“まちの景観”に対する人の印象・評価をAIで解析し、まちづくりに活かす技術を検証
横浜市青葉台エリアで市民参加型・約30の景観を評価:1/24(土)〜2/9(月)

株式会社Safamii(本社:神奈川県横浜市西区、代表取締役:小平 裕、以下「当社」)は、人が都市空間に対して抱く「感じ方」や「印象」といった主観的な情報と、行動・環境条件などの客観的な情報を組み合わせ、AIを活用して分析・可視化する技術の検証を目的とした市民参加型の実証実験を、横浜市青葉台エリアにて開始しました。
本プロジェクトは、令和7年度 神奈川県主催の大企業とベンチャーの事業連携プログラム「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」の採択事業として、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社と共同で技術開発および検証を進めています。本実証実験では、生活者が日常の中で感じる「まち・地域の印象」を可視化し、「人の感じ方」を考慮したまちづくりのための新たな評価手法の有効性を検証します。
■取り組みの背景|ウェルビーイングなまちづくりへの課題意識
近年、都市デザインやまちづくりの分野では、「住民のウェルビーイング」を基点とした都市評価の重要性が高まっています。利便性や経済性といった機能面だけでなく、「心地よく暮らせるか」、「日常の中で街に愛着を持てるか」といった情緒的な価値が、持続可能な都市づくりの鍵として注目されています。
一方、これまでの都市評価は、交通量や施設数、人流、地価といった客観的・定量的指標によるものが中心でした。そのため「落ち着く」、「居心地がいい」、「気分が前向きになる」といった主観的な体験は、個人の感想として扱われ、都市評価や意思決定に十分活用されてこなかったという課題があります。
特に鉄道沿線開発や住宅開発に関わる自治体・デベロッパーにおいては、都心アクセスや基本的な生活利便性が均質化する中で、過度なハード投資に依らず「その街ならではの魅力」をどのように把握・説明し、合意形成や投資判断につなげるかが問われています。
■技術概要と革新性
本プロジェクトでは、こうした課題に対し、
1)主観的な印象データを都市評価資源として収集する手法の検証
2)主観データと客観データ(環境因子・行動データ等)を統合・AI解析
を通じて、まちづくりに反映可能な評価の仕組みづくりを進めています。
従来、都市評価において十分に活用されてこなかった「人の感じ方」を、定量的な指標や環境情報と組み合わせることで、まちや空間が持つ価値を多角的に捉える新たな評価の視点を提供します。

■実証実験の概要
・実施期間:2026年1月24日(土) 9:00〜2月9日(月) 9:00
・実施場所:横浜市青葉台エリア(駅周辺、商業エリア、河川沿い等 約25箇所)
・対象人数:先着300名、謝礼有
・対象者:青葉台駅を起点に10km 圏内にお住まいの方
・実施内容:まちの景観に対する印象評価アプリ「Monologue(モノローグ)」を用いた評価データの収集および、取得データのAI解析・評価
・まちの景観評価データ収集アプリ「Monologue(モノローグ)」(開発:Safamii)

まちの景観評価データ収集アプリ
「Monologue(モノローグ)」
URL https://bak-zeta.vercel.app/
※アプリは2/9(月)9:00時点で非公開予定です
■今後の展望
本実証実験を通じて、
・都市評価資源としての主観データの有効性検証
・AI解析手法の精度向上を行い
自治体や都市開発事業者と連携した「人の感じ方に配慮したまちづくり」を支援する技術・サービスの実用化を目指します。ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)以降は、複数の都市空間での検証を重ねながら、自治体や都市開発事業者が活用可能な技術・サービスとしての展開を検討していきます。
<参考>
Safamiiの事業とこれまでの取り組み
当社は「まち・地域資産を活用した個のウェルビーイングの実現」をミッションに掲げ、地域体験の価値を生体データやテキストによる主観データを活用して可視化する技術の研究開発や、アプリケーション開発を主な事業としてきました。
これまでに、以下のようなテーマで実証・分析事例を積み重ねています。
・都市公園における「賑わい」が人の心理状態に与える影響
・旅行体験や里山・山村でのリトリート体験が心理状態に与える効果
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社との共同研究
当社は2025年6月1日より、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社と共同研究契約を締結しました。同社は、三菱UFJフィナンシャル・グループのシンクタンク・コンサルティングファームとして政策研究・提言やコンサルティングを行っており、地域データ開発や、地方創生・スマートシティ領域における豊富な実績を有しています。
本共同研究では、「人の感じ方」という切り口で多様な主観データを収集し、AIを用いて整理・分類することで、日常空間に潜む地域の価値を可視化し、まちづくりや都市評価に活かす仕組みの構築を目指しており、その評価基盤の共同開発を進めています。
ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)採択について
▼「都市空間の快適性評価技術・データ基盤を活用した”ウェルビーイングなまち”プロジェクト」
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/cnt/f537611/bak01.html

令和7年度 神奈川県のオープンイノベーションプログラム“ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)”採択
株式会社Safamii、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社との連携事業として2025年10月に採択。神奈川県、株式会社eiiconによる支援を受けております。
■会社概要
社名:株式会社Safamii
本店:神奈川県横浜市西区高島2-10-13 横浜東口ビル509
代表取締役:小平裕
創業:2021年7月1日(設立:2021年1月29日)
事業内容:
・都市空間の快適性評価APIの技術開発
・健康状態に合った地域体験レコメンドアプリの開発
・システムアプリケーションの受託開発等
■報道関係者のお問い合わせ先
取材のお申込みを受け付けております。
株式会社Safamii 担当:小平(info@safamii.com)
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