【老舗ニット糸メーカー丸安毛糸株式会社】設立70周年を記念し、国内外で活躍するデザイナー、アーティスト6名とのオリジナルアート作品を制作
~台湾発世界的デザイナー ジャステンユイン・チョウ、「YOKE」寺田典夫、「ssstein」浅川喜一朗、台湾出身“着物王子” 洪宇辰、デザイナーサトウエミコ、プロダクトデザイナー中村暖が参加~

2025年、独創的なニット用糸、ニット製品を扱うメーカー丸安毛糸株式会社(以下、当社)は設立70周年を迎えました。この記念すべき年に、国内外で活躍する注目のデザイナー、アーティスト6名とコラボレーションし、オリジナルアート作品を制作します。 今回コラボレーションを行うのは以下の6名です。
2020年にVogue Italia「Best of Talents」 に選出された台湾発 ブランド「JUSTIN XX」 デザイナー Justin, Yu-Ying Chou(ジャステンユイン・チョウ) 。同じく台湾出身で野流着装奥伝講師/ 民族衣裳文化普及協会指導師範の“着物王子”こと洪宇辰とのコラボ制作。「FASHION PRIZE OF TOKYO 2025」受賞、「ssstein」デザイナー浅川喜一郎。同じく「FASHION PRIZE OF TOKYO 2026」受賞、「YOKE」デザイナー寺田典夫。在学中に「装苑賞」受賞後、数々のブランドの立ち上げに関わり、現職のデザイナーとしても活躍するサトウエミコは自身の新たなブランド「KNITPOTTERY」で参加。東京藝術大学大学院デザイン科卒業、ジュエリーやシャンデリアなど、透明なビジュアルの作品制作を行う、プロダクトデザイナー中村暖です。
制作したアート作品は、それぞれのアーティストによる今後の発信やコレクション展開を予定しております。ぜひ、続報をお楽しみに。
■コラボレーション背景
当社は1955年東京・両国で設立以来、ニット用の糸の販売を通して、クリエイターの皆様にニットを作る楽しさ、嬉しさ、感動を伝えてまいりました。近年はメゾンブランドを中心に海外とのお取引も拡大しており、我々がこれまで大切にしてきた物づくりへの姿勢を、高く評価いただいております。70周年を機に、これから設立100周年に向かって、より多くの皆様に愛される企業を目指したいと考えています。
そこで日本が世界に誇れるものの一つであり、当社でも大切にしている考えである「おもてなし」に着目し、70周年のテーマとし、国内外で活躍する著名デザイナー、アーティストとコラボレーションすることで、多くの方々に当社について知っていただきたいと考え、今回の企画を考案しました。
■丸安毛糸株式会社 について

1955年設立の東京・両国の老舗ニット糸メーカーです。当社は、国内の有名ブランドから世界に名だたるメゾンブランド、OEM/ODM企業、製造工場まで、繊維業界の多様なプレイヤーと深く関わりながら、グローバルなビジネスを展開しています。
■アーティストプロフィール詳細

中村 暖
1995年生まれ。プロダクトデザイナー。
16歳の時に国の代表として世界一周を経験し、制作活動を始める。
東京芸術大学大学院デザイン科卒。
第一回辻仁成主幹DesignStorys新世代賞 最優秀賞グランプリ受賞。
20歳の時には、世界経済フォーラム(ダボス会議)Globai Shapers communityメンバーに選出される。
表参道スバイラルやニューヨークのアートギャラリーなど、様々な場所の特異性を活かした展示も行う。
シャンデリアからジュエリー、バッグまで透明を意図した作品制作を行い、
素材のリサイクルから廃棄における透明性も意識し、ラグジュアリーの再定義を問う。
代表作品は、「Decompose Diamond」-植物から生まれた朽ちていくダイヤモンド-

浅川喜一朗/KIICHIRO ASAKAWA
sssteinデザイナー2016年7月_パンツ3型からブランドをスタート 2017年10月_2018SSシーズンより展示会を開催。 2022年3月_Rakuten Fashion Week TOKYOに参加。 映像にて2022FWコレクションを発表。 2023年1月_PARISにて展示会を開催。 2023年3月_Rakuten Fashion Week TOKYOに参加。ランウェイショーにて2023FWコレクションを発表。 2024年9月_FASHION PRIZE OF TOKYO 2025を受賞。 2025年1月_PARISにてプレゼンテーション形式にてコレクションを発表。2016年4月_渋谷区神宮前にセレクトショップcarolをOPEN。90年代のLevi’s(made in USA)のデニムを、お客様1人1人の好みのサイズ感,シルエットにリサイズ、リメイクして届ける(TTL_300本程)vintageの解体等を積み重ね、独学で服作りを始める。ブランドの世界観としてはモードをベースに、「無から有へ。そのはざまの部分を表現する。」をコンセプトに静謐で強い、美しいプロダクトの製作を追求している。 ミニマルに仕上げながら、全体の印象としては静かで強いデザインを心掛けている。そのために欠かせないパターン、テキスタイルを追求して服作りに取り組んでいる。見た目や着用感のデザインへの追及はもちろん、ブランドの目指す価値として、vintageの家具や洋服・工業製品のような、年月が過ぎても価値の変わらない、普遍的で継続可能なブランドであるよう心がけている。

寺田典夫
YOKE(ヨーク) “つなぐ”という意味を持つ言葉。
人と人、モノとモノ、過去と現在、個と社会
そのあいだに生まれる見えない関係を、服という形でつなぎとめていく。
デザイナーの寺田典夫(Norio Terada)は、1983年生まれ。
文化服装学院を卒業後、国内ブランドなどで経験を積み
2018年に自身のブランド YOKE を立ち上げた。
YOKEが目指すのは装うことによって生まれる“関係のデザイン”。 それは単なる洋服のデザインではなく 記憶や時間人の温度が交差する“余白”をかたちにする行為。
クラシックなメンズウェアの構造を土台に
日常の中に静かに寄り添う佇まいを追求する。無理のないシルエット 穏やかな色、手の跡が残る素材感。どの服も強く主張することなく 着る人の人生にすっと溶け込むように設計されている。
YOKEの服は誰かの手を経て誰かの身体を通り
また次の人へと渡っていく。その連なりの中に生まれる
「つながり」こそがブランドの本質であり美しさの源である。
寺田は、アート・写真・建築など 多様な文化からインスピレーションを受けながら
形の内側にある“感情の構造”を探り続けている。
それは「形のその先にあるもの」— Beyond Form を見つめる旅のようなもの。
2022年 TOKYO FASHION AWARDを受賞
2026年、Fashion Prize of Tokyoを受賞 パリ・メンズ・ファッションウィークでのプレゼンテーションを予定しており 日本の繊細なクラフトと、現代的な感性が交わる 新しい表現を世界へと発信していく。

サトウエミコ
文化服装学院デザイン科卒業
在学中装苑賞受賞
卒業後ヨウジヤマモト入社コレクションチームでキャリアスタート
1996−99年ロンドン在住
アートスクールに行きながらデザイン活動を行う。
帰国後いくつかのブランド立ち上げに携わりデザイナーとして現職中。
2024年より陶芸をするように手の感触を感じながら造形にして編むをコンセプトを元に“KNITPOTTERY”をスタート。編んで作る100体の花瓶をテーマにいくつかのギャラリーで展示。

Justin, Yu-Ying Chou (周裕穎:ジョウ・ユィイン)
周裕穎(ジョウ・ユィイン)は、台湾出身で初めてニューヨーク公式ファッションウィークに登場した本土デザイナーであり、2020年にはVogue Italiaの「Best of Talents」に選ばれ、2017年にはElleのFashion Now! イニシアチブで「Top 3 Best Designers」に選出されるなど、国内外の大型ファッションデザイン賞でも数多くの受賞歴を持つ。これまでに台北ファッションウィーク副召集人、台湾金点新秀設計賞召集人、輔仁大学 織品服装学院 織品服装学系 副教授級専門技術職、GASE × 天下雑誌 U20 国際青年フォーラムにおける「脱プラ・減廃トレーニングワークショップ」講師、NIKE サステナビリティワークショップ講師などを務めた。
2014年に自身のブランド Just In Case を設立し、2018年に JUST IN XX に改名。これまでに6度ニューヨークファッションウィークでコレクションを発表している。また、国立故宮博物院、国立歴史博物館とブランドコラボレーションを展開。2019年にはサステナブルファッションの支線ブランド Luxxury Godbage by JUST IN XX を設立し、NIKE、LEVI’S、Johnnie Walker などとコラボレーションを行ってきた。
彼の作品はハイファッションと台湾のアート、文化、持続可能性、職人技を融合させることで知られ、代表作には、2021年東京オリンピックにおける台湾代表団の入場衣装・装備・メインビジュアルデザイン、国立故宮博物院とのダブルブランド企画「SuperlinXX 超脱」、国立歴史博物館による「史博ロマン大飯店」紋様ライセンス展示などがある。

洪宇辰(田之倉宇辰 師範)
1996年台湾・基隆市に葬儀業を営む家庭の長男として生まれる。祖父母は栃木県宇都宮市で飲食店を経営しており、その影響から幼少期より自然と日本文化に親しむ環境で育つ。大家族かつ葬儀業という特異な家庭環境の中で、織物や漆をはじめとする日本の伝統工芸に触れる機会が多く、幼少の頃から日本文化への興味を深める。その影響で着物への憧憬を深め、美容専門学校卒業後、ナイスニッポン株式会社に入社。2016年:山野流着装奥伝講師取得2022年台湾着物王子商標登録同2022年民族衣裳文化普及協会にて男性初の指導師範免状を取得し、留袖・振袖から花嫁衣裳、十二単、武者鎧まで幅広い着付けに対応できる技術を確立。師範名は「田之倉宇辰」となる。
年間360日以上を着物で過ごし、養蚕や染織の作業以外は常に着物姿で生活。京都・博多・沖縄・鹿児島・結城・八丈島・新潟・静岡・金沢・福井など全国の染織産地を巡り、福島では日本原種の蚕「玉小石」の養蚕を通じたものづくりをするなど、伝統工芸に新たな感性を取り入れ、「芸術的な布」としての着物を世界に発信するための取り組みを行っている。その活動は高く評価され、雑誌『美しいキモノ』にも掲載。主宰するブランド「王薫」では、異国の伝統と日本の美を融合させた新しい着物スタイルを提案。「着物は過去の遺産ではなく、日常で息づく文化」という信念のもと、王薫会や国内外のイベント、武者鎧の着付け、海外向けの着物ショー、舞台衣装製作など、多角的な活動で国境を越えてその魅力を発信し続けている。
■丸安毛糸株式会社 概要
社名 :丸安毛糸株式会社
英語社名 :Maruyasu corporation
代表者 :代表取締役社長 岡崎博之
本社所在地 :東京都墨田区両国3-21-5
事業内容 :ニット製品用素材の企画、販売、ニット製品の企画、販売
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