コーヒーかすでコーヒー豆を焙煎⁉<資源循環型コーヒー焙煎所ATARAO> 焙煎事業開始

〜コーヒーかすを燃料として再利用し新たにコーヒー豆を焙煎、持続可能なコーヒー生産の新たなスタンダードを確立〜

ERGANA DESIGN

Ergana Design代表の青木氏とCOVE COFFEE ROASTERS代表の山本氏は、このたび共同で、コーヒーかすを100%再利用して新たなコーヒー豆を焙煎する<資源循環型コーヒー焙煎所 ATARAO>を設立し、焙煎事業を開始致しました。

この革新的な取り組みは、深刻化するコーヒーかすの廃棄問題に対する実効性の高いソリューションとして、コーヒー産業に新たな持続可能性をもたらします。

【背景:コーヒー産業が直面する環境課題】

世界では年間約900万トン、日本国内では約40万トンのコーヒー豆が輸入され消費する一方で、抽出後のコーヒーかすは大量に廃棄されています。

コーヒーかすは一部で飼料や肥料として再利用されているものの、その量はごく僅かであり、大部分は廃棄処分されているのが現状です。

【リサイクルが進まない主要因】

コーヒーかすのリサイクルが広まらない背景には、以下3つの本質的な課題があります。

1. 廃棄量に見合ったリサイクル方法の欠如:日々大量に発生するコーヒーかすの用途が限定的

2. 保管リスク:水分を多く含みカビやすいため、保管が困難

3. 運搬回収のコスト高:容積が大きく重量もあるため、収集・運搬コストが高い

【ATARAOが実現する革新的な資源循環モデル】

ATARAOでは、これらの課題を解決する6段階のシステムを構築しました。

1. 固形化技術

コーヒーかすを接着剤不使用で固形化。

水分低減と容積圧縮により保管・輸送効率を大幅に向上させます。

2. 高効率燃焼システム

固形化したコーヒーかすを高効率で燃焼させる焙煎機を独自に開発し、効率的に燃焼が継続する環境を構築。

近隣カフェから回収したコーヒーかすを燃料とすることで、エネルギーの地産地消を実現します。

3. 持続的焙煎プロセス

従来の主流であるガス焙煎から脱却し、固形化したコーヒーかすを熱源とした焙煎ノウハウを開発。

独自の風味プロファイルを生み出すとともに、環境負荷を最小化します。

4. クローズドループシステム

コーヒーかすの排出から再利用するまでの間に、コーヒーかすが他産業に流出することがなく、自己完結できる為、長距離輸送等で無駄なエネルギーを使用することなく継続性のある再利用を実現しました。

5. 無添加プロセス設計

固形化の際に接着剤等の添加物を一切使用しないため、燃焼後の灰にも不純物が含まれず、二次利用の幅が広がります。

6. 副産物の有効活用

焙煎後に発生する灰は土壌改良剤や病虫害予防材料、陶芸用釉薬原料として再利用。廃棄物ゼロの循環を実現します。

コーヒーかすを固形化したもの(コーヒーブロック)
コーヒーブロックが実際に燃焼している様子

【環境への具体的貢献】

小規模のコーヒー焙煎所(年間1トン焙煎)で、都市ガスを使用する焙煎機を用いた場合、焙煎時のガスの燃焼によって約1トンのCO2を排出します。ATARAOのシステムはこの問題に対し、従来廃棄されていたコーヒーかすを燃料として活用することで、以下の効果をもたらします。

- 焙煎時に排出される年間約1トンのCO2を削減

- 杉の木92本分のCO2吸収効果に相当

- 1トンの豆焙煎時に500kg以上のコーヒーかすを再利用

これはカーボンオフセットの実践例として、コーヒー業界全体のカーボンニュートラルに向けた取り組みを大きく前進させるものです。

※焙煎機のガス消費量を31,500~35,100 kcal/hと想定

※焙煎機の予熱時間を30分、焙煎量を1バッチ5kg、焙煎時間を15分として計算

※杉の木の年間吸収量を11.25kgと想定

※コーヒーかすの再利用量は焙煎量によって異なります

【今後提供予定の商品・サービス】

ATARAOでは、以下の商品・サービスを順次展開してまいります。

- 資源循環型焙煎によるスペシャルティコーヒー豆の販売(小売・卸売)

- 出張コーヒー・出張焙煎サービスの提供

- コーヒーかす100%で作られたコーヒーブロックの販売(小売・卸売)

※コーヒーかすの回収は、既存サービスとの連携を通じて提供しております。

誠に恐縮ながら、コーヒーかすのみの回収は現在承っておりません。

【市場における差別化要因】

- コーヒーかす100%燃料による焙煎という革新的手法

- 再生型農業で栽培された高品質コーヒー豆の厳選使用

- 焙煎方法による独自の風味プロファイル開発

- 循環型の製造プロセスによる環境負荷の最小化

【限定生産のご案内】

当焙煎所のコーヒー豆は、その持続可能な製法と独自の風味特性から、

厳選された生豆と回収されたコーヒーかすの量に応じた「限定生産」となります。

法人向け卸売についても数量限定のため、早期のご検討をお勧めいたします。

先行予約いただいたパートナー企業様には、ATARAOとの共同PR施策やオリジナルブレンド開発など、特別なコラボレーション機会をご用意しております。

環境価値と商品価値を両立させる新たなビジネスパートナーシップをご提案いたします。

【今後の展開】

ATARAOは今後、コーヒー専門店や企業オフィス、ホテル・レストラン・イベント会社などとのパートナーシップを拡大し、コーヒーかすの回収・再資源化ネットワークを構築し、焙煎所を増やすことによってコーヒーかすの廃棄量削減と未利用資源の利活用を促進します。

この革新的な循環型モデルの認知度を向上させ、業界全体の持続可能性向上に貢献することを目指しています。

この資源循環型システムにより、従来の「一方通行型消費」から「持続可能な資源循環」へのパラダイムシフトを実現します。

環境負荷の低減とコーヒー文化の新たな可能性を同時に追求する当焙煎所の取り組みに、ぜひご注目ください。

「コーヒーかす=ごみ」という既成概念を刷新し、10年後、20年後には資源循環が当たり前になる社会の実現に向けて、私たちは革新を続けてまいります。

【本件に関するお問い合わせ先】

資源循環型コーヒー焙煎所 ATARAO

TEL: 03-6459-7239

Email: hello@atarao.com

URL: https://atarao.com/

instagram:https://www.instagram.com/atarao_ccr/


< Ergana Design 概要 >

所在地 :東京都中央区湊1−10−2 Salud.bld2F

業務内容:新製品開発支援事業

     デザイン提案

     3Dデータ作成

     3DCG作成

     3Dアニメーション作成

     未利用資源アップサイクル事業

     資源循環型コーヒー焙煎所ATARAO

< COVE COFFEE ROASTERS 店舗情報 >

荏原町店

所在地 : 東京都品川区中延5丁目13−15

最寄り駅:東急大井町線 荏原町駅

営業時間: 9:00~17:00

定休日 :木曜日

電話番号:03-6339-7122

instagram:https://www.instagram.com/cove.coffee/

オンラインストア:https://covecoffeeroasters.stores.jp/

 

旗の台店

所在地 :東京都品川区旗の台4丁目6−2

最寄り駅:東急大井町線 荏原町駅・旗の台駅

営業時間: 10:00~17:00

定休日 :不定休

instagram:https://www.instagram.com/cove_coffeestand/

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会社概要

URL
-
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区湊1-10-2 Salud.bld 2F
電話番号
03-6459-7239
代表者名
青木 望
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年06月