Vision Base、AI都市宣言の先進都市・北九州市に新拠点「北九州BASE」を設立

「AI活用推進都市」北九州を舞台に、人口減少・高齢化社会の課題解決に挑む。多様な産業のDXを推進し、未経験から挑戦できる50名のAI人材雇用・育成を通じて、地域の未来を共に創造します。

Vision Base株式会社

Vision Base株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:宮﨑由剛、以下 VisionBase)は、この度、福岡県北九州市に新拠点「北九州BASE」を設立いたしましたことをお知らせいたします。本拠点の設立は、北九州市ならびに同市の企業様との連携を一層深め、地域に根差した事業展開を加速させることを目的としています。

Vision Base株式会社は挑戦者による挑戦者のための挑戦支援をPURPOSEに置き、デジタルの情熱で日本をアップデートする会社です。

新拠点設立の背景:社会課題と先進性が交差する「未来共創都市」北九州

かつて日本の近代化を牽引した北九州市は、現在、政令指定都市の中で最も人口減少が進行するという、深刻な社会課題に直面しています。産業構造の変化や、全国に先駆けて進む少子高齢化の波は、労働力不足や地域活力の維持、そして介護現場の負担増大といった多くの課題を生み出しています。

しかし、この状況を打破すべく、北九州市は未来への強い意志を行動で示しています。2025年7月、同市は日本の自治体として初めて「AI活用推進都市」を宣言。行政運営の高度化・効率化、市民サービスの向上、そして地域産業の活性化を図るため、市を挙げてAIの徹底活用に取り組むことを明確に打ち出しました。これは、単なるスローガンに留まらず、具体的なロードマップと「DX・AI戦略室」という専門組織の設置に裏打ちされた、先進的な取り組みです。

Vision Baseは、創業以来、AI技術を核としたソリューションで社会課題の解決を目指してまいりました。特に、熟練技術者の高齢化が進む建設業界において、暗黙知を形式知化し、若手へのスムーズな技術継承を促す「技術継承AIチャットボット」。また、現場作業員の報告業務を劇的に効率化し、本来の専門業務に集中できる環境を創出する「音声AI報告書作成システム」。さらに、介護分野においては、ケアプラン作成を支援するAIや、見守りセンサーと連携して介護スタッフの負担を軽減するシステムなど、高齢化社会の課題解決にも貢献しています。これらの開発・提供を通じて、労働力不足や生産性向上といった、まさに北九州市が直面する課題と真正面から向き合ってきました。

北九州市が持つ「AI化への高い必要性」と、未来を切り拓こうとする「変革への機運」。この二つが交差するこの地こそ、我々の技術とビジョンが最も社会に貢献できる土壌であると確信し、この度の「北九州BASE」設立を決定いたしました。

「北九州BASE」が担う役割:地域に根差すAIのハブとして

「北九州BASE」は、単なる開発拠点ではありません。地域企業や自治体、教育機関と密接に連携し、新たな価値を共創するハブとしての役割を担います。将来的には九州全域への展開も視野に入れつつ、まずは北九州市および周辺地域に深く根差した活動を展開してまいります。

(1)地域産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進

北九州市が誇る製造業や建設業、物流業といった基幹産業はもとより、高齢化社会を支える医療・介護分野、さらには小売・サービス業に至るまで、地域のあらゆる産業に対し、当社のAIソリューションをオーダーメイドで導入・展開することで、抜本的な業務効率化と生産性向上を支援します。例えば、製造現場での品質向上や技術継承支援、物流の最適化はもちろんのこと、サービス業における需要予測の高度化や、介護現場の業務負担を軽減するプラン作成支援など、各業界の特性と課題に深く寄り添ったソリューションを提供し、企業の持続的な成長と競争力強化に貢献します。

(2)地域課題解決プロジェクトへの積極的参画

北九州市が推進するスマートシティ化の取り組みや、人口減少対策、インフラの老朽化対策、市民の健康増進、そして深刻化する介護分野の負担軽減といった様々な社会課題解決プロジェクトに、AIパートナーとして積極的に参画します。市の「道路反射鏡AI健全度診断」のような先進的な取り組みに学びながら、我々の技術とノウハウを活かし、市民一人ひとりが豊かさを実感できる、持続可能なまちづくりの実現に貢献していきます。

(3)次世代AI人材の育成と質の高い雇用創出

本拠点の最も重要なミッションの一つが、地域におけるAI人材の育成と雇用創出です。今後3年間で50名の専門人材の雇用を計画していますが、その採用は経験者に限りません。AI分野での実務経験がない方でも、高い意欲を持つ方であれば、当社独自の育成プログラムを通じて第一線で活躍するAIエンジニアやデータサイエンティストへと成長できる機会を提供します。これは、地域に眠る多様な才能を発掘し、新たなキャリアの可能性を拓く挑戦でもあります。さらに、地元の大学や高等専門学校などの教育機関との連携も積極的に模索し、インターンシッププログラムの提供や共同研究などを通じて、未来を担う若者たちが地元で学び、世界レベルのスキルを身につけ、そして地域に貢献できるキャリアパスを構築できるエコシステムづくりを目指します。

ご挨拶 北九州BASEへの思い

代表取締役 宮﨑 由剛

「この度、歴史と未来が共存する、大きな可能性を秘めた北九州市に『北九州BASE』を設立できますことを、心より嬉しく、また光栄に思います。北九州市が掲げる『AI活用推進都市』という高い志と、人口減少という困難な課題に真正面から向き合う真摯な姿勢に、我々VisionBaseの企業理念と重なるものを感じ、深く共感いたしました。

我々が目指すのは、単にAIという技術を提供することではありません。AIの力を使って、この街の産業をさらに活性化させ、市民の皆様の暮らしをより豊かにし、そして未来を担う子供たちが夢を持てる社会を、地域の皆様と共に創り上げていくことです。『北九州BASE』は、そのための『共創の拠点』です。

『鉄は国家なり』という言葉に象徴されるように、かつてこの地が日本の成長を支えたように、今度は『AIは地域の未来なり』という新たな価値観を、この北九州から全国、そして世界へと発信していく。そんな大きな夢を抱いています。地域に深く根差し、皆様から信頼され、愛される企業となれるよう、社員一同、全力で邁進してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。」

北九州BASE 拠点長 垣添 祐太

「私は北九州で生まれ育ち、この街の活気や人の温かさに支えられて生きてきました。
一方で、長く福祉事業の統括として働く中で、少子高齢化や人手不足など、地域の課題が年々深刻化していく現実も見てきました。

現場のスタッフが、限られた時間の中で必死に利用者の方々に向き合う姿。
その姿こそ、この街の“人の強さ”であり、同時に“仕組みの限界”でもありました。
だからこそ、私はこの『北九州BASE』を通じて、AIの力で“人の時間”と“地域の力”を取り戻す挑戦をしたいと考えています。

AIは人を減らすためのものではなく、人が人らしく働き、生きる時間を増やすための画期的なテクノロジーです。介護・医療・製造・教育など、どんな現場でも『誰かの想い』を支える力でありたい。それが、私たちVision Baseの願いです。
そして、この北九州という地で、地元企業や行政、大学、そして市民の皆さんと一緒に、“AIと人が共に育つまち”をつくっていきたいと思います。
地元で育った一人として、北九州の未来をこの手で少しでも明るくできるよう、全力を尽くします。」

Vision Base株式会社について

・本社所在地:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-2-3 水野ビル3階

・北九州BASE:〒802-0985 福岡県北九州市小倉南区志井2-15-13

・代表者:代表取締役 宮﨑 由剛

・本社設立:2024年4月

・事業内容:生成AI活用支援サービス、AIエージェント開発、AI人材育成、エンジニアマッチ事業

・ホームページ:https://visionbase.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先

Vision Base株式会社
Email: info@visionbase.co.jp
担当: 広報 笠木

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会社概要

Vision Base株式会社

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URL
https://visionbase.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-2-3 水野ビル3階
電話番号
03-6260-5070
代表者名
宮﨑 由剛
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
2024年04月