富士見工業株式会社 代表取締役の山本 正信が「黄綬褒章(おうじゅほうしょう)」を受章しました。
農林水産省が推進する「みどりの食料システム戦略」にも有効な牛ふん堆肥の粒状化技術開発など、日本農業の土づくりへの貢献を評価。
富士見工業株式会社 代表取締役 山本 正信 が 黄綬褒章(おうじゅほうしょう)を受章いたしました。
黄綬褒章とは「農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方」に授与されます。
■農業の土づくりに貢献
1946年創業で堆肥製造販売などを行う富士見工業(静岡市駿河区)の2代目社長を2005年から務める。初代社長だった父の「自然循環」の理念から生まれた技術を基に、樹皮や家畜のふんの堆肥化などの事業を継承してきた。
創業精神に掲げる「ありがたい」「もったいない」「世の中のお役に立つ」を追求し、県畜産技術研究所と牛ふん堆肥を粒状化する技術を開発するなど、日本農業の土づくりに貢献してきた。会社の継続を見据え、グループ会社の統合再編にも取り組んだ。
「受賞は家族や社員をはじめ、ご縁のあった全ての人のおかげ」と感謝する。
掲載:令和6年(2024年)4月28日(日曜日)静岡新聞「春の褒章 喜びの県内受章者」
■受章に至った功績
1.富士見工業株式会社の代表取締役としての活動
・バーク堆肥と畜産堆肥の全国展開(農業事業)
富士見工業は、1946年に創業し、木材チップ・パルプの供給を大昭和製紙株式会社(現日本製紙株式会社)に行う事業からスタートしました。その後、廃棄されるバーク(樹皮)をリサイクルし、日本初のバーク堆肥の製造および販売に取り組みました。
当初、バーク堆肥の発酵促進剤として利用していた鶏糞を、鶏糞のみで自然発酵させる技術を確立し、商品化に成功。静岡から北海道へと販路を広げました。その後、全国展開を進め、営業拠点を拡大することで、生産農家の要望に応え、地力向上に寄与するとともに、畜産業者の経費削減や生産性向上にも大きく貢献しています。また、バーク堆肥、鶏糞に加え、牛糞・豚糞など新たな商品開発も進めています。
・法面緑化基盤材の全国展開(緑化事業)
社会の景観への関心が高まる中、高速道路やダム建設工事においても景観の良い植生工法が求められるようになりました。富士見工業は、バーク堆肥を主原料とした緑化基盤材を開発し、急傾斜の法面緑化に成功。この緑化工法は全国に急速に広がり、法面緑化工事は全国各地の環境緑化工法の主流として広く普及しました。この結果、緑化基盤材の生産量は飛躍的に増加し、業界のトップ企業としての成長と発展に大きく貢献しました。
2.静岡県知事表彰
富士見工業は、長年にわたり木材チップ業に従事し、国産木材チップの需要安定等に尽力しました。これにより、製紙業の盛んな静岡県の木材チップ産業の振興に貢献したことが評価され、静岡県知事より表彰されました。
3.業界の発展への寄与
代表の山本は、全国木材チップ工業連合会の役員や全国バーク堆肥工業会会長として、業界発展のために尽力してまいりました。
■掲載メディア 等
あなたの静岡新聞「2024年春の褒章 静岡県内受章者 喜びの声【まとめ】」
■最後に
富士見工業は静岡県畜産技術研究所との共同開発により「牛ふん堆肥の粒状化」に成功。プレスリリースを出させていただきました。また「牛ふん堆肥の粒状化」の成功をきっかけに、農林水産省主催の「国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会」にも登壇いたしました。
当社は「地力をデザインする富士見工業」をビジョンに掲げ、日本が目指す持続可能な農業に貢献していきます。
今後の富士見工業にご期待ください。
※プレスリリース
富士見工業株式会社が静岡県畜産技術研究所との共同開発により「牛ふん堆肥の粒状化」に成功。
■会社概要
【社名】富士見工業株式会社
【住所】〒422 - 8026 静岡県静岡市駿河区富士見台1-21-22
【URL】https://fujimi-group.co.jp/
■ 本件に関するお問い合わせ
担当:社長室室長 山本縁
電話:054-282-2351(代表)
メール:y.yamamoto@fujimi-group.co.jp
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