「消費」から「自らつくる」社会へ。人々が自らの暮らしをつくり出す循環型社会(サーキュラーエコノミー)を、古民家の割合が全国1位の島根から構築し世界に届ける。
古民家を「保存」するのではなく、現代技術も取り入れて「活用」し「更新」する。循環型建築として古民家を再価値化する、ブランド『解く TOKU』の挑戦。
このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「株式会社エブリプラン(古民家再価値化ブランド『解く TOKU』)」の夢です。
島根県松江市で古民家の再価値化事業「解く TOKU」を展開する株式会社エブリプラン(本社:島根県松江市、代表取締役:勝部 祐治)の夢は、日本の伝統建築である古民家を「循環型建築」として再解釈し、人々が自らの暮らしをつくり出す「循環型社会」を島根から構築し世界に届けることです。

私たちの夢:世界が目指す「循環型社会」のパイオニアに、島根がなる
私たちの夢は、島根の古民家や地域に息づく暮らしに基づいて、世界が目指す「持続可能な社会(サーキュラーエコノミー)」のモデルを示すことです。
現代のテクノロジーや新しい働き方と、家を直し、火を焚き、食を自らつくるという根源的な技術を掛け合わせる暮らし。例えば、午前中はパソコンを開いてリモートで都市部の会議に参加し、午後は近所の人と古民家の土壁を塗り直し、夕方は海で釣った魚や山菜で食卓を囲む――。
こうした「お金で消費するだけでなく、資源を互いに分け与え、自らつくり直す循環型モデル」は、実はこれまでの島根の暮らしの中にすでに存在しています。
私たちは、この島根に眠る「生きた循環のシステム」を現代のライフスタイルに合わせてアップデートし、空き家という課題を資源に変えることで、島根発の取り組みが世界に先駆けた「持続可能な社会のパイオニア」となる未来を描いています。
古民家からはじまる、「消費」から「自らつくる」暮らしへの転換
現代社会では、お金を出して完成されたサービスやモノを「消費」することが当たり前になりました。その結果、私たちは自分の住む家すら、専門家にすべてを任せるようになっています。
しかし、人々が自分の手で何もつくれなくなってしまった時代だからこそ、自らの手で住環境や食をつくり出し、循環させることができる生き方は、豊かで魅力的です。
古民家は、現代の住宅のようにブラックボックス化されておらず、構造が目に見える「編集可能な空間」です。私たちは、この古民家をプラットフォームとして、一般の人がDIY(Do It Yourself)の精神で家づくりや場づくりに関わり、自らの暮らしを取り戻すきっかけを提供します。
「生きた日常」の風景を次世代へ。古民家を「循環型建築」として再定義する。
島根県には、意図的に保存しようとしたわけではない、人々の生活と一体となった「本物の美しさ」をもった街並みや集落が多く残っています。
例えば、島根県邑南町(おおなんちょう)の山間部に広がる、里山の緑と赤瓦のコントラストが美しい上田集落。あるいは、入り江に向かって路地と家並みが扇形に並び、日本海の青と赤瓦が美しく映える港町・出雲市鷺浦(さぎうら)。これらは柵で囲われた「文化財」ではなく、今も人々が暮らしの中で使い続けている「生きた日常」の風景です。


事実、島根県は住宅総数に占める古民家(1950年以前建築)の割合が全国1位であり、他県にはない圧倒的な「資源」を有しています。
しかし現在、深刻な人口減少と高齢化により、これらの美しい風景を構成する古民家の多くが「空き家」となっています。維持管理が困難になり、「負の遺産」として次々と解体され、放置されて朽ちていくのが実態です。
日本の伝統的な木造建築は、金具を使わずに木を組んで建てられており、「解いて、もう一度組み直す」ことができる循環型のシステム(木組み)を持っています。私たちは、この世界に誇るべき建築技術の宝庫が、廃棄物として朽ちていく現状を変えなければなりません。
古民家をただ「保存」するのではなく、現代のライフスタイルに合わせて「更新」し、「循環型建築(Circular Architecture)」として再解釈すること。それが、私たちの事業の出発点です。
「空き家のドッキング」で生み出す、伝統の延長線上にある新しい空間
「解く(TOKU)」が手がけた実績の一つが、出雲市鷺浦にある一棟貸しの宿「輪島屋」のリニューアルです。江戸時代から続く元・北前船の船主宿を、上質な空間と地域の歴史を堪能できる特別な宿泊施設へと生まれ変わらせました。
そのコンセプトは、空き家と空き家を掛け合わせる「空き家のドッキング」です。輪島屋の改修にあたり、県内の別の空き家(昭和初期の住宅)を手解体し、そこで出た部材をフル活用しました。古い風呂の天井板を「輪島屋」の個室風呂の天井として再利用し、解体した屋根瓦をスライスして風呂の床に敷き詰め、古箪笥の板を内装の化粧板としてよみがえらせました。
単なる伝統的な空間の再現ではなく、廃材となるはずだった部材を組み合わせることで、伝統の延長線上にある「新しい空間」を創出しています。


「解く(TOKU)」が切り拓く未来
すでに私たちは、「解く TOKU」のプロジェクトを通じてその一歩を踏み出しています。
市場に出回らない土蔵を店舗として移築再生するワンストップサービスの開始や、海外からの旅行者を招いた茅葺き屋根の修復ワークショップの開催など、古民家をハブにして世界中の人々が交わり始めています。昨年のワークショップでは、外国人参加者が囲炉裏を囲んで職人の話に耳を傾け、国境や言葉を越えてともに日本の伝統技術に触れることで、「文化の担い手」としての新しい連帯感が生まれました。


私たちはこれからも、空き家という地域課題を「資源」へと転換し、建築から食・農へと繋がる地域循環モデルを構築します。10年後、20年後、島根発のこの取り組みが、人口減少社会における「未来の豊かな暮らしのモデル」として、世界中から驚きと共感をもって迎えられる風景を実現します。
担当者コメント:なぜ、この夢に挑むのか
株式会社エブリプラン 共創事業推進室長/「解く」プロジェクトリーダー
守山 基樹(一級建築士/技術士(都市及び地⽅計画))
私は島根県大田市で生まれ育ち、京都大学建築学科へ進学しました。その後、同大学の教員として、京都の伝統的街並みの景観についての研究に従事しました。研究を通じて分かったことは、建築や街並みの美しさは、そこに住む人々の暮らしとともに使い続けられながら少しずつ更新されていった結果としてできあがる「平衡状態」の中にこそ生まれる、ということでした。
そんな折、故郷・島根の集落調査を行った際、そこにある民家はそれぞれ異なるデザインでありながらも「群」として一つのまとまりを持ち、新旧が入り交じりながら調和していました。それを見たとき、私が研究していた街並みの美しさの秘訣(類似と差異のネットワーク)が、人々の「生きた暮らし」と共に具現化していると感じ、大きな衝撃を受けました。
古いものをただ保存して残すのではなく、「伝統の延長線上に立って、新しいデザインや文化を積み上げる」ことこそが、現代に生きる私たちがやるべきことではないか。その答えを探し、社会に実装していくため、私は島根へのUターンを決めました。

古民家再価値化事業「解く(TOKU)」について

島根県の言葉で建物を解体することを「解く」と言います。この言葉を冠した本ブランドは、伝統建築と伝統技術、そしてそこにある日本の価値観を未来に繋ぎ、地域の発展に繋げることを目的としています。まだ活かせる古民家は移築し「再利用」を、やむなく解体する建物からは質の高い柱や梁を「素材」として救出し、この循環の仕組みを通じて、空き家という地域課題を新たな価値を持った地域資源へと転換する取り組みを続けています。
古民家再価値化ブランド「解く」公式サイト: https://toku-akiya-introduction.com/
古民家再価値化ブランド「解く」公式Instagram: https://www.instagram.com/kozai.toku/
株式会社エブリプランについて
1996年設立。「地域の未来への挑戦を支え、輝く地上の星々を共創します」を理念に掲げる、島根県松江市の総合まちづくりコンサルタント企業です。自治体の総合計画や観光振興計画の策定を数多く手がけ、行政計画(ソフト)から現場実装(ハード)まで一気通貫で支援できることが強みです。
URL: https://www.everyplan.co.jp/
公式note: https://note.com/everyplan

社名:株式会社エブリプラン
代表取締役:勝部 祐治
所在地:〒690-0816 島根県松江市北陵町46-6
設立:1996年4月
事業内容:建設コンサルタント、地域共創事業、古民家再価値化事業
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