ワインボトルに願いを込めて。ガラスの蝶たちが舞う「ワインボトルリサイクルプロジェクト」ついに作品が完成!
SDGs「ワインボトルリサイクルプロジェクト」by株式会社ソムリエ×女子美術大学
〈株式会社ソムリエ〉は〈女子美術大学〉とともにSDGs「ワインボトル」のリサイクルプロジェクトを実施。
女子美術大学の学生とコラボし、普段は処分されてしまうワインボトルをアート作品として生まれ変わらせる活動を2024年5月からスタート。2ヵ月以上の制作期間を経て、学生の想いにワインボトルの特徴を掛け合わせたユニークな作品が出来上がりました。
今後、一般展示・販売に向けてプロジェクトをさらに展開していきます。
東京・六本木に本社を置き、輸入ワインの卸売、ワインショップの運営を行う株式会社ソムリエ(代表取締役:守川敏)は、ワインが飲まれた後の空き瓶やコルクがゴミとなり捨てられる点に注目し、SDGsサステナビリティの取り組みとして、普段は捨てられてしまう「ボトル」と「コルク」のリサイクル活動を実施。
現在進行中の「ワインボトルリサイクルプロジェクト」は、女子美術大学の芸術学部デザイン・工芸学科工芸専攻ガラス分野の学生12名とコラボをし、ワインボトルの素材を用いて各々で作品に仕上げ、展示会での発表から一般の方々への販売までを行う取り組みです。
販売で得た収益は学生たちへの還元と、NPO法人を通して障害者団体への寄付に充てられます。
プロジェクト発足後2ヵ月の制作期間を経て、女子美術大学・相模原キャンパス内にある「SWITCHLabo」にて作品の講評会が開かれました。
2か月の制作期間の間、透明なガラスもある温度以上で熱すると失透してしまうこと、同じボトルのガラスでも失透したものと失透していないものを熔かし合わせると割れてしまう事、ボトルの形状をデザインに活かせることなど、学生たちはそれぞれの研究によって生まれたアイディアと発見をもとに、自身の作品作りに繋げていきました。
ワインボトルを用いた作品制作は初めての試みで、且つ素材の難しさがあり、多くの実験や失敗を繰り返した事で生まれたからこそ個々の発想が反映され、どのデザインも個性あふれる作品に仕上がりました。講評会にて、作品制作を行った学生12名が自身の作品を発表し、
・作品のコンセプト、想い
・制作/研究の結果レポート
・作品の魅力、作品の用途
・反省点/改善点
を説明しました。
本プロジェクトの参加者の一人である康鎔涵さんは「蝶」をテーマに、ワインボトルを細かく砕いて、様々な色・形の蝶で、展示会場を華やかに演出しました。
ガラスでつくる蝶の華やかさ・繊細さ、そしてリサイクルによって環境問題に少しでも繋がってほしいという胡蝶効果(バタフライエフェクト)に願いを込めた作品を発表し、自身の想いを熱く語りました。
康さんの発表内容
「蝶は脆弱な昆虫として、気候や環境変化に適応する能力が弱く生存率が低い生き物です。
複数の研究により、世界の気候変動や生息地の破壊、農薬の使用などの要素が蝶の安定性に深刻な影響を及ぼしていることが明らかになっています。「胡蝶効果」(バタフライエフェクト)とは、
非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事に繋がることを意味します。
ワインボトルの回収は、一人一人に対しては小さいことだが、何か不思議な未来を引き出せるかもしれない。私が今回作った作品も、もしかしたら何かを変えられるかもしれないという思いがあります。」
学生の作品は他にも、ワインの産地を調べその国をイメージしたデザインやワインが作られる葡萄畑や山々を表現した作品、ワインが囲まれる食卓を考えて実用的に作られたお皿やグラス、小物などの一つ一つに思いが込められた作品が並びました。
どの学生も、「ワインボトルの素材に初めて挑戦し、難しい部分が多く苦戦したが、もっと挑戦したいことがある。次はもっとこうしてみたい。」など、前向きな姿勢で今回のリサイクルプロジェクトに参加している様子でした。
これから展示・販売に向けて、学生たちはさらに作品に磨きをかけ、商品として販売できる状態に仕上げていきます。学生達の作品は、2024年9月下旬に一般展示される予定です。一部作品の販売も予定しており、10月後半を目途に計画中です。
ワインを食事で楽しむだけでなく、アートとして見て楽しむことも皆様にお届けしていきます。「ワインボトルリサイクルプロジェクト」の取り組みはまだまだ続きます。今後の展開も乞うご期待ください。
【ご協⼒】
◆学校法⼈⼥⼦美術⼤学◆
⼥⼦美術⼤学は、「⼥⼦美」の名で知られ、⼥性に対して⾼等教育機関における美術教育への⾨⼾が開かれていなかった明治33年(1900年)に、「芸術による⼥性の⾃⽴」、「⼥性の社会的地位の向上」、「専⾨の技術家・美術教師の養成」を⽬指して、美術教育をおこなう学校として創⽴しました。以来、数多くの⼥性美術家、デザイナーやクリエイター等を輩出しています。
株式会社ソムリエ
六本木から世界へ。ワインと食で「素晴らしい食事をエスコートするソムリエ」を目指します。
事業内容:ワイン事業部/飲食事業部
広報担当:広⽥夏美
電話:03-5413-3211
メールアドレス:hirota.natsumi@sommelier-wine.co.jp
FAX:03-5413-3212
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