PRISM BioLab、フランスの製薬大手セルヴィエと業務提携
今回の業務提携により、細胞内のタンパク質/タンパク質相互作用を制御するPRISM独自のペプチド模倣技術『PepMetics™ テクノロジー』を用いたライブラリーを、セルヴィエの創薬ターゲットに対するヒット化合物のスクリーニングのために提供し、最適化します。また、ヒットした化合物に基づいて、セルヴィエが研究開発を更に進める場合、ライセンスを許諾します。
これにより、PRISMはライセンスフィー及び研究開発や臨床試験の進捗に応じたマイルストーン、ならびに及び売上金額に応じたロイヤリティーを受領します。尚、金銭上の詳細に関しては非開示です。
■セルヴィエ 化学および分析化学、創薬および低分子ユニット責任者 Wesley Blackaby 博士 コメント
この提携において、PRISM BioLabとの共同研究を楽しみにしています。PRISM BioLabのテクノロジーは、創薬が困難とされていたターゲット、特に当社の優先研究開発分野の一つである癌のターゲットに対する新規化合物の創出と最適化に役立つと考えています。
■セルヴィエ リサーチプログラム 責任者 Veronique Blanc 博士
細胞内のパスウェイや標的は、がんの自然免疫応答と適応免疫応答を制御する様々な可能性があり、将来のイノベーションの源となるものとして当社でも研究に取り組んでいます。がん免疫療法の細胞内標的に対しての薬剤を創出するのが難しいため、PRISMによるイノべーティブな化合物のデザインは、新薬の開発にとって重要です。
■PRISM BioLab 代表取締役社長 竹原大 コメント
新しい創薬ターゲットに果敢に取り組むセルヴィエ社との提携を大変うれしく思います。当社独自の PepMetics® テクノロジーは、これまで創薬が困難なターゲットに対してさまざまなパイプラインを生み出しています。セルヴィエと共に新しい創薬ターゲットに挑戦できることをチーム一同楽しみにしています。
【セルヴィエについて】
セルヴィエは非営利財団が運営する国際的な製薬会社であり、本社はフランス(シューレーヌ市)にあります。セルヴィエの医薬品は150カ国で販売されており2020年の売上げは47億ユーロ、従業員数は2万2500人です。セルヴィエ社は非公開会社であるため、売上げ(ジェネリックを除く)の20%以上を研究開発に再投資しています。
患者の利益のための治療革新を加速するために、セルヴィエはアカデミア、製薬企業、およびバイオテクノロジー企業とのオープンで協調的なイノベーションに取り組んでいます。また、患者様の声を、研究から販売までの活動の中心として、位置付けています。
心臓病学のリーダーであるセルヴィエは、ガン領域においても認知されるイノベーティブな会社になることを目指しています。心血管疾患・代謝性疾患、腫瘍学、免疫炎症性疾患および神経変性疾患への持続的な取り組みによって成長を続けています。また、すべての医療へのアクセスを促進するために、セルヴィエ グループは、多くの疾患に対する高品質のジェネリック医薬品も提供しています。https://www.servier.com/
【PRISM BioLabについて】
PRISM BioLabは、独自に開発したαヘリックス・βターン擬態技術を活用して、低分子化合物によるタンパク質間相互作用の制御による創薬を目指しています。PRISMは、細胞内で様々な信号を伝達するタンパク質/タンパク質相互作用を制御する独自のペプチド模倣技術を利用した『PRISMライブラリー』を構築し、癌や線維症分野の臨床パイプラインを創出しています。http://www.prismbiolab.com/
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