ビオック代表の村井三左衛門が、麹菌のグローバル展開に関するシンポジウムに登壇

室町時代から続く伝統と最新研究の視点から、麹菌の世界戦略を語る

麹菌の研究と技術開発を行う株式会社ビオック（所在地：愛知県豊橋市牟呂町内田111-1、代表取締役社長 村井三左衛門）は、2025年10月31日（金）に開催される岡山大学寄附講座「微生物インダストリー講座」主催のシンポジウムに登壇します。当社代表の村井が、発酵に関わる研修者・経営者・設備開発者とともに、麹菌の固体培養技術（※）に関する基礎研究の成果を社会実装し、グローバル展開するための取り組みについて、議論を行います。

イベント詳細：https://ou-m-industry.jp/topics/42

（※）固体培養：固体に微生物を培養する技術で、日本で伝統的に行われてきた、米、豆、麦などの原料に麹菌を生やして麹を作ること（製麹）は固体培養の典型的な事例。伝統的培養法として、味噌、醤油、清酒などの様々な醸造食品に広く応用されている。

シンポジウム登壇の背景

本シンポジウムを主催する岡山大学寄附講座「微生物インダストリー講座」では、日本が誇る発酵技術の中核である麹菌と固体培養に焦点を当て、その社会的・国際的な可能性を議論しています。今回は、麹菌の固体培養を応用した食品開発、資源のアップサイクル、地域資源の高付加価値化などに関する最新の取り組みを共有し、学術界、産業界、行政が多角的な視点から意見を交わします。知見の共有を通じて、産学官連携による国内の新たな発酵産業の創出と持続可能な社会の実現に寄与することを目的としています。

当社代表・村井は、室町時代創業より長年にわたり培われた麹菌に関する伝統的知見、自社の研究成果とその実績から、消費者ニーズやグローバル市場への展開戦略についてお話する予定です。

シンポジウム開催概要

・タイトル：『日本の発酵技術を世界へ　 ～麹菌と固体培養の本質に触れ、発酵が拓くみらいを考える～』

・開催日時：2025年10月31日（金）13:00-17:00

・会場：岡山県医師会館　三木記念ホール（岡山市北区駅元町19番2号)※JR岡山駅中央改札口から徒歩約3分

・主催：岡山大学微生物インダストリー講座

・参加予約：https://x.gd/mxnzc

総合討論の内容

総合討論では、研究者、経営者、設備開発者、海外の発酵ビジネスの専門家といったプロフェッショナルによるパネルディスカッションを行います。最新の固体培養技術の社会実装、産業規模への拡大、グローバル展開などについて、多角的に議論します。

パネリスト：

・佐藤隆（SAN-J International, Inc. President）
・丸山潤一（東京大学大学院農学生命科学研究科 教授）
・村井三左衛門（株式会社ビオック 代表取締役社長）
・狩山昌弘（株式会社フジワラテクノアート 専務取締役）
・五味勝也（東北大学大学院農学研究科 特任教授）

コーディネーター：

・神崎浩（岡山大学微生物インダストリー講座 特任教授）

登壇者プロフィール

村井三左衛門 （むらい・ さんざえもん）

糀屋三左衛門29代当主／株式会社ビオック代表取締役社長

1979年、愛知県豊橋市生まれ。 2002年、慶應義塾大学経済学部卒業。2004年、慶應義塾大学環境情報学部卒業。2006年、アメリカ国際経営大学院卒業、国際経営学修士(MBA)取得。家業であり、室町時代の創業以来種麹をつくってきた糀屋三左衛門、株式会社ビオックに入社。2016年に家業を継ぎ29代当主となる。2022年、京都芸術大学大学院学際デザイン研究領域修了（芸術学修士）、2023年より公益財団法人日本醸造協会理事。

会社概要

株式会社ビオック（https://www.bioc.co.jp/）

代表取締役：村井三左衛門

所在地：愛知県豊橋市牟呂町内田111-1

室町時代に創業した種麹（麹菌）メーカーである株式会社糀屋三左衛門の知見を活かし、微生物の研究開発事業を行う株式会社ビオック。全国の味噌・醤油・清酒・焼酎などの醸造メーカーを顧客にもち、種麹の製造販売を行うほか、異素材の麹素材開発や共同研究などを専門とする。世界40ヵ国以上への種麹出荷実績を誇り、FCCS22000で認証された安全・安定の種麹を供給している。

【本件に関するお問い合わせ】

株式会社ビオック 広報担当：石井

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