「漏えいリスクゼロ」 顧客データを安全に管理、利用・・取得特許を活用した新クラウドシステム「トルソー」を公開
2021年10月20日 株式会社ヴィアックス
株式会社ヴィアックス(本社:東京都中野区、代表取締役社長:林秀和)は、10月20日、当社取得特許を活用したデータ処理システム 「トルソー」 をリリースいたします。「データを価値ある情報に」をコア・コンセプトに掲げたクラウドシステム 「トルソー」 は、社内に埋もれている顧客データを活用できる新サービス。顧客情報を販促活動に使いたいが、情報漏洩の不安から、これまで踏み切れなかったというお悩みを解決します。
■個人情報を安全に活用:クラウド方式のトルソーシステム
個人情報を扱うシステムへのクラウドシステム活用は、これまで情報漏洩のリスクを排除できませんでした。
2つのシステムを組み合わせ、個人情報を安全に利活用することを可能にしたのが、当社のクラウドシステム
「トルソー」です。
■新クラウドシステム 「トルソー」 の仕組み
〇保有する個人情報を2つに分けて格納します。
●第一データベース (データセンターなどのセキュア環境)―既存の保有個人情報
●第二データベース (クラウドシステム環境)―個人情報の項目をカットしたもの「トルソー」
「トルソー」部では、属性項目の自在な複合検索ができます。
〇検索結果に対応する個人を特定する場合
1 クラウドシステム内部で生成された「検索条件式(SQL)」を第一データベース管理者にメールで通知
2 第一データベース管理者は、検索条件式(SQL)をデータベース管理ツールでSQLコマンドを発行
個人情報項目を含む原データを取得できます。
※このクラウドシステム「トルソー」の構築には、当社取得の特許を活用しています(特許第6343408号)。
■トルソーシステム誕生の背景
1973年創業の当社は、クライアントから個人情報を預託され、
指定された販促物を制作・発送する業務に約50年にわたり携わってきました。
当社クライアントのある企業様は、広域の販促活動のために膨大な個人情報データを保有されており、
販促対象者を効率良く、迅速に選り出す仕組みを考えてくれないかという要望がありました。
難問はインターネットと接続しているシステムに個人情報を格納してはならないという条件でした。
当社は、個人情報データから個人情報を削除した別のデータベースをクラウドシステムへ配置し、
そのシステムによって対象を特定するための検索画面を提供しました。
検索式によって販促対象の件数を絞り、その対象のみの個人情報を
格納してあるシステムに通知します。
利便性を確保しつつ、個人情報をインターネットにさらすことなく
検索結果を導き出した検索式(SQL)のみを個人情報を格納しているシステムへ通知することで、
もっとも安全な手段で個人情報を利活用することを実現しました。
※上記、個人情報をカットしたデータをミロのビーナス像になぞらえて「トルソー(胴体)」 システムとしました。
※この方式は、「セキュリティーに配慮した形でクラウドサービスの利用の恩恵を受け、
効率的な発注処理を実現するための発注システム」として2018年に特許を取得しています。
■ 「トルソー」導入の効果
1.原データから個人情報を削除したデータベースを用いるため、個人情報漏洩のリスクから解放されます。
2.集計業務の担当者は、個人を特定する情報には直接アクセス出来ません。クラウドシステム内で目的別に 「トルソー」のデータへアクセスし、自在に検索と件数集計が可能です。
3.検索によって件数を得た時点で、対象を特定できます。使用した検索式(SQL)を、個人情報管理者に送信することで、効率的な販促活動が展開できます。
4.クラウドシステムの活用により、必要なときだけ増強、活用できます。ハードインフラを所有しないため、費用対効果が高いシステムです。
■<個人情報管理の実績49年> 株式会社ヴィアックス 概要
社名:株式会社ヴィアックス
設立:1973年8月
資本金:1億7,774万円
所在地:東京都中野区弥生町2-8-15 VIAXビル
代表者:代表取締役社長 林 秀和
従業員数:1,777名(2021年4月1日現在)
事業内容:ダイレクトマーケ―ティング、図書館運営、人財サービス、物販(EC)、出版
URL:https://www.viax.co.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先 】
管理本部 :広報担当:神田・廉谷 (かどたに)
TEL:03-3299-6010
E-mail:kanda@viax.co.jp kadotani@viax.co.jp
以上
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