インフラメンテナンスに特化した東大発AIスタートアップAIVALIX、「INTLOOP Ventures Accelerator」にて最優秀賞を受賞
老朽インフラにおける保全業務を最適化/自動化するAIプロダクト「INFRAI」、社会実装力と共創可能性が高く評価
東京大学の学生を中心に、インフラ業界の構造的課題解決に挑むAIスタートアップ、AIVALIX株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:中山太洋、以下「AIVALIX」)は、INTLOOP株式会社(東証グロース:9556、本社:東京都港区、代表取締役:林博文)が主催するスタートアップ支援プログラム「INTLOOP Ventures Accelerator(以下、IVA)」第1期の最終ピッチにおいて「最優秀賞」を受賞したことをお知らせいたします。

本プログラムは、INTLOOPが保有するコンサルティング・人材・企業ネットワークを活かし、スタートアップの実装力と事業共創を支援する実践型アクセラレーションプログラムです。
2025年9月30日にINTLOOP本社(東京都港区赤坂2丁目4-6 赤坂グリーンクロス27F)にて開催された最終ピッチでは、AIVALIXを含む4社が登壇し、約半年間にわたるプログラムの成果を発表しました。
AIVALIXは、配管インフラの故障リスクをAIでスコアリングし、メンテナンスを最適化/自動化するAIプロダクト「INFRAI(インフライ)」のピッチを行い、社会実装力・スケーラビリティ・共創可能性の3点において特に高い評価を受けました。
当日は、INTLOOP CS本部長 飯島淳一氏、INTLOOP IT戦略室長 上野慎太郎氏、INTLOOP Strategy株式会社 代表取締役CEO 藤川正太氏、INTLOOP Project Management株式会社 執行役員 榊原竜氏といったINTLOOPの幹部メンバーが審査員として参加。表彰式では、INTLOOP 代表取締役 林博文氏より総評とともに「最優秀賞」が授与されました。
INTLOOP株式会社のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000023636.html
■ INTLOOP Ventures Accelerator(IVA)について

INTLOOP Ventures Accelerator(略称:IVA)は、INTLOOP株式会社が主催する実践型スタートアップ支援プログラムです。スタートアップとINTLOOPが共創しながら、社会・産業課題の解決を目指す事業開発や実装支援を行うことを目的としています。
INTLOOPが20年以上にわたり培ってきたコンサルティングノウハウ、人材・企業ネットワーク、事業推進力を活かし、スタートアップに対して資金・人材・プロフェッショナル知見・販路などのリソースを提供。メンタリングやPoC支援、事業連携の機会を通じて、社会実装に強い事業の創出を後押ししています。
IVAは単なるピッチイベントに留まらず、「事業共創を前提としたアクセラレーション」を特徴としており、採択企業の実装力を磨く伴走型プログラムとして設計されています。
IVA公式サイト:https://www.intloop.com/intv-accelerator/
IVA採択時のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000023636.html
■ プロダクト紹介:インフラメンテナンスの全プロセスを最適化・自動化する次世代AIプラットフォーム「INFRAI(インフライ)」

「INFRAI(インフライ)」は、AIVALIXが開発・提供するインフラメンテナンスの全プロセスを最適化・自動化する次世代AIプラットフォームです。老朽化が進む上下水道・ガス・プラントといった配管インフラを対象に、AIによるリスクスコアリングと意思決定支援を通じて、点検・更新・維持管理の効率化を実現します。
本プラットフォームは、配管1本ごとの劣化進行や潜在的リスクを多次元データから解析し、限られた予算や人員の中で優先的に対応すべき箇所を可視化します。これにより、従来の定期点検や経験に依存した維持管理から脱却し、科学的根拠に基づく戦略的な保全計画の立案を可能にします。
日本国内では、老朽インフラの増加と熟練技術者の減少が同時に進行しており、自治体やインフラ事業者にとって効率的かつ持続可能な維持管理の実現が喫緊の課題となっています。INFRAIは、AI技術と現場知を融合し、こうした社会的課題に対して現場起点で実効性のあるソリューションを提供します。
現在、AIVALIXは複数の自治体および大手インフラ事業者と連携し、実データを活用したPoC・共同研究を推進中です。導入支援においては、現場ヒアリングを重視し、各地域・業態に合わせたプロダクト設計を行うことで、導入後の再現性と継続的な価値提供を実現しています。
今後は、水道・ガス・プラント領域に加え、ビル・鉄道・バス・道路・通信など幅広い設備資産のメンテナンス領域へと展開を拡大。「老朽化 × 人材不足 × 属人化」という複合課題に対し、INFRAIがインフラメンテナンスの新たなスタンダードとなることを目指し、社会実装を加速してまいります。
■ 代表コメント

このたび、数多くの優れたAIスタートアップが集う中で、INTLOOP Ventures Accelerator 第1期の最優秀賞に選出いただけたことを、大変光栄に思います。約半年間にわたるプログラムを通じて、INTLOOPの皆様から事業戦略や社会実装に関する多角的なご支援をいただき、私たちの構想を実現に近づける大きな推進力となりました。AIVALIXが目指すのは、老朽化や人材不足といった社会の構造課題を、AIの力で根本から解決すること。今回の受賞を一つの通過点として、より多くの自治体・企業との共創を広げながら、インフラを支える“次の当たり前”を創り続けてまいります。
■ 今後の展望
AIVALIXでは、本受賞を契機に、事業の社会実装フェーズをさらに加速してまいります。
今後は以下の領域を重点テーマとして推進していきます。
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自治体・水道事業者との実証プロジェクトの拡大
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民間インフラ設備領域へのソリューション展開
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グローバル市場におけるパートナー開拓の推進
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資金調達活動の本格化
AIVALIXは、AIの力でインフラの安全性と持続性を高め、
社会全体のレジリエンス向上に貢献してまいります。
■ AIVALIX株式会社について

Mission: Resilient infrastructure. Powered by AI.
日本をはじめ世界各国で、社会インフラの老朽化や熟練技能者の減少が深刻化しています。上下水道・ガス・プラント・ビル・鉄道・バス・道路・通信など、生活と経済を支えるあらゆるインフラが、更新の遅れや人材不足、ノウハウの属人化といった構造的課題を抱えています。その結果、事故リスクの増大や運用効率の低下、技能伝承の断絶が進み、都市機能や産業活動の持続可能性を脅かしています。
AIVALIXは、こうした社会インフラ領域の課題に真正面から取り組む東大発AIスタートアップです。点検・維持管理・更新といったインフラメンテナンスの全プロセスを最適化・自動化するAIプラットフォームを開発し、現場知と先端技術を融合させることで、社会全体のレジリエンスを高める仕組みを提供します。
私たちが目指す「レジリエントなインフラ」とは、単に壊れにくいことではありません。変化やトラブルに柔軟に対応し、迅速に回復できる――そんなしなやかで強靭な社会基盤を意味します。そして、そのレジリエンスをAIによって高めていくことは、もはや選択肢ではなく、次の時代を支える必然です。
AIVALIXは、AI技術と現場の知見を掛け合わせ、レジリエンスに満ちた次世代の社会インフラを築くことを使命としています。
そして私たちは、インフラメンテナンス業界における世界一のDX/AIプラットフォーマーを目指し、持続可能で強靭な社会を支える新たな標準を創り出していきます。
採択歴
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三菱地所×01Booster共催「01 Start Next」
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東京都主催「TIB STUDIO」
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INTLOOP主催「INTLOOP Ventures Accelerator」第1期
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Google主催「Founders at Campus community」第1期
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経済産業省主催 J-StarX(UC Berkeley 若手起業家コース)
受賞歴
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2025/5/9 東京都主催 SusHi Tech Tokyo 2025「出世魚ピッチ」審査員賞
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2025/6/14 「Next GenAI Summit powered by DeNA」最優秀賞【優勝】
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2025/6/19 第7回「Startups Emergence Ecosystem」(Gold Sponsor: NTTデータ)Grand Prize【優勝】
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2025/7/10 「JAFCO SEED Pitch 2025」大賞【優勝】
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2025/9/30 「INTLOOP Ventures Accelerator」第1期 最終ピッチ 最優秀賞【優勝】
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2025/10/7 Generative AI Conference TOKYO(主催:AWS / ANOBAKA / DeNA / キャナルベンチャーズ / サーバーワークス / ニッセイ・キャピタル)最優秀賞【優勝】
会社概要

会社名 |
AIVALIX(アイヴァリックス)株式会社 |
本社/第一オフィス |
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー6F |
第二オフィス |
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルB1-1F |
役員 |
中山 太洋(代表取締役社長 兼 CEO) 大島 虎太郎(取締役副社長 兼 CTO) 田中 勇吾(取締役 兼 CIO) |
設立 |
2024年4月 |
事業内容 |
人工知能等の先端デジタル技術および現場の専門知を活用したインフラ業界における課題解決を支援するAIソリューションの研究・開発・提供、主力プロダクトとしてインフラメンテナンスの全プロセスを最適化・自動化する次世代AIプラットフォーム『INFRAI』の開発・展開 |
公式サイト |
■ 本件に関するお問い合わせ先
AIVALIXでは現在、INFRAIのさらなる精度向上と実証導入に向けて、インフラ設備に関する実データをご提供いただける自治体・事業者様を広く募集しております。
現場の知見とAI技術を掛け合わせ、レジリエンスに満ちた社会インフラの実現に向けた共創を目指しています。ご関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
また、本取り組みはインフラの安全性や持続可能性といった社会的課題に深く関わるものです。取材や掲載をご検討いただけるメディア関係者の皆さまからのご連絡も、心よりお待ちしております。
AIVALIX株式会社 広報担当
Email:info@aivalix.co.jp
電話:080-1383-0702

Resilient infrastructure. Powered by AI.
AIVALIXは、インフラにおける“次の当たり前”を社会に届けてまいります。
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