SDGsの取り組み フードドライブを通してフードロス削減と貧困問題解決を
■食品を集める活動「フードドライブ」について
企業や庁舎で実施
家庭内で使い切れない未使用食品を持ち寄り、フードバンク団体や福祉施設などに寄贈する活動をフードドライブ活動と呼んでいます。フードバンク湘南では市役所や企業の空きスペースを利用して定期的にフードドライブを開催しています。
この先も会場を貸してくれる企業や、企業・商業施設内でフードドライブボックスを設置する活動に賛同してくれるパートナーも募集しています。
なぜフードドライブが必要なのか
フードドライブでは以下を主な寄贈の流れとします。
⑴企業において、食品としてはまだ問題なく食べられる物であっても賞味期限の問題やパッケージ破損等で市場に出すことができない食品を寄付する。
⑵一般家庭において、消費しきれない未使用の食品を寄付する。
これらの寄贈された食品はフードバンクを通して「ひとり親家庭」「児童福祉施設」「緊急的に支援を必要とする方」「子ども食堂」等に届けられます。食品ロス削減と貧困をなくすというSDGs問題解決に繋がり、両者にとってウィンウィンな状態なのです。
また、⑴においては食品を廃棄する時にかかるコストを抑えられるという利点も伴います。食品ロスの廃棄コストは国民1人当たり年間およそ1,394円との試算も出ています。
支援世帯数と寄贈量
フードバンク湘南を利用する世帯数は2021年度から2024年度にかけて2倍以上の伸びになります。一方、寄贈された食品の総重量は支援世帯数に対して伸び悩んでいることが読み取れます。
■フードバンク湘南の現状
最新の集計より、フードバンク湘南の支援を必要とする「支援世帯数」と企業や農家・一般家庭からフードバンクに寄付される「寄贈品量」において、支援世帯数は2年間でおよそ2倍の増加傾向であるがフードバンク倉庫の在庫は減少傾向にあることがわかります。これではフードバンクの食品の在庫が枯渇していく一方です。在庫管理は「フードバンク業務管理システム」を開発した株式会社アクアリーフ(神奈川県平塚市/代表取締役:長谷川智文)のアプリを使用しているため数字で管理することで可視化が可能となりました。必要な情報を必要な時に出すことができ、今が食品の寄付を募る時だと感じています。皆さまからの温かいご支援をお願いいたします。
■利用者の方の実際の声を聞く
社会に届け!利用者の声
フードバンク湘南では、支援を必要とする世帯が増える一方で、企業や一般世帯からの食品寄付が減少傾向にあります。2024年6月21日、日本の食品ロスは年間472万トン(令和4年度/2022年度)と農林水産省により公表されましたが、廃棄される食品がフードバンクに寄付をしてもらえる新たな仕組みが今後のポイントになりそうです。そこで、現在フードバンク湘南を継続的に利用されている方々からの声を一部記載します(写真)。現場の声が企業や日本社会に届くことで、変わる可能性も見いだせるという思いから利用者の方々にも協力してもらいました。
■今後の展望
フードバンク湘南では「フードドライブ」を協力してくれる企業やスーパーなどと連携して、寄贈食品回収ボックスを設置してもらえるよう呼びかけます。今支援が必要な家庭に食品が届くことで、少しでも希望が見える社会だと思えるのであればこの活動の意味があります。支援を必要としている方々の声を社会全体と共有していくことも私たちNPO法人の重要な役割であると考えています。そのためには活動の全貌を周知させる努力も不可欠であり、メディア等を通じて発信していくことを目標に定めました。
■認定NPO法人フードバンク湘南について
認定基準をクリアした組織で、高い信頼性、公益性、透明性が評価されたNPO法人です。フードバンク湘南は食品ロス削減を目的として企業 ・ 農家 ・ 一般家庭より食品の寄贈を受け、ひとり親家庭や支援を必要とされる方、児童福祉施設・子ども食堂などへ食品を無償提供することで貧困問題の解決を目指しています。団体の活動に賛同してくれる企業・学校・団体等がありましたら共に問題解決に向けて進みたいと考えています。
【団体概要】
名称 :特定非営利活動法人 フードバンク湘南
所在地:〒254-0061 神奈川県平塚市御殿1丁目33-35 亀井ハイツ101
代表 :大関めぐみ
設立 :2017年7月
TEL :0463-79-5824
HP : https://foodbank-shonan.com/
その他、Facebook、Instagram等での情報発信をしています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像