北海道・広尾町発企業 e-Combu提供の「日高昆布」原料でSHIROが2製品を発売
浜に眠る昆布が、世界を潤す一滴に。
株式会社e-Combu(本社:北海道広尾郡広尾町、代表取締役:大砂 百恵、以下 e-Combu)は、コスメティックブランドSHIROに対して、広尾町の「日高昆布(ミツイシコンブ)」由来の原料を提供。SHIROより当社原料を用いたスキンケア2製品が、2025年9月4日および9月18日に順次発売されました。
・背景|“浜に眠る資源”を循環へ

広尾町の海岸には毎年、多くの昆布が打ち上がります。
浜に自然に打ち上げられた昆布を拾い集める「拾い昆布漁」と呼ばれる漁法が古くから行われてきました。新たに海中の昆布を刈り取ることがないため、漁獲圧をかけない持続可能な漁法として知られています。e-Combuでは、拾い昆布等の低利用資源を回収・粉砕・加工し、食以外の領域にも展開することで、環境負荷低減と地域経済の循環を目指しています。
・“素材の都合に合わせる”ものづくり
SHIROでは既存原料の供給変動を受け、代替かつ高機能な海藻原料を探索。その中で、さらりとしたテクスチャーと高い保水力が特長の日高昆布に着目し、e-Combuの粉砕を通じた原料活用が始まりました。SHIROの“素材に向き合うものづくりの考え方”と、e-Combuの“地域資源のアップサイクル”が重なり、2アイテムが誕生しています。
・発売アイテム(SHIROより発売)
日高昆布フェイスマスク(3枚/14枚)
2025年9月4日発売。みずみずしいエキスで肌をうるおし、水分バランスを整えるフェイスマスク。
日高昆布アロエタマヌオールインセラム(60g)
2025年9月18日発売。SHIRO初の“1本完結型”オールインワン美容液。乳化剤不使用で、素材の力だけで一層のクリーム状を実現。
※価格・処方・販売チャネル等の詳細は、SHIROオンラインストアをご参照ください。
・e-Combuについて
e-Combuは、海藻を起点に「限りある資源をどう活かすか」を問い続ける会社です。浜に打ち上げられた昆布や市場で価値がつきづらい昆布を、粉砕・加工技術で新しい用途へ。地域の一次産業と共に、資源循環の選択肢を増やします。
株式会社e-Combu 代表取締役 大砂百恵

私は北海道稚内市生まれで、曽祖父が昆布漁師をしていました。広尾町と出会い、拾い昆布漁という漁を知り、幼い頃から身近なものであった昆布に魅了されました。古来から日本の食文化を牽引してきた昆布ですが、まだまだポテンシャルを秘めている気がします。
今までの歴史が積み重ねられてきた海藻大国/日本の知見と新たな視点で、海藻のポテンシャルを引き出していきたいと思います。引き続き地域に根ざしながら、豊かで美しい地球を未来へ繋いでいきます。
会社概要
会社名:株式会社e-Combu
所在地:北海道広尾郡広尾町錦通南4丁目1-1
代表者:代表取締役 大砂 百恵
設立:2024年6月
事業内容:低利用昆布の回収・加工、飼料開発、化粧品原料提供、地域循環事業の企画・運営
公式HP:https://e-combu-jp.studio.site
公式Instagram:https://www.instagram.com/e_combu
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