【ファクット調査】ファクタリング手数料、3年で最大約10%上昇の可能性─金利上昇は「倒産」を経由して手数料に波及
2者間ファクタリングの相場を示す「ファクット手数料指数」は10.8(2026年5月時点)。試算では3年で11.4、倒産加速シナリオでは12前後へ。ファクタリングメディア「ファクット」がレポートを公開
ファクタリング会社218社を掲載する国内最大級の比較メディア「ファクット」(https://facutto.jp/ )(Common Future & Co.株式会社運営)は、独自集計の「ファクット手数料指数」と最新の企業倒産データをもとに、ファクタリング手数料の今後3年間の見通しを試算したレポート(https://facutto.jp/column/factoring-fee-academic-analysis)を公開しました(ストックオプションアドバイザリーサービス株式会社監修)。
●ファクタリング比較メディア「ファクット」公式サイト

●ファクタリング手数料の今後3年間の見通しを試算したレポート
●ファクット手数料指数(FFI)
結論
主な結論は、「金利上昇はファクタリング手数料にほぼ直接効かず、手数料を押し上げるのは、金利上昇が引き起こす企業倒産である」というものです。 約30年ぶりの金利水準と4年連続増の企業倒産を織り込むと、2者間ファクタリングの手数料相場(ファクット手数料指数:現在10.8)は、3年で指数11.1〜11.4(+0.3〜0.6ポイント、現在比約3〜6%増)、倒産が加速すれば12前後(約+1.2ポイント、現在比約10%増)まで上昇する試算となりました。
銀行融資を使いにくい中小企業・個人事業主ほど影響を受けやすく、金利上昇の「見えにくいしわ寄せ」を定量化した調査です。
レポート全文:https://facutto.jp/column/factoring-fee-academic-analysis

調査サマリー(3つのポイント)
1.【見通し】2者間の手数料指数は3年で10.8→11.1〜11.4、倒産加速なら12前後
上昇幅は指数で+0.3〜0.6ポイント(現在比約3〜6%増)、加速シナリオでは約+1.2ポイント(現在比約1割増)。上昇は急騰ではなく、会社間競争に抑えられた「じわじわ型」と予想。
2.【メカニズム】金利は手数料に「直接」ではなく「倒産経由」で効く ファクタリングは1〜2か月の短期取引のため、政策金利が1%上昇しても手数料への直接の上乗せは指数で+0.1ポイント前後にとどまる。本命は「金利↑→企業の利払い負担↑→倒産↑→貸し倒れ↑→手数料↑」という間接の連鎖。
3.【根拠データ】倒産は4年連続増、2026年はさらに加速 帝国データバンクによると2025年度の企業倒産は10,425件で4年連続増。2026年1〜4月は前年同期比+7.2%と増勢が加速しており、手数料には当面、上昇圧力がかかり続ける。
背景:「金利が上がるから手数料も上がる?」
2024年3月のマイナス金利解除以降、政策金利は約0.75%(2025年12月時点)と約30年ぶりの水準まで上昇し、10年国債利回りも約2.67%(2026年6月時点)に達しました。資金調達の現場では「金利が上がればファクタリング手数料も上がるのではないか」という声が増えています。
本レポートでは、手数料を「①資金コスト(金利)+資本コスト②販管費③焦げ付きへの備え④利益」の4つの部品に分解する標準的な価格理論(コストプラス方式)に基づき、金利と倒産という2つの変数が手数料にどう効くのかをデータで検証しました。

調査結果1:金利の「直接の効き」は小さい
ファクタリングは売掛金の入金までの1〜2か月をつなぐ超短期取引です。このため、ファクタリング会社の資金調達コストに金利上昇が乗っても、手数料への直接の影響は指数で+0.1ポイント前後と限定的です。手数料を本当に動かすのは、売掛先の倒産による「焦げ付きへの備え」です。
調査結果2:金利と倒産は対立せず「連鎖」する
ただし、金利が手数料に無関係というわけではありません。金利上昇は企業の利払い負担を増やし、倒産を押し上げる「引き金」として上流で働きます。
金利↑ → 企業の利払い負担↑ → 倒産↑ → 焦げ付き↑ → 手数料↑
この経路は、学術的には「金融アクセラレータ」「信用チャネル」(Bernanke–Gertler–Gilchristほか)として知られるメカニズムと整合します。実際、帝国データバンクの集計では企業倒産は2025年度10,425件(4年連続増)、2026年1〜4月は前年同期比+7.2%と加速しており、物価高・人手不足・ゼロゼロ融資返済に金利上昇が重なる構図です。

※本見通しは前提を置いた感応度分析であり、将来の手数料を予測・保証するものではありません。「3年」は試算上の想定期間であり、実際の推移は倒産・金利の動向で変わります。
田中一平(ファクット編集部責任者)コメント
「金利上昇の負担は、銀行から低金利で借りられる企業ではなく、借りにくい中小企業や個人事業主に、倒産という形を経由して遅れて重く届きます。手数料が上がる局面ほど、相場を知らずに1社の見積もりだけで契約することのコストは大きくなります。本指数が『自分の見積もりは高いのか』を確かめる物差しとして使われることを期待しています。」
調査概要
調査名:ファクタリング手数料の中期見通しに関する試算レポート
公開日:2026年6月11日
調査主体:ファクット編集部(Common Future & Company株式会社)
監修:ストックオプションアドバイザリーサービス株式会社
対象データ:ファクット掲載220社・249サービスの公開手数料条件(2026年6月11日時点)、帝国データバンク「全国企業倒産集計」、日本銀行公表金利データほか
手法:コストプラス方式に基づく手数料の要因分解と、金利・倒産件数を変数とする感応度分析
レポート全文:https://facutto.jp/column/factoring-fee-academic-analysis
報道関係者の皆さまへ
本リリースおよびレポート内のデータ・図表は、出典として「ファクット調べ」(https://facutto.jp/)を明記のうえ、自由にご利用いただけます。グラフの元データのご提供、追加集計への取材にも対応いたします。下記連絡先までお気軽にお問い合わせください。
ファクット手数料指数とは
「ファクット」掲載各社の公開手数料条件を独自に集計・指数化した、ファクタリング手数料相場の定点観測指標です。2026年5月時点で2者間約10.8、3者間約5.3。毎月更新し、誰でも無料で閲覧できます。 https://facutto.jp/fee-index
監修
本レポート信用リスク評価に関する記述は、ストックオプション・新株予約権の公正価値評価を専門とするストックオプションアドバイザリーサービス株式会社(https://soas.co.jp/)が確認しています。
「ファクット」について

ファクタリング会社220社・249サービスを手数料・入金スピード・口コミで比較できる国内最大級の比較サイトです。給与ファクタリング・実質貸金業者は掲載せず、独自の掲載審査基準とランキング基準を公開しています。
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ファクット手数料指数:https://facutto.jp/fee-index
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Common Future & Co.株式会社
設立
2015年10月5日
資本金
3,520万円
所在地
神奈川県逗子市小坪6-6-46
事業内容
AI基盤ネットサービスの開発・運営
コーポレートサイト
https://cfac.co.jp/
本件に関するお問い合わせ(報道関係者様)
Common Future & Company株式会社
ファクット編集部(田中一平)
E-mail: info@facutto.jp
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