OEM受注開始!本革専門メーカーが挑む新世代のサステナブル生地を使った製品づくり
大阪の革製品メーカー"ナダヤ"がパイナップルの葉からできたサステナブル素材"PIÑATEX"を使ったOEMの受注と素材卸売を開始
PIÑATEXは他の代替レザー(ヴィーガンレザー)と比較して植物由来成分比率が高く環境に優しい反面、革と材質が大きく異なり加工が難しいのが特徴です。元来ナダヤが持つ革加工技術に加え自社ブランドPINAMORE(2021年東大阪ブランド認定)の製造と販売を通じてPIÑATEXを使った製品開発のノウハウを蓄積してきました。
このエコフレンドリーなPIÑATEXをより広く社会に届けるため、OEMと素材卸売にも取り組むことで更なるサステナブルな社会への貢献に挑戦します。
ナダヤの事業が次のステージへ
私達がパイナップルの葉由来の素材PIÑATEXと出会ってから4年。
自社ブランドPINAMORE、東大阪ブランド認定、テレビや雑誌のメディアなど、
様々な取り組みを通じて少しずつ私達の事業を知っていただいております。
この素晴らしい素材PIÑATEXの考え方や取り組みをもっと社会に広げるために。
使うだけでなく作る側の私達だからこそ次のステージへ進むために。
今までのPINAMOREブランドの自社販売のみから、
PIÑATEXを使ったOEM
PINAMOREブランド卸売
PIÑATEX素材販売
の3つを新たに事業として始めます。
自社ブランド事業で培ったノウハウを活かして、そして
このPIÑATEXを使った製品がSDGsな社会へ貢献することを信じて、
ナダヤではさらにサステナブル事業を加速させていきます。
お問い合わせやご依頼はコチラ
https://www.nadaya.co.jp/contact
※PIÑATEX素材販売は開始時期未定
PIÑATEXとは
・パイナップルリーフ繊維 :72%
・PLA(ポリ乳酸)※ :18%
・BioPU(ポリウレタン) :5%
・PU(ポリウレタン) :5%
という、9割以上が植物由来成分からできた次世代のサステナブル素材です。
※PLAはとうもろこしやじゃがいもに含まれる植物由来成分
私達は代替レザーを使った製品開発のおいて、このPIÑATEXの使用にこだわってきました。
それは、少量の植物由来成分を混ぜることでヴィーガンレザーやサステナブルを謳う他素材もある中、PIÑATEX開発元であるANANAS ANAM社の取り組みや担当者とのやり取り、そして実際に9割以上が植物由来という、サステナブルへの姿勢に共感しているからです。
ANANAS ANAM社
元来、牛など動物から作られる革も食肉の副産物でありサステナブル素材です。
実際、私達は本革を使った製品づくりに50年以上継続して取り組んでいます。
社長もレザーソムリエ(現在取得できる最上位の中級)を取得していたり、
株式会社ナダヤは本革に関するプロフェッショナルです。
PVC(塩化ビニル)のように環境負荷の大きい代替素材(合皮)も多くあり、
新しいサステナブルな選択肢としての植物由来の新素材でないと意味がありません。
素材によっては革の方がサステナブルということになりかねません。
革の専門家である私達だからこそ、このPIÑATEXを採用しています。
そしてできたブランドが自社オリジナルの"PINAMORE(ピニャーレ)"です。
東大阪ブランド PINAMORE
今でこそ東大阪ブランドにも認定していただいたPINAMOREですが、始めは苦難の連続でした。
まず植物由来成分が多いため革より紙に質感が近く、従来の革製品の製法では対応できない部分が多かったため、製品開発で1年以上を費やしました。さらに、やっと販売を始めても初めは全くと言っていいほど売れませんでした。
理由は簡単で、PIÑATEXを代替レザーとして、つまり革の代わりとして扱っていたからです。
PIÑATEXは新しいサステナブル素材であり、革の代わりではありませんでした。
そして素材仕入れから2年以上して自社サステナブルブランドPINAMORE(ピニャーレ)が誕生。
2021年にPINAMOREを東大阪ブランド認定していただいてから、
・百貨店様でお取り扱い
・テレビ、雑誌取材
・大学と産学連携
など、多数の社外企業・団体様とお取り組みさせていただきました。
このPINAMOREで私達が培った技術やノウハウを活かして、
次は自社ブランドだけではなく、お客様のOEM受注も通して社会貢献を目指していきます。
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