Green Earth Institute 株式会社(グリーン アース インスティテュート)との業務提携契約締結
21世紀のバイオリファイナリー産業におけるプラットフォームとなるべく、地球環境保全、脱化石資源、非可食バイオマス利用によるサステイナブル社会の実現へ
日本ハイドロパウテック株式会社(本社:新潟県長岡市、代表取締役:熊澤正純(くまざわまさずみ)、以下「NHP」)は、この度、Green Earth Institute株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役(CEO)伊原智人(いはらともひと)、以下GEI)とバイオリファイナリー分野における業務提携契約を締結したことをお知らせいたします。
日本ハイドロパウテック株式会社(以下「NHP」https://hydro-powtech.co.jp)とGreen Earth Institute株式会社(以下「GEI」https://gei.co.jp)は、NHPが保有する食品などを加水分解する独自技術を、GEIが得意とする発酵技術と組み合わせることで、食品残渣や農業残渣を化学品にアップサイクル※1する生産プロセス技術を構築するため、2022年3月8日、業務提携契約を締結致しました。
食品残渣や農業残渣などのバイオマス由来の廃棄物を原料として、微生物に発酵させ化学品を生産しようとする場合、一般的には前処理というプロセスにより、廃棄物を微生物が食べる「糖」という成分に変換しやすくすることが必要となります。前処理は、通常、酸やアルカリを使ったり、圧力や温度を長時間かけるために多量のエネルギーが必要となることから、後工程に悪影響を与えたり、コストが高くなるという課題がありました。NHPの有する加水分解技術は、食物繊維、炭水化物、あるいはタンパク質を、酸やアルカリを使うことなく短時間で低分子化する技術です。GEIは、食品残渣や農業残渣などを化学品の原料として使う際に、NHPが有する加水分解技術により、これまで社会実装にあたって障壁となっていた前処理の課題を解決しうることを確認しました。
今回の契約締結は、NHPとGEIが共同してサーキュラーバイオ®製品※2の低コスト生産を実現するために業務提携することにつき、合意に至ったものです。
GEIは、「グリーンテクノロジーを育み、地球と共に歩む」を経営理念(ミッション)として、廃棄物の資源化に取り組んでおり、NHPはこの協業を通じて、サーキュラーバイオ製品の社会実装を進めるサポートを通し、循環型社会の実現に貢献して参ります。
またNHPは、食品業界で発生するバイプロダクトの有効利用を目的に、食品業界における問題解決を積極的に進めて参ります。
※1 サーキュラーエコノミー(循環型社会)において、原料となる廃棄物よりも付加価値の高い製品にリサイクルすること。
※2 食品残渣や農業残渣のようなバイオマス由来の廃棄物から作られた製品で、サーキュラーエコノミー(廃棄物を資源に変えるという循環型社会)とバイオエコノミー(石油からバイオマスに変えるバイオ社会)を同時に実現するもの。
以上
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