企業の未来を牽引するゲームチェンジャーを創出するために。公益資本主義から考える人材創出と経営のあり方とは?
World Healthcare Game Changers フォーラム 2022を開催。社員の心に火をつけ、挑む気持ちを支える経営が今こそ重要に。
アライアンス・フォーラム財団(会長:原 丈人)と、日本経済新聞社が共同で設立した「World Healthcare Game Changers Forum」は、去る10月17日(月)に 「公益資本主義と社会の健康〜ゲームチェンジャーを生み出す人財投資」とテーマにフォーラムを開催しました。
ゲームチェンジを起こせる人材育成に取り組む企業の経営者と、脳科学や科学技術政策のアカデミアとが集結し、健康で豊かな社会を目指すための人材創出と経営のあり方について、熱く深い議論が交わされました。
11/17付朝刊の日本経済新聞にて、この内容を掲載。また公式サイト(https://www.whgcforum.org/)でもアーカイブ映像を配信します。
ゲームチェンジを起こせる人材育成に取り組む企業の経営者と、脳科学や科学技術政策のアカデミアとが集結し、健康で豊かな社会を目指すための人材創出と経営のあり方について、熱く深い議論が交わされました。
11/17付朝刊の日本経済新聞にて、この内容を掲載。また公式サイト(https://www.whgcforum.org/)でもアーカイブ映像を配信します。
World Healthcare Game Changers Forum (WHGC)は、企業の未来を牽引する人材創出のための会員制フォーラムとして、アライアンス・フォーラム財団と日本経済新聞社が今年10月に共同で設立しました。
その最初のフォーラムを10月17日(月)に開催。
公益資本主義をもとに、企業が新たな領域に挑戦していくために必要な人材や、その創出のための経営のあり方について、熱く深い議論が展開されました。(公式サイト:https://www.whgcforum.org/forum2022)
「人への投資こそ企業の生産性向上と新たな成長の原動力」 (原 丈人)
WHGC設立発起人である原 丈人(アライアンス・フォーラム財団 会長)から、日本の未来に向けた提言と、その実現に向けたWHGC設立の目的が語られました。
「公益資本主義にもとづき、企業は適正な分配と持続的な成長を実現を目指すべきである。そのためには、企業はまず生産性を高める必要があり、『人への投資』こそが、最も早くそして着実に効果が現れる方法である。」
「社会を変える人材創出が不可欠」(ノーベル物理学賞受賞者 梶田 隆章氏)
WHGCのアドバイザーでもある梶田 隆章さん(東京大学 宇宙線研究所 教授)からは、「誰もが寿命を全うする直前まで、健康で幸せに暮らせる社会をつくる」という、WHGCの理念に共感し、WHGCの活動をこれからもサポートしていく、という心強いメッセージが寄せられました。
梶田さんには、来年1月17日(火)に開催するGame Changerセミナー(会員限定企画)にてご講演いただきます。(https://www.whgcforum.org/event)
- 教育の学研が介護!? ゲームチェンジを実現したカギに迫る!
教育でお馴染みの学研では、2004年から医療福祉事業を立ち上げ、今ではグループ売上のおよそ半分を担うまでに成長。そのゲームチェンジャーである、五郎丸 徹さん(Gakken 代表取締役社長)にお話いただきました。
時代の変化を見極め挑戦すること。挑む気持ちを支える経営を。
五郎丸さん「やはり、成功するまでやり抜くことしかないでしょうか。私自身、高齢者住宅事業に参入した当初は、失敗も数多く経験しました。しかし日本の人口動態を見れば、超高齢社会への対応の必要性は明らかです。医療福祉の充実はこれからの社会に絶対必要だという思いで事業にあたり、規模を拡大してきました。」
- 人的資本経営で本当に大切なのは 「人の心に火をつける」 こと!
「人的資本経営」という言葉がニュースで溢れていますが、その根源となる最も大事なポイントについて、髙倉千春さん(ロート製薬 取締役 CHRO)にお話いただきました。
人の心に火をつけてこそ、将来価値が創出される。
髙倉さん「働くとは、人が動くと書きます。動かすのは人の心です。情熱をもって仕事をする人は、周りの人の心を動かします。情熱に感化された人たちの心が高鳴り、『共に働こう』となれば、組織が動き出すのです。今、人的資本経営の実現に向けて社会が動いています。人的資本は、人の心に火がつかなければ、資本要素としての価値を発揮しません。企業は、人の思いに焦点をあて、将来に価値を創出する組織となる必要があります。」
- 脳科学からみて、新しいことへの挑戦に、年齢は関係ない!
瀧 靖之さん(東北大学 加齢医学研究所 教授)は、脳のMRI画像のビッグデータから脳の発達や加齢について研究をされています。企業がイノベーションを起こすには、ゲームチェンジャーとなる社員が必要であり、そうした社員にとって必要なマインドセットを、脳科学の観点から伺いました。
瀧さん「過去の経験に基づいてリスクを回避するのは、人間として当たり前のことです。しかし、新たなことへの挑戦に怯える必要は全くありません。脳には”可塑性(かそせい)”といって、変化する力があるのです。加齢と共に変化の速度は遅くなりますが、何歳からでも脳は変化し、新しい知識やものの見方を習得できます。ビジネスでも、臆せず新たなことに取り組み続ければ、古い慣習や既存の発想から脱却し、ゲームチェンジにつながる一歩を踏み出すことができるはずです。」
■この他にも、パネルディスカッションや基調講演で名言満載!
アーカイブ映像を公開中。<https://www.whgcforum.org/forum2022>
- World Healthcare Game Changers Forum について
World Healthcare Game Changers Forum(WHGC)は公益資本主義の提唱・政策提言・実践を行うアライアンス・フォーラム財団と日本経済新聞社が共同で設立し、2022年10月より本格活動をスタートしました。
人間と社会の健康の両面から俯瞰的に物事を捉え、現場感覚を持ち、深い思考力を発揮できる人材こそが、ゲームチェンジャーとなり、会社の未来を切り拓いていく頼もしい存在となります。そうした人材創出のエコシステムとして、WHGCは議論・提言型プログラムをご提供し、会員とともに健康で豊かな社会を目指します。
【理念】
「寿命を全うする直前まで誰もが健康に暮らせる社会をつくる」
【主なプログラム】
● Game Changer セミナー(人数制限なく参加可能)
● WHGC 分科会(1社2名様まで参加可能)
● WHGC フォーラム(春・秋の年2回開催)
● WHGC 交流会(参加人数は都度ご案内)
【特別会員(年会費 300万円・税別)】
江崎グリコ 学研ホールディングス カネカ JCRファーマ 塩野義製薬 竹中工務店 日清食品 三井不動産 レンゴー ロート製薬 ※五十音順
幅広い業種から理念に賛同した企業に参画いただいています。
【一般会員(年会費 100万円・税別)】
募集中です。 入会お申込み・お問合せは WHGC事務局(info@whgcforum.org)まで
【アドバイザー陣】
認知症、バイオ、教育、科学技術政策など幅広い分野から日本の第一人者が参画。
【お問合せ】
WHGC事務局 info@whgcforum.org 担当:太田・岩田
- アライアンス・フォーラム財団 について
アライアンス・フォーラム財団
(国連経済社会理事会の特別協議資格を有する非政府機関)
「世界中に教育を受けた健康で豊かな中間層を創る」ことを理念とし、公益資本主義の提唱と政策提言、実践をおこなう。
会長は原 丈人。
主な活動:
●RCEPを軸とした新産業創出の政策提言
●先端医療技術の事業化と産業化の促進を目的として、日・米・欧・アジア・アフリカにてフォーラムを開催
●アジア、アフリカなど途上国での社会事業、事業開発支援事業
★11月7日に、2022 World Alliance Forum東京円卓会議 を開催しました。
テーマ:「公益資本主義 世界変革の原動力―揺るぎない国民生活を創出するエコシステムの真の姿」
公式サイト: https://www.waftokyo.com/
経営者と社員、そして中長期株主とが連携を強め、企業の分配と成長を促進していくことを議論。
公益資本主義とは?
世界中に教育を受けた健康で豊かな国民(中間層)を作るための資本主義。
会社は株主のものとする株主資本主義は、株主最優先の制度を生み、短期主義と格差の拡大しかもたらさないため、適正な社中分配と中長期視点でイノベーション精神を持った経営により、持続的な成長を目指すことを提言。
岸田政権の「新しい資本主義」の理論的バックボーン。
公益資本主義 と 株主資本主義 の違い
【注釈】ROC: Return on Company 社中(Company):社員、顧客、仕入先、株主、社会、地球
【お問合せ】
アライアンス・フォーラム財団 aff-contact@allianceforum.org
担当: 岩田・太田
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