが苦しんでいます。かかる状況下、レストアビジョンはRV-001の製剤開発、非臨床試験等を推進し、臨床試験を早期に実施することで、世界初となる視覚再生遺伝子治療の実現を目指しています。
<レストアビジョンについて>
株式会社レストアビジョンは慶應義塾大学医学部と名古屋工業大学の共同研究成果をもとに、オプトジェネティクス技術の臨床応用による、網膜疾患に起因する失明患者の視覚再生の実現を目指して、2016年11月に設立されました。未だ有効な治療法のない失明疾患に対し、いち早く患者の皆さんに治療を提供していくことを第一のミッションに掲げて開発に取り組み、日本発・大学発の遺伝子治療技術の産業化による日本社会および経済への貢献を目指しています。
<会社概要>
社 名:株式会社レストアビジョン (Restore Vision Inc.)
本社所在地:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
代表者:堅田 侑作
設 立:2016年11月14日
事業内容:再生医療等製品の研究・開発
ウェブサイト:https://restore-vis.com/
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社レストアビジョン 広報担当 宮﨑 輝 E-mail: contact@restore-vis.com