3人に1人がマッチングのために自分を偽った経験があると判明 人生観、経験、嗜好が合う人同士がありのままの自分で出会う“多様性マッチングアプリ”を提案 第1弾「ディンクスマッチ」7月3日(水)開始
リリースを記念し、3ヵ月は男女ともにメッセージ無料キャンペーンを実施 子どもを持たない人生を望む意図に迫るドキュメンタリームービーも公開 https://dinks-match.jp/
※ディンクス(DINKs)=Double・Income・No・Kids(自らの意思で子どもを持たないと決め、共働きをしている夫婦)の略
「誰もが自分らしくいられる社会へ」 多様性マッチングアプリ開始の背景
マッチングトゥデイは、多様な人々の出会いと絆を創出し、ありのままの多様性が価値となる社会をつくることをミッションに掲げております。様々な理由や事情から自分らしく恋愛に踏み出せない方々にも、出会いのきっかけを作れたらと考え、当事者や専門家の方々のご意見を伺いながら、新しい形のマッチングサービスの開発を模索してまいりました。
マッチングトゥデイでは、2023年にシングルマザー向けのマッチングアプリ「coary」をリリースしたものの、様々なご意見を受け、ローンチ後1日でアプリ配信を停止しました。その間、コンセプトの再検討やサービス内容の改善を進めつつ、マッチングアプリ市場の将来展望や当社が果たすべき役割について再度見直す機会として専門家を交えた座談会を実施しました。これらの経緯を踏まえ、当社は多様な人の多様な恋を応援するという志はそのままで、人生観、経験、嗜好が合う人同士がありのままの自分で出会う新しい出会いの形として、「多様性マッチングアプリ」を展開することで、当社のミッションを実現してまいります。今後も当事者の声に寄り添い、一人ひとりの幸せを追求する新たなマッチングサービスの形を目指します。
「ディンクスマッチ」開発の背景
現代のマッチングサービス業界は急成長し様々なサービスが登場していますが、多くのサービスが顔写真や年齢、年収、身長などの表面的なプロフィールで選び、それに基づく「いいね数」により人気ユーザーが優遇される結果、マッチングできる人に偏りが出てしまっていると思われます。そのため、多くのユーザーが世間受けを気にして自分を演じてしまい、自分の大事な価値観や人生観をオープンにすることができず、本当に自分と相性の合う方と出会うことが難しいといった声が増えています。(詳細は後述する実態調査にて記載)
当社はこの問題を解決するために、ありのままの自分を受け入れ、多様な経験や趣味、人生観を理解し合える相手とだけ出会えるマッチングサービスを開発するに至りました。その第1弾として、新しい人生観として浸透してきている“子どもを持たない選択をした人”のための恋活・婚活マッチングアプリ「ディンクスマッチ」をスタートします。
現在、日本国内では「少子化」が進行し、人口減少と高齢化により社会経済に大きな影響を及ぼしています。厚生労働省の発表よると、2023年の出生数は戦後最少となり、未婚化や晩婚化などがその要因とされています。一方で、経済的、身体的、精神的など様々な事情や理由により子どもを望まない、または望めない人が一定数存在することも事実です。
また、「子どもを望まない」という希望について、表明しにくさがある現状では、結果としてミスマッチが生じてしまうケースもあります。当社がヒアリングする中でも、「私は子どもが欲しいと思っていたのですが、結婚直前に相手が子どもを望まないことが分かり、別れることになりました。もっと早く子どもについての意向を話し合えていれば良かったと後悔しています。」という女性の声を聞きました。子どもの希望の有無にかかわらず、このような価値観や人生観は多種多様ある中で、将来に対する考え方のミスマッチを未然に防ぐことが、全ての出会いを求める方にとって重要な指標の一つであると考えています。
恋愛や結婚、出産は個人の希望や選択であり、それぞれの価値観や人生観を隠すことなく尊重し、認め合える社会を作っていくことが一人ひとりの幸せに繋がり、ひいては少子化などの社会課題解決にも繋がってくると信じています。これらの考えに則り、「ディンクスマッチ」は、子どもを持たない人生を選択した個々のライフスタイルを尊重し、それぞれが理想とするパートナーとの出会いをサポートすることを目的として生まれました。
「ディンクスマッチ」の特徴
「ディンクスマッチ」は、子どもを持たない選択をした人のための恋活・婚活マッチングアプリです。将来の生き方や選択について同じ価値観を持つ方だけのコミュニティの中で、気兼ねなく互いの考えを表明し、真に相性の良い理想のパートナーを見つけることができる環境を目指します。
① “求める関係性” “DINKsに対する考え” ”お財布は分ける?” など人生観の選択が可能
プロフィールの設定項目には、「ディンクスマッチ」ならではの“人生観”が選択できる質問も用意しています。求める関係性や、DINKsに対する考え、仕事、家計の希望などを知ることができるので、フランクに人生観について話しやすい環境を作ります。さらに、自分の価値観を入力することで、AIが相性の良いお相手を選定してくれる AI価値観マッチ機能付きです。
② 自己紹介文自動作成機能でプロフィール文を誰でも簡単に作成可能
マッチングアプリでマッチング率を上げるためには自己紹介のプロフィール文で自身の魅力や価値観を丁寧に伝えることがとても重要です。しかし、「プロフィール文に何を書けばいいのか分からない」、「文章作成が苦手」という方も大勢います。ディンクスマッチでは、「自己紹介自動作成機能」によりプロフィール文を簡単に作成することが可能。あらかじめ用意された質問に対して選択したり自由記述で答えることで、オリジナルのプロフィール文を作成することができます。
③ 安心・安全の取り組み
「ディンクスマッチ」では、公的証明書による本人確認や24時間体制の監視により、ユーザーが安心・安全に出会うことができる場を提供します。違反ユーザーの通報やブロック機能も備え、不快を感じたときにはトラブルを未然に防ぎます。
サービス概要ページ :https://dinks-match.jp/
iOS アプリ :https://bit.ly/3xpoVXu
Android アプリ :https://bit.ly/4eu7UMA
多様化する世の中で今のマッチングに求められるものとは?ドキュメンタリームービーも公開
「ディンクスマッチ」のローンチに合わせて、DINKs思考の4名を対象としたインタビューを収録したムービーを公開します。今までの恋愛について、DINKs思考を持つ方ならではエピソードや課題感、世の中への今後の期待も伺いました。
以前結婚を考えたことがある方の両親との会話で、男性が子どもを持たない意思を話すと「うちの娘とは家族を持てないのか」と言われ、子どもがいないと家族ではないという考えに違和感を持ったと言います。また、女性だから「年齢的にも早く結婚したいでしょ?」「女性は子どもがほしいだろう」という会話が苦しかった経験があると、理解されにくい思考の悩みを打ち明けています。
DINKs思考の4名は、「実現したい夢がある」、「子どもがいることを理由に仕事や趣味を諦めたくない」など、子どもを作らない選択をした理由も明らかにしました。また、ディンクスマッチのサービスについて、「まずDINKsの人を見つけるという最難関をクリアした状態でパートナー探しをできるとしたら素晴らしい」、「恋をしたい」という期待も語っています。
約3人に1人が、マッチングのために自分を偽った経験があると判明!マッチングアプリの実態調査
20~60代500名と、DINKsの考え方を持った350名を対象に、当社が行った「マッチングアプリの利用についての意識調査」では、約3人に1人がマッチングアプリにおいてプロフィール情報を偽った経験があるという実態や、DINKsの考え方を持った人の過半数が、マッチングアプリで特殊な趣味・嗜好や人生観などが合う相手を見つけるのは難しいと思っていることが判明しました。
トピック①:約3人に1人が、プロフィール情報を偽ったことがあると回答
「ご自身をより良く見せる目的で、プロフィール情報(特殊な趣味・嗜好や人生観・結婚観など)を誇張したり、偽るまたは未選択にして隠すなどの選択を行った経験はありますか。」という問いに対して、「ある」と回答した人は34.0%となり、およそ3人に1人が既存のマッチングアプリでは自分自身をありのまま表現できていないことがわかりました。また、マッチングアプリで知り合った相手のプロフィール情報が実際と異なり違和感を覚えたことがある経験は、過半数の62.9%にのぼりました。
「周囲には言いづらい自分のプロフィール情報(特殊な趣味・嗜好や人生観・結婚観など)をマッチ相手に伝えた結果、その相手とうまくいかなかった経験はありますか?」という質問に対しては、「多くある」と回答した人が6.0%、「まあまあある」と回答した人が24.3%、「少しある」と回答した人は21.9%でした。およそ2人に1人が周囲には言いづらい自分のプロフィール情報(特殊な趣味・嗜好や人生観・結婚観など)をマッチ相手に伝えた結果、うまくいかなかった経験があることがわかりました。
トピック②:DINKsの考えを持った方の2人に1人が、自身の人生観と合う相手を見つけるのが難しいと回答
DINKsの考えを持った方350人を対象に「マッチングアプリでご自身の人生観などと合う相手を見つけるのは難しいと思いますか?」と質問したところ、過半数の52.8%がマッチングアプリで特殊な趣味・嗜好や人生観などが合う相手を見つけるのは「難しい」と思っていることがわかりました。
トピック③:DINKsの考えを持っている人の7 割以上が当事者同士のマッチングアプリにニーズを感じていると回答
さらに、DINKsの考えを持った方350人を対象に行った”将来子どもを持たない”考えを持つユーザーのみが使えるマッチングアプリがあれば利用したいと思うかという問いに対して、「とても利用したい」と回答した人は16.3%、「どちらかというと利用したい」と回答した人は54.9%でした。
DINKsを希望する方たちは、同じ考え同士での出会いに課題を感じており、DINKsの考えを持つ方だけが使えるマッチングアプリがあれば使いたいと感じる人が7割以上もいることが分かりました。
その他:子どもの希望有無に関する声を紹介
Q:前問で「子どもを欲しいか欲しくないかの考えが合わずに、恋人とすれ違ったなどのエピソードがある」とお答えした方にお伺いします。前問の回答をした理由について、具体的なエピソードや経験を教えてください。
・結婚=子どもと考えている男性が多かった。結婚して2人の時間を楽しもうと思っていた私とは考えが違った。
・恋人は子どもが欲しいと考えていたが、現実的に考えると経済面が厳しいので意見が食い違った。
・年齢、収入による不安で子作りへの不安があった。
・付き合う前は子どもがいらないと言っていたのに付き合ったら欲しいと言う人が多く、騙された気持ちになる。
・子どもを授かる前提で結婚について話し同棲していたが、本音では相手は子供は欲しくないと思っていたことが後からわかった。
・私は(子どもが)欲しくなく、それを恋人に伝えていました。恋人は本当は子供が欲しいけど、その気持ちを隠されていた。
・複雑な家庭で育ったので子どもを産んでも愛せる自信がないが、相手は円満な家庭で育ったので理解が得られなかった。
・無精子症だったため、子どもを望めない。
Q:ご自身が子どもを持たないことを選択したことによって、マッチングアプリの利用を躊躇されたり、利用する中で困ったり傷ついたりしたことがあれば、教えてください。
・女性は子どもを産むものと決めつけられた。
・なんで子供を産みたくないのか聞かれて答えても執拗に質問されて子どもを産まない選択はおかしいと言われた。
・困ったり傷ついたことはないが、結婚を前提にしたマッチングアプリであるならば、マッチする前にそこらへんの価値観はお互いわかっていた方がいい
・子供ありきでの結婚を考えてる男性はかなり多いと思うので自分が産む気はないことを話しづらい
・初対面での食事の段階で当然のように子供は2人欲しいと言ってくる男がいて、結構嫌な気持ちになった
・私の場合、年齢の問題で持てないだろうなと思っています。
<総括>
子どもを持つか持たないかの価値観の違いにより、恋愛や婚活で多くの人がすれ違いや葛藤を経験しています。結婚=子どもと考える人が多い中、経済的な問題や個人的な理由でやむを得ず子どもを望めない方々がいます。マッチングアプリ利用時にも、子どもを持たない選択を理解されず、偏見や質問攻めに遭うことがあるという声もあります。一方で、子どもを持ちたいと考えていたがパートナーが子どもを望まないと知り、もっと早く価値観の違いを知っておきたかったという声もあります。「ディンクスマッチ」は、こうした価値観のミスマッチを避け、子どもを望まない人々が安心して理想のパートナーと出会える場を提供します。
調査実施概要
件名:「マッチングアプリの利用についての意識調査」
調査対象:
① マッチングアプリを利用したことがある未婚の20~60 代の方500 名
② DINKsの考え方※を持った、マッチングアプリを利用したことがある未婚の20~60 代の方350 名
実施期間:2024年6月
※DINKsの考え方
将来共働きをしたい、かつ、子どもを持ちたくないと回答した方
※特殊な趣味・嗜好、人生観とは
DINKs(子どもを持たず、共働きの夫婦)の考えを持つ方、LGBTQ、高年齢(50歳以上)からの出会い、など、マッチングアプリにおいて多数派ではない趣味・嗜好や人生観など
現代のマッチングに求められるものとは?専門家コメント
既存のマッチングサービスは、人生観や人柄の前に、まずプロフィール情報を見て相手を判断します。そのため、珍しい価値観や人生観をお持ちの方からすると2つの点でお相手探しが難しいです。
1つ目は、プロフィール情報で判断できるのは年収や年齢など定量的な情報のみのため、人生観に関して一致する相手を探すのはとても難しいこと。定量情報が一番目立つため、それ以外の情報は優先順位が低くなってしまいます。例えばお子さんの希望や将来の家族像など、「子どもが欲しいか欲しくないか」のみでしかプロフィール上には現れず、人によっては明文化していない人もおり、どういう気持ちでそう思うのか、という深い価値観の部分で相手を探すことが難しいです。
2つ目は、人柄を元々知っていれば、気にならないことでも初対面の相手だとなるべくリスクを抑えたい、という気持ちが先行するため、なるべく少数派の人生観やステータスを排除しようという動きとなってしまうことです。そのため、再婚層や喫煙者、ギャンブルが趣味などの方は、本当は人柄が合うかもしれないのに、その情報のみで判断され、マッチングがしづらい状況にあります。
上記のような状況であることは珍しい価値観や人生観をお持ちの方にとっては、自己開示をして自分の考えや人生観を明記しながらお相手探しをする心理的安全性が低いプラットフォームとなっております。そのため、「自分と同じ考えの人がいる」「理解してもらえる」という心理的安全性の高いプラットフォームが求められていると感
じます。
伊藤早紀さま / マッチングアプリ総合メディア「マッチアップ」編集長
リクルート退社後、株式会社Parasolに創設メンバーとして入社。2017年8月、マッチングアプリを中心とした現代の新たな出会い方をサポートするメディア「マッチアップ」を立の上げると同時に編集長に就任。2021年に紹介型マッチングサービス「ヒトオシ」をローンチ。2022年6月、株式会社 Parasol の代表取締役社長に就任。
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