大学生が「ゆとり世代」に大規模調査!「“ゆとり”の現実、“さとり”の真実」
ゆとり、ひとくくり、もううんざり!ゆとり世代は「真性ゆとり」「あせり」「きっちり」「つっぱしり」の4層に。
対象に、「ゆとり教育に関する意識調査」を実施しました。(調査期間: 2013年7月17日~8月2日)
「ゆとり」に対する様々な意識と実態を、「ゆとり世代」本人たちが、「ゆとり世代」本人たちに対して大規模に調査。「ゆとり自覚度」と「ゆとり(と言われることへの)抵抗度」を軸に「ゆとり世代」を4層に分割。「ゆとりの現実」や「さとりの真実」という視点から、「ゆとり、ひとくくり、もううんざり」とまとめ、今の世代がどのような層にわかれているのか分析いたしました。
トピックス①“ゆとり教育”を評価する大学生は約半数
大学生に、自身が受けてきた「ゆとり教育」制度は良かったか聞いたところ、「良かった(計)」「良くなかった(計)」と回答した人はそれぞれ約5割で(図表A)、良かった理由の上位は「勉強以外の経験や自分のしたいことができたから」「休みが増え、自分の時間ができたから」「勉強量が少なく、楽に勉強できたから」となり(図表B)、良くなかった理由の上位は「学習時間が減ったことで一般常識や学力が低下したから」「『ゆとり』といわれ、他の世代にバカにされるから」という結果となりました(図表C)。これらのことから、現在の大学生にとって「ゆとり教育」の評価は意見が二分していることがわかります。
トピックス②「さとり世代」の認知は、たった3割
また、近年世間でいわれる「さとり世代」という言葉を知っているか聞いたところ、「知っている(計)」と回答した人が約3割しかいない結果となりました(図表D)。さらに、世間一般に言われる「さとり世代」の特徴についても聞いてみると、「あてはまる」と回答した人の割合は、「海外旅行に興味がある」が約7割、「浪費しがちだ」が約6割という結果となり(図表E)、「ゆとり」の派生型として世間で言われている「さとり」であるが、実際には大学生には自身がさとりであるという実感がなく、性格面でもあてはまらないことがわかりました。
トピックス③ ゆとり世代、実は4タイプ?
「ゆとりの自覚の有無」×「ゆとりと言われることへの抵抗感の有無」で質問間クロスを実施。
本レポートでは、4タイプの具体的な特徴についても分析をしており、「現状に満足気味の“真性ゆとり層”」、「ゆとりにコンプレックスを感じる“あせり層”」、「ゆとり風評被害には屈しない“きっちり層”」、「ゆとりなんか気にしない“つっぱしり層”」といった示唆を得ています。
今回、一部のデータとトピックスをご紹介させていただきましたが、これ以外にも様々なデータ、分析をしておりますので、ぜひご興味をもたれた方は東京広告協会までご連絡いただければと存じます。
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