【宇久島の全1107世帯に寄贈】ぎょぶる12号(五島列島最北端の宇久島特集)
NPO法人北九州・魚部の生き物文化雑誌『ぎょぶる』最新刊12号は宇久島を30pにわたり特集。宇久島の全1107世帯への寄贈をいたします!!!
【雑誌および寄贈の詳細】
1.雑誌『ぎょぶる』とは?
北九州市に本拠があるNPO法人北九州・魚部が年に1回程度刊行。生き物文化雑誌を名乗り、自然や生き物、そこに暮らす人々との関わりをテーマにする特色を持つ。特集では魚部が日本各地に出かけ、観光目線ではなくその土地ならではの自然や生き物の調査取材に加え、その地に詳しい専門家の寄稿をいただいている。
※日本タウン誌・フリーペーパー大賞(2017年度最優秀賞)受賞
※生物多様性アクション大賞(2017年度最優秀賞)受賞
2.今回の12号特集について
①特集の経緯
大分県別府市亀川で「人と温泉と生き物と」をテーマに活動する魚部が、温泉水の中に生息する「オンセンゴ マツボ」を約60年ぶりに再発見した。その調査研究を進める一環で、宇久島にのみ生息するウクジマミズゴマツボの生息地を訪れ、島の緑や水の美しさ、生き物の豊かさに感動した。魚部が感激した島の自然を形に残したいと思い、ぎょぶる最新刊の特集の地に決めた。
②特集の内容
魚部の感動を伝えようと、メンバーの一人で水生生物の専門家である専門家の中島淳博士による探訪記をはじめ、ウクジマミズゴマツボなど貝類の専門家である岡山大学の福田宏博士、五島列島のホタルの明滅が独自であることを解明した長崎大学の大庭伸也博士、長崎県で両生爬虫類の調査を重ね、島しょ部の生息状況にも詳しい松尾公則先生らのご寄稿をいただいた。また、島の方の生き物観・生き物観のインタビュー記事、島の生き物や自然の様子を紹介した記事など、あわせて全30pの特集である。
③寄贈に際しての思い
1000冊以上もの膨大な冊数の寄贈は、これまで日本各地で寄贈してきた魚部でも経験がない。だが、1枚目「趣旨」にも記述したが、まずは島で知っていただいて島自慢の一つに加えてほしい、そして外から訪れる人々に紹介する材料の一つにしていただけるのではないかと考えた。これはNPO法人としての魚部の設立趣旨や活動の意義にも大いに合致する社会貢献であるとも考えている。
3.今回の寄贈冊数
全1107世帯分ふくめ1120冊程度を予定(※印刷する全2000冊中)
4.主な過去の寄贈実績
①3号口永良部島特集:口永良部島全世帯(120戸)および屋久島町
②4号宮古島・池間島特集:宮古島市(教育委員会)
③5号種子島特集:南種子町
④西表島自然観:竹富町、沖縄県(環境部)
⑤特盛どじょう本:福岡県(県知事)、北九州市(市長)
5.NPO法人北九州・魚部について
1998年度に北九州市内の県立高校につくった部活動「魚部」が始まり。2015年度に「誰でも参加できる」街の部活、市民の部活として市民団体となる。自ら調査活動をしてその成果や専門家の知見を活用し、生物多様性理解の向上を見据えて社会の身近な自然を見る目のボトムアップを目指す活動を続けている。
※公式ホームページ
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