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株式会社アルバトロス・テクノロジー
会社概要

浮体式風車開発のアルバトロス・テクノロジー、日本政策投資銀行などから総額4.2億円のシリーズA資金調達を実施

株式会社アルバトロス・テクノロジー

浮体式洋上風車(垂直軸型)の開発に取り組む株式会社アルバトロス・テクノロジー(本社:東京都中央区、代表:秋元博路、以下、当社)は、日本政策投資銀行などを引受先として総額4.2億円のシリーズA資金調達を実施いたしました。ジェネシア・ベンチャーズを引受先としたシードラウンド(2022年8月に実施)を含めた累計調達額は約5.2億円となります。

図1 浮体式垂直軸型風車のウインドファーム(イメージ)図1 浮体式垂直軸型風車のウインドファーム(イメージ)

資金調達先と資金使途
今回のシリーズAでの資金調達は第三者割当増資により次の投資家から出資いただきました。
株式会社日本政策投資銀行、三井住友海上キャピタル株式会社、三菱ガス化学株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社アルバクロス、昭和機械商事株式会社、株式会社TOKAIベンチャーキャピタル&インキュベーション、および個人投資家。

調達した資金は、主として人材獲得に使用するほか、小型海上実験機開発の加速および、次ステップの大型海上実験機の準備に使用します。なお、小型海上実験の費用については、後述の5社共同研究で既に確保しています。


開発の背景と目的
政府目標である2050年カーボンニュートラルの実現には、洋上風力発電の主力電源化が不可欠です。着床式洋上風車を中心とする欧州と異なり、日本では浮体式洋上風車の開発に集中する必要があります。洋上風力の設置が進む欧州の北海は、日本海に匹敵する面積を持ちながら瀬戸内海よりも浅いため、沖合100kmでも着床式が可能です。一方、日本周辺は陸から数kmで着床式の適用水深を超えるため、係留した浮体の上に風車を載せる「浮体式風車」でないと、沖合の強風を利用できません。



図2 世界の浮体式洋上風力発電の新規導入見通し(MW)(出典) GWEC “Global Offshore Wind Report 2023”図2 世界の浮体式洋上風力発電の新規導入見通し(MW)(出典) GWEC “Global Offshore Wind Report 2023”

浮体式風車は、沖合に設置できるため設備利用率が高く、同じ設計のまま様々な水深域に設置できる事から、再エネの主力電源として期待されています。図2に示すように浮体式の市場は今後急拡大が予測され、年平均成長率(CAGR)は、2022-2027年で78%、2027-2032年でも47%に達します。

カーボンニュートラルの進展とともに、浮体式風車技術がある国へ資本が移動していくため、この技術を自国で保有する事が重要であり、各国政府が後押ししています。日本は、トップクラスの需要とポテンシャルを持っていますが、残念ながら存在感が無く、大胆な取り組みが必要です。

高さ150mに達するタワー上に風車を載せる従来型(水平軸型)の浮体式風車は、重心が高く、超大型台風の中でも安全を確保するために巨大で高コストの浮体を必要とします。設置作業船、港内インフラ整備、保守費用も高額になり、更なる大型化の難易度は急速に高まります。

そこで当社は、次世代のための風車として、浮体式の垂直軸型風車に分類される浮遊軸型風車(Floating Axis Wind Turbine: 以下、FAWT、ファウト)を開発しています。FAWTは、小型化した浮体でありながら、安定した強風が吹く沖合に設置でき、設備費および保守・運転維持費も低減できる事から、浮体式風車のゲームチェンジャーとなります。

また技術・製造で海外に大きく依存する従来型に対し、FAWTは、ほぼ全て国内調達です。これにより、国内への経済波及効果とグリーン投資の国内環流を見込みます。ほぼ100%のリユース・リサイクル設計により、ライフサイクルにおける炭素排出量も大幅に削減します。


浮遊軸型風車(Floating Axis Wind Turbine:FAWT)の特徴


図3 浮遊軸型風車(FAWT)は浮体を小型化し、大型の設置作業船を不要とすることなどによりコストを下げる図3 浮遊軸型風車(FAWT)は浮体を小型化し、大型の設置作業船を不要とすることなどによりコストを下げる

【低コスト化】

  • 傾斜しても発電性能が低下しにくい特性から、最大出力時に20度傾くことを許容するため、浮体を小型化でき、設備費用を大幅に低減します。

  • 風車部分はカーボン複合材(CFRP)の連続引抜き成形(※1)により製造コストを低減します。

  • 発電機などの主要機器が海面近くに設置される垂直軸型風車の特性を生かして、保守・運転維持費も大幅に低減します。

  • 大型クレーン船やSEP船を使わずに組み立て・海上設置するため、工期短縮、コスト削減になります。従来型では、高価で希少な大型設置作業船を連続稼働させるため、大量の風車と基礎を地盤補強された基地港湾のヤードに並べる必要がありますが、FAWTが必要とするヤード面積は小さく、地耐力の要求はコンテナヤード程度です。

【国内サプライチェーン構築】

  • FAWTの風車ブレードは、同一断面形状で長さ方向に分割製造が可能なため、大規模な製造工場が不要です。また、自動化した連続製造プロセス、輸送容易な分割ブレードは、国内製造に適しています。

  • 風車部分に使用するカーボン複合材の原材料である炭素繊維のシェアは、日系企業が8割ほどを占めています。

  • 複数の発電機(15MW風車であれば1MW発電機15台など)を搭載するため、海外大手企業の大型発電機技術に依存せずに国産発電機が使えます。

※1 金型を通して樹脂と繊維を引き抜きながら固化させ、一定断面の部材を連続出力する成形方法


各投資家からのコメント
株式会社日本政策投資銀行(DBJ)業務企画部 イノベーション推進室長 竹森 祐樹氏
アルバトロスが開発する浮遊軸型風車は、洋上風力発電拡大の鍵を握る浮体式風車の新たな選択肢になると考えています。海上での運用に適した当社風車は、浮体の小型化が可能であり、普及の課題であるコスト低減の実現を目指します。現在は開発初期段階にあり、商用化までに多くの技術課題を検証する必要がありますが、DBJは、風車開発を通じて脱炭素社会の実現、国内サプライチェーンの再構築に貢献する当社のチャレンジに伴走してまいります。

三井住友海上キャピタル株式会社 投資開発部 マネージャー 宇都宮 夢人氏
日本の再生可能エネルギーにおいて、洋上風力発電の拡大が強く求められているなか、アルバトロスが開発する独自方式の浮体式垂直軸型風車(FAWT)は、日本の洋上風力発電に最適な発電方式であると確信しております。カーボンニュートラルな社会の実現に向け、同社の挑戦を応援いたします。

三菱ガス化学株式会社 基礎化学品事業部門企画開発部長 野村 俊広氏
三菱ガス化学は化学メーカーとして合成樹脂など多くの素材を扱っており、既存製品の拡販に留まらず、日々、新規用途の開拓を行っています。その中で、アルバトロスの取り組みは私どもの扱う素材がお役に立てるのではないかと考えていることに加え、再生エネルギーの中でも浮体式洋上風力発電という新しい分野に挑戦する姿に共感し出資しました。本日の発表を機に、アルバトロス社の取り組みが進展することを期待しております。

三菱UFJキャピタル株式会社 投資第三部 部長 西尾 祐一氏
洋上風力は国家成長戦略の筆頭に位置する項目です。一方浅瀬の少ない日本では、係留した浮体の上に風車を載せる浮体式風車が適していますが、重心が高い従来型では、巨大で高コストの浮体を必要とします。アルバトロスはこの課題解決に資する技術を有し、ゲームチェンジャーとなり得る可能性を秘めております。弊社でも今回の出資をきっかけとして、MUFGの一員としての強みを生かし、当社の事業成長、並びに国内の洋上風力発展に貢献して参りたいと思います。

株式会社アルバクロス 代表取締役パートナー 鈴木 亮太氏
FAWTには、従来型風車が抱える課題の解決を通じて、日本のエネルギー問題を克服するポテンシャルがあります。秋元CEOをはじめとするチームのみなさまに実用化に向けた研究開発を進めていただくことを期待するとともに、弊社としてもそのサポートができればと考えております。

昭和機械商事株式会社 専務取締役 岡﨑 真人氏
浮体式洋上風車のゲームチェンジャーを目指すアルバトロスの進む先には、カーボンニュートラル、エネルギー自給率の向上、国内製造業の活性化という明るい未来が待っています。この度、出資によりアルバトロスを後押しし、社会貢献できることに喜びを感じています。また、浮体式には係留索が必要です。「チェーン」を生業とする当社だからこそ協力できることがあれば資材供給や技術支援もさせて頂きたいと考えています。

株式会社TOKAIベンチャーキャピタル&インキュベーション 代表取締役社長 横田 直人氏
アルバトロス社が開発を進める洋上風車は、回転軸を海面に対し垂直とするもので、海に浮かべる浮体部分の小型化や風車の製造方法の工夫によって、従来型(水平軸型)の風車に比べ、設備費用の大幅な低減が期待されています。また建設・メンテナンスの効率化によって低コストでの運用が可能とされております。弊社は今回の出資を通して、同社の成長ならびにカーボンニュートラルの実現に取り組んでまいります。


共同研究の進展
今年5月に発表したJパワー・東京電力HD・中部電力・川崎汽船と当社との共同研究が進行中です。また大阪大学大学院工学研究科は浮体動揺解析技術、革新複合材料研究開発センターICC(金沢工業大学)はカーボン複合材の成形技術、福井ファイバーテック株式会社(愛知県)は風車部の製作、株式会社みらい造船(宮城県)は浮体製造でご協力いただいています。

図4 小型実験機用動力取出部の試作 (左)屋内実験中の試作機、(右)大型風車の動力取出部図4 小型実験機用動力取出部の試作 (左)屋内実験中の試作機、(右)大型風車の動力取出部

2023年度は、従来型風車のナセルに相当する動力取出部の試作と屋内実験を実施中です。この結果を反映させながら小型海上実験機の設計を進めています。風車、浮体についても設計作業が進行中です。2024年度に小型機を海上に設置し、大型機に向けた検証を開始する予定です。

また国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による助成(2022年度)を受け、新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業において風車効率の解析等を実施中です。


採用情報
次の世代とエネルギーの未来のため、私たちと一緒にFAWTの開発を進める仲間を募集しています。下記のURLからエントリーください。
https://www.albatross-technology.com/careers


会社概要
会社名:  株式会社アルバトロス・テクノロジー
代表取締役:  秋元博路
所在地:  東京都中央区日本橋人形町2-12-5
設立:  2012年に合同会社として設立、2022年7月に株式会社化
事業内容:海洋再生可能エネルギーの利用に関する技術開発
コーポレートサイト: https://www.albatross-technology.com/
本件に関するお問い合わせメールアドレス: contact@albatross-technology.com

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株式会社アルバトロス・テクノロジー

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URL
https://www.albatross-technology.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都中央区日本橋人形町 二丁目12番5
電話番号
03-3662-0044
代表者名
秋元博路
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2022年07月
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