過剰発注の危険を自動検知して、ユーザーに注意喚起する機能を提供開始【東京大学発AI】
過剰発注の危険が高い商品を自動で検知してアラート
EC小売りおよび卸売り事業者向けに、適切な発注リストを自動で生成するAI「α(アルファ)-発注」を提供する株式会社infonerv(東京都杉並区、代表取締役:江田研人 以下、当社)は、過剰発注になってしまう危険性の高い商品を自動で検知して、ユーザーに注意喚起する機能の提供を開始しました。これにより「α-発注」の利用ユーザーは、発注前に過剰発注の危険を知ることができ、在庫量を適切に保つことが可能になります。
- 機能概要
「α-発注」が自動で生成する発注リストに対して、過剰発注になる危険性の高い商品がある場合はアラートを表示します。
【検出するアラートの種類】
1. 「要注意販売パターン」アラート
突発的に販売数が上昇するなど需要の変動が激しい商品に「要注意販売パターン」アラートを表示します。
「TVで取り上げられた」「たまたま注文が重なった」などの理由から突発的に販売数が上昇することがあります。このような突発的で偶発的な販売数の上昇を、その後も継続するものと勘違いしてしまうと、過剰に発注してしまうことがあります。
「α-発注」を利用すれば、このような商品が自動で検出されるので、在庫量を適切に保つことができます。
2. 「発注過剰注意」アラート
売り切るまでに3ヶ月以上の期間が必要になる発注量の場合、「発注過剰注意」アラートを表示します。
さらに想定される売り切るまでの期間を、(1)3~6ヵ月分、(2)6~12ヵ月分、(3)1年分以上の三区分で表示します。
・発注過剰注意(3~6ヵ月分):売り切るまでに3~6ヶ月が必要な商品に表示
・発注過剰注意(6~12ヵ月分):売り切るまでに6~12ヶ月が必要な商品に表示
・発注過剰注意(1年分以上):売り切るまでに1年以上が必要な商品に表示
予め過剰在庫になってしまうリスクを把握したうえで、発注量を決めることができます。
- 3つのメリット
メリット1. 過剰発注を防ぐことができる
「要注意販売パターン」と「発注過剰注意」のアラートが表示されることで、人の目では見落とされやすい過剰発注の危険に気が付くことができます。
メリット2. 発注リストの作成が効率的に行える
過剰発注の危険がある商品にアラートが表示され、危険の少ない商品にはアラートが表示されないため、効率的に発注リストのチェックが行えます。
メリット3. 無料で利用できる
「α-発注」を導入されている事業者様は、どちらの機能も無料でご利用いただけます。
既にご利用されている事業者様からは好評の声を多数いただいております。
- 機能追加の背景
小売りや卸売りの事業者にとって、過剰発注は経営に悪い影響を及ぼす大きな問題です。
過剰発注を抑制するために様々な企業努力がなされており、例えば、膨大な時間をかけながら、商品それぞれに対して「過去数十日の累計販売数」と「現在の在庫量」とを見比べながら発注量を決めているような事業者様も多く存在します。
ただし、大量の商品を扱っている小売りや卸売りの事業者様にとって、一つ一つの商品の販売状況を正確に分析することや、状況を踏まえた適切な発注を行うことは非常に困難で、現実的ではありません。
そこで「α-発注」ではAIの力を利用し、全ての商品について過剰発注の危険性を検知し、ユーザーに注意喚起する機能を開発いたしました。
過剰発注の危険がある商品を抽出することにより、時間をかけず効率的に、過不足のない適切な発注が行えるようになります。
- 利用方法
「α-発注」ユーザーは無料でご利用いただけます。
「α-発注」のサービスサイトより、無料お試しにお申込みください。
▼「α-発注」サービスサイト
URL:https://a-orders.com/
新規発注リスト作成画面の「検知事項」欄に、「要注意販売パターン」「発注過剰注意」アラートが表示されます。
- 「α(アルファ)-発注」とは
「α-発注」は、需要変動や複雑な仕入れ条件などを加味した適切な発注リストを、AIが自動で生成するツールです。
「α-発注」を利用して発注リストを作成することで、過剰発注や在庫切れによる売り逃しなどを効率よく削減できます。
▼「α-発注」サービスサイト
URL:https://a-orders.com/
- 株式会社infonervとは
アカデミアの最先端で活躍するメンバーを中心にして、創業されたAI企業です。
東京大学 先端科学技術研究センター 先端物流科学寄付研究部門にて特任講師を務める江崎貴裕を中心にして、高度な技術力を背景に事業を展開しております。
▼江崎貴裕 略歴:
東京大学(先端科学技術研究センター 先端物流科学寄付部門)特任講師
2011年、東京大学工学部航空宇宙工学科卒業。2015年、東京大学大学院博士課程修了(特例適用により1年短縮)、博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、国立情報学研究所特任研究員、JST さきがけ研究員、スタンフォード大学客員研究員を経て、2020年より現職。東京大学総長賞、井上研究奨励賞など受賞。著書に『データ分析のための数理モデル入門』(ソシム)、『分析者のためのデータ解釈学入門』(ソシム)。
- 会社概要
会社名:株式会社infonerv
代表取締役:江田研人
取締役:江崎貴裕
設立:2021/4/1
事業内容:AI SaaSの開発/運営
URL:https://infonerv.com/
- 取材、および本件に関するお問合せインタビューやその他の取材に応じさせて頂きます。
下記、広報担当までお問い合わせくださいませ。
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株式会社infonerv
広報:溝口
e-mail:mizoguchi@infonerv.com
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