国内・欧州の資源循環分野の専門家が静岡に集結! 循環型経済の最前線を知る2日間-未来の資源循環をともに描く「Closed Loop Recycle Forum 2025」 11月25日〜26日開催決定
企業・リサイクル機関・自治体リサイクル担当者の申し込み可能

日本シーム株式会社(本社:埼玉県川口市、代表:木口 達也)は、サーキュラーエコノミーやクローズドループエコノミーの推進を目指す国際フォーラム「Closed Loop Recycle Forum 2025(以下、CLRF2025)」を11月25日(火)~26日(水)の2日間、静岡県浜松市中央区のジ・オリエンタルテラスにて開催いたします。
本フォーラムは当初、6月に広島での開催を予定しておりましたが、関係各所との調整に想定以上の時間を要し、より質の高い内容で皆さまをお迎えするために、やむを得ず延期といたしました。その結果、開催地を静岡に、会期を2日間に変更し、より実りある議論の場を目指して再構築した内容で実施いたします。
今回のCLRF2025では、国内外の豪華ゲストスピーカーに加え、環境省のエキスパートも登壇予定。脱炭素社会の実現を見据えた「完全循環型経済」の実装に向けて、欧州と日本の最新事例や制度、技術的な視点からの議論が展開されます。
脱炭素社会の実現が急がれる中、日本では「プラスチック資源循環促進法」や「GX(グリーントランスフォーメーション)」が加速し、循環型経済の実装は喫緊の課題となっています。世界的に見ても、リサイクルや再資源化は環境対策にとどまらず、企業競争力や新市場の創出に直結するテーマです。

CLRF2025は、欧州で進化を遂げるクローズドループエコノミー(完全循環型経済)の実例を紹介し、日本での導入に向けた知見を深めることを目的とした国際フォーラムです。国内外のリサイクル・資源循環分野の専門家が集い、実務レベルの課題と展望について意見を交わします。企業・自治体・研究者・メディアなど、循環型経済に関心を持つ幅広い層を対象としています。
開催の背景には、欧州と比較して日本でのサーキュラーエコノミーの普及が進んでいないという課題があります。製品設計段階からリサイクル・再利用を前提とする欧州の取り組みは、環境負荷の低減と同時に、企業競争力の向上にもつながっています。
たとえば、欧州の飲料メーカーでは、使用済みペットボトルを自治体や回収システムと連携して高い割合で回収し、製品ラインによっては100%再生PETを用いてボトルを再生する仕組みを導入しています。これは、完全循環型経済(クローズドループ)の好例として、日本の実装にも大きな示唆を与えます。
日本シーム株式会社は、廃プラスチックの再資源化技術をリードする企業として、この流れを日本でも加速させるためにクローズドループ・リサイクルフォーラム実行委員会を発足しました。国内の政策、産業、研究機関の連携を促し、持続可能な社会実現の一助となることを目指します。
【開催概要】
名称: Closed Loop Recycle Forum 2025(クローズド・ループ・リサイクル・フォーラム)
開催日時: 2025年11月25日(火)9:30開演(9:00開場)~26日(水)17:00閉会
開催場所: ジ・オリエンタルテラス(静岡県浜松市中央区佐鳴台6-8-30)
参加費: 80,000円/1名様 (事前申込制) ※交通費、宿泊費は含まれておりません。
参加対象者: 企業・自治体・研究機関・報道関係者など、循環型経済に関心を持つ方
定員: 80名(応募多数の場合は抽選)
参加方法: 特設サイトの申込みフォームより受付 https://closedlooprecycleforum2025.net/
【イベント内容】

DAY1 |
DAY2 |
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・9:00 受付 |
・9:00 オープニング/講師紹介 |
・9:30 オープニング/開会の挨拶 |
・9:10〜15:15 基調講演(欧州の取り組みについて) |
・9:45〜17:15 基調講演(日本の取り組みについて) |
・15:15〜17:00 パネルディスカッション |
・17:15〜17:30 クロージング・オリエンテーション |
・17:00 エンディング |
・18:00〜20:00 懇親会 |
■ゲストスピーカーとテーマ一覧(順不同)
梶原 成元 氏(公益財団法人 廃棄物・3R研究財団理事⾧)
「資源循環を考える、そして廃棄物・3R研究財団の業務について(仮題)」
東京大学工学部都市工学科を卒業後、1979年に環境庁へ入庁。2016年〜2017年には環境省地球環境局長としてCOP21対応を主導。現在は公益財団法人廃棄物・3R研究財団 理事長として、2011年の公益法人移行や、技術基準策定への研究成果の活用など、廃棄物処理と資源循環社会の形成に寄与。
大迫 政浩 氏(国立環境研究所 フェロー)
「日欧比較から見た日本型の循環経済アプローチ-制度と技術システムの視点から-」
1991年京都大学大学院博士課程修了後、当時の厚生省国立公衆衛生院入所、省庁再編に伴い2001年国立環境研究所に異動。2011年から13年間、資源循環研究分野のユニット長として、幅広く廃棄物・資源循環研究を推進。特に東日本大震災後の国の環境再生事業を科学的観点から支援。
吉岡 敏明 氏(東北大学大学院環境科学研究科 教授)
「物質循環を実現するプラスチックのリサイクル技術の開発動向」
1992年東北大学大学院修了後、助手・助教授を経て2005年教授、2021年より総長特任補佐。資源循環に関するプロセス技術開発研究・教育活動に従事し、多くの学術研究プロジェクトや民間等との共同研究を進めている。現在は、動脈産業と静脈産業の連携を指向したプロセス開発や社会システム構築を目指した研究を進めている。
高岡 昌輝 氏(京都大学大学院工学研究科 教授)
「廃棄物分野における炭素資源循環に向けた技術開発」
1993年京都大学大学院工学研究科修士課程修了後、同大学工学部衛生工学科助手として勤務。
現在は京都大学にて循環型社会の構築に関する研究・教育活動に従事。著書に『地球温暖化と廃棄物』(中央法規出版)など。
佐々木 恵 氏(環境省環境カウンセラー・SDGsアドバイザー)
「マテリアルリサイクルの実力・欧州ではどうしているのか?」
2010年にセンサー選別機のトップメーカーであるTOMRA Sortingの日本社を立ち上げ、2020年まで代表取締役を勤める。その後、理想とするサーキュラーエコノミーへの貢献のため”環境にも経済にもみんなに優しい行動”を目指してEEFAを設立。
Julia Stadler 氏(STADLER Anlagenbau GmbH Co-CEO)
「MSW(Municipal Solid Waste) ・LWP(Lightweight Packaging)選別プラントの最先端事例と世界の動向」
Laszlo Szekely 氏(TOMRA Sorting GmbH 副社⾧、事業開発責任者)
「一般廃棄物から回収したプラスチックを使ってのマテリアルリサイクル例 ブランドオーナーと共に歩んだ歴史 現在のリサイクルトレンドとこれから」
その他に環境省のエキスパートや欧州の大学教授、欧州のリサイクラーが登壇予定。
最新情報は下記特設サイトにて随時更新しております。
https://closedlooprecycleforum2025.net/
■イベントに関するお問い合わせ先:
クローズドループ・リサイクルフォーラム実行委員会事務局(日本シーム株式会社内)
TEL.048-298-7700
なお、報道関係者の方にも取材いただけます。11月21日(金)17:00までにご連絡ください。
ゲストスピーカーへの取材をご希望の際には、事前にご相談ください。
【会社概要】
社名: 日本シーム株式会社
代表: 代表取締役/CEO 木口 達也
本社所在地: 埼玉県川口市安行北谷665
URL: https://www.nihon-cim.co.jp/
設立年: 1979年5月
資本金: 8,304万円
従業員数: 70人
事業内容: 粉砕機、洗浄脱水機、各種選別装置、乾燥機、ミキサー、搬送装置、切断機、プラスチック類リサイクルプラント施工、関連機械製造販売。
■本リリースに関するお問合せ先
クローズドループ・リサイクルフォーラム実行委員会事務局(日本シーム株式会社 SDGs事業部)
TEL. 048-298-7700
E-mail: forum2025@nihon-cim.co.jp
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