「寄り添えるAI相談員」の実現を目指し日本加除出版・大日本印刷・Hexabaseが協業~「メタバース役所」で「離コンパス」機能を実装したAI相談サービスの実証開始~

日本加除出版・大日本印刷・ヘキサベースの3社が協業し、自治体参加によるメタバース役所での住民へのAI離婚相談サービス提供の実証事業を2025年3月11日よりスタートいたします。

日本加除出版株式会社

 日本加除出版株式会社が開発した「離コンパス」(※1)のAIカウンセリング機能と、大日本印刷株式会社(DNP)が提供する「メタバース役所」(※2)とが連携し、専門知識を備えたAI相談員による住民向け相談窓口に関する実証事業を、2025年3月11日から実施します。

■本実証事業の背景とねらい■

 近年、国内では、市民から公的機関へSNS等を利用した相談の件数が増加傾向(※3)にあり、行政による相談支援の需要の高まりが確認されています。特に「離婚」等に関する相談は、相談先がわからない、周囲に知られたくないといった理由から、第三者に相談しにくいという課題があります(※4)。

 日本加除出版が提供する新サービス「離コンパス」では、離婚に関する専門知識を備えた「AIカウンセラー」が24時間365日いつでも、人目を気にせず気軽に、深刻な悩みも相談できる体験を提供しており、これまで1000人を超える利用者のお悩みに寄り添ってきました。

 利用者の次のステップへの支援強化として、具体的な支援や手続に向けた相談先との連携を目指しており、2025年1月からDNPの「メタバース役所」との協業に着手しました(※5)。

 専門知識を有する「離コンパス」のAIカウンセリング機能と、DNPの「メタバース役所」における安全な空間での表情豊かなアバター対応とを組み合わせ、利用者の相談に対して、適切な対応を支援します。この取組みが、実際に住民の皆様を支援する自治体の住民サービス向上につながることを目指します。

今回、その第一弾として、実際の自治体とその住民に参加いただく実証検証を実施します。

■本実証事業の概要とポイント■

 本実証では、今回、7つの自治体にご協力をいただき、DNPが提供する「メタバース役所」内に、離コンパスのAIカウンセラー機能を実装したAI相談員を配置し、「夫婦間の悩み」や「両親の不仲に伴う子供の悩み」などの相談業務に関する実証事業を実施します。

 24時間365日対応な「寄り添えるAI相談員」の実現が、窓口DXの一環として住民の行政サービスへのアクセシビリティ向上につながることを検証します。

 本実証では、「離コンパス」の専門AIによる情報提供・相談者に寄り添ったお悩みの整理に、「メタバース役所」ならではのプライバシー保護機能、AI相談員の表情等による感情表現が合わさることで、安心して相談しやすい空間を実現しています。

 さらに、学習データの精査や相談傾向の分析、AI相談員が相談に対する回答内容と併せて、より相談者の心理的抵抗感を減らした「寄り添えるAI相談員」の実現可能性を検証します。

■実証内容■

本実証内容、実証事業参加の流れは、以下のとおりです。

参加対象

参加自治体の住民

実証場所

DNPが運用するバーチャル空間「メタバース役所」

 ※パソコン、スマートフォン等のブラウザよりどなたでも入場可能。アプリ不要

実施期間

2025年3月11日午前10時~3月25日午後5時(※土・日曜日も実施)
 ※相談ブースが満席の際は、お待ちいただく場合がございます

参加費用

無料


<住民の実証事業参加の流れ>

ステップ

内容

① 告知

各自治体のHPやLINEなどで住民向けに告知

② アクセス

実証期間内にメタバース役所の専用URLにアクセス(※事前登録不要)

③ 相談

AI相談員へ相談(※1回の相談時間の上限は60分)

④ アンケート

相談終了後、WEBアンケートに回答

▲AI相談員との会話の様子

■今後の展開■

 「離コンパス」は、今回の実証事業を通じて、自治体サービスの一部として提供されることで、利用者の居住地や生活環境に適した具体的支援に、よりスムーズにつながる可能性を高めてまいります。また、最先端のIT技術を取り入れた仮説検証を繰り返し、学習機能の向上をはじめ、利用者のニーズに常に寄り添いながら、各サービスのさらなる充実を目指した取組みを進めます。

 さらに、「人に言いにくい、家族内の悩みを最初に打ち明ける相手」としての役割と信頼を得ることで、「心の整理や状況把握」「適切な相談先を把握するための事前整理ツール」として、お悩みポイントの発見と適切な対応を支援し、各種専門的支援の入口に導入していただけるサービスを目指します。

 ※1 株式会社株式会社Hexabase(ヘキサベース)の新規事業向け開発支援を受ける、AIを活用した離婚情報提供サービス。► 「離コンパス」(サービスサイト)  → https://recompass.jp/

 ※2 DNPの「メタバース役所」について 

     → https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20175184_4986.html

 ※3 公的機関への主な相談件数 → https://www.mhlw.go.jp/content/000987379.pdf

 ※4 公的機関への主な相談内容について

     → https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/chiiki_sodan/pdf/chapter2.pdf

 ※5 「相談しやすい行政のDX支援を目指し、大日本印刷・日本加除出版・ヘキサベースが協業」 

   → https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000137536.html

 * 記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

 * 記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。


■「離コンパス」について■ 

創立以来80年以上にわたり戸籍行政や家事事件の実務とともに家族に関する法律問題を見つめ続けてきた日本加除出版の知見や強みと、システム開発会社ヘキサベースの持つ先端IT技術を組み合わせることで生まれた、離婚問題に悩む方々、心の整理をしたい方々へ向けた法的知識や支援情報を提供する新しい情報提供サービスです。


 詳細についてはこちらをご覧ください。

 → https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000137536.html


■会社概要■

【日本加除出版株式会社】

日本加除出版は、「信頼できる誠実な仕事を通じて人々の心豊かな暮らしを守る」ことを企業理念とし、自治体行政や法曹などの専門実務家に向けた書籍の出版/販売や法律関連情報のデータベースの製作/販売等を中心に事業を展開しています。

・本社:東京都豊島区南長崎3丁目16番6号

・代表取締役会長 尾中 哲夫

・代表取締役社長 和田 裕

・設立:1942(昭和17)年11月27日

・URL:https://www.kajo.co.jp/

・サービスサイト(離コンパス):https://recompass.jp/

【大日本印刷株式会社】

DNPは、「未来のあたりまえをつくる。」をブランドステートメントとして、「誰一人取り残されない」行政サービスの実現に向けていつでもどこからでも利用できる、新しい行政DXサービス「メタバース役所」を提供しています。

・本社:東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号

・社長:北島 義斉

・設立:1894(明治27)年1月19日(登記)

・URL:URL:https://www.dnp.co.jp/

【株式会社Hexabase】

ヘキサベースは、「システム開発に関わるすべての人へ成功体験を届ける」をミッションとして、AIとクラウド技術を融合させた新たな開発モデルを提案し、法人システムの開発効率化、競争力向上へ繋がるDXの実現を支援しています。

マルチテナント開発プラットフォーム「Hexabase」の提供、新規事業の開発併走サービス、基幹システムや業務システムのリプレイス等を行っています。

・所在地:東京都千代田区神田須田町2丁目3-12 12KANDA 701

・代表者:代表取締役 岩崎 英俊

・設立日:2016年1月

・URL:https://www.hexabase.com/

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会社概要

URL
https://www.kajo.co.jp/f/company/about/profile.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都豊島区南長崎3-16-6
電話番号
03-3953-5757
代表者名
和田裕
上場
未上場
資本金
-
設立
1942年11月