【熊本天草】2024年度CWPの活き車エビ『やまと車海老』の出荷スタート!人と環境にやさしい車エビ養殖を実践|無給餌期間設け、効率化・高品質化に成功
車エビ生産者として、そして地域の農水産物を全国にお届けする地域商社として、人と環境にやさしい事業を展開する株式会社クリエーションWEB PLANNING(本社:熊本県天草市、代表:深川沙央里、以下CWP)は12月2日、2024年度の養殖「活き車エビ」を初出荷しました。
今年の夏は、養殖池が車エビ生息可能水温の上限(35℃)間近になる日が続きましたが、無給餌期間を設けて底質・水質改善を試みるなどの新しい取り組みを行った結果、型もよく旨みが凝縮した車エビに仕上がり、無事初出荷を迎えました。
今年は12月~1月の約2か月間に活き車エビとしての出荷を行う予定。CWPが手がける養殖車エビは、環境や働く仲間に配慮した生産を行っており、活き車エビは「やまと車海老」のブランドで販売しています。
気温上昇でレア度も上昇!?活き車エビ
CWPの車エビは主に、生きたまま出荷する「活き車エビ」と、収穫後高鮮度のまま冷凍する「冷凍車エビ」を販売していますが、「活き車エビ」を味わえるのはお歳暮~お年賀シーズンだけです。車エビは冬眠前に栄養を蓄えるため、この時期が一番身が張り旨みが増すことも理由の一つですが、車エビを生きたままお届けできる気温になるのがこの期間だけなのです。
活き車エビは、5℃以上10℃前後の温度下でなければ品質が保てません。そのため当社では例年、気温が5℃以上10℃前後となる11月~2月の間に、おがくずで覆って常温出荷をしています(※)。ところが、地球温暖化による気温上昇の影響等で、昨年に続き今年も12月からの出荷開始となりました。気温の上昇とともに、活き車エビを楽しんでいただける期間は年々短くなっています。
※東北や沖縄などの一部の地域への発送は、外気の低温・高温を遮断するために、発泡スチロール等に入れてクール便等を使用する場合もあります。
CWPの活き車エビのこだわり
天草ではこれまで、このような環境の変化とも付き合いながら100年以上車エビ養殖が続いていると言われます。自然環境の影響を直接感じているからこそ、共存し、これからも自信をもって安心して養殖事業を続けていけるよう、CWPでは新しい挑戦も始めています。
1.育てる環境
24時間365⽇稼働するセンシング機器を養殖池に導⼊し、溶存酸素量等をスマートフォンで確認できるようにするなどの次世代⽔産養殖システムを活⽤することで、車エビにとって最適な環境を分析し、維持・管理する仕組みをつくりました。
また、今年からは無給餌期間を設けたことで、養殖池の底質・水質が改善し、低ストレスで養殖ができたため、身質が良く旨みが凝縮した車エビに仕上がりました。
2.働く環境
CWPは女性従業員が多いため、これまで漁具を軽量化するなどの、養殖現場の労働環境改善を行ってきました。また、上記センシング機器の導入により、長時間の潜水作業が不要になった他、給餌回数も最低限に抑えられました。さらに、無給餌期間の導入に成功したことで、土日のシフトをなくすことも視野に入れられるようになりました。
過酷な生産体制を変革し、安全な現場を作ることで、性別や年齢に関係なく安心して働くことができる環境づくりを心掛けました。
3.出荷方法
荷捌き所は養殖池の目と鼻の先。小型の籠で少量ずつ漁獲した低ストレス状態の車エビを、荷捌き所ですぐに冬眠状態にし、一尾ずつ丁寧に箱詰めしています。
おがくずは熊本県産を使用。梱包には、極力自然に還る紙製の素材(保温性を高めた二重構造の段ボール等)を使用しています。
※東北や沖縄などの一部の地域への発送は、外気の低温・高温を遮断するために、発泡スチロール等に入れてクール便等を使用する場合もあります。
環境負荷の低減策|間引き車エビがお得に買える!【12/4~楽天スーパーSALE】
6月に稚エビを養殖池に放流し、12月に出荷を迎えるまでの間、養殖池の密度を最適に保ち、底質・水質環境に負荷をかけすぎないようにするために、車エビを間引くことがあります。
間引いた車海老も、同じように手塩にかけて育ててきたもので味は確かなのですが、小型のため出荷先がなかなか見つからない場合があります。
今回は、このような生産過程をご理解いただいた上で、せっかくの生産物を無駄にせず、美味しい状態で消費者の皆様にお届けすべく、九州域内の養殖業者からも間引き車エビを買い取り、CWPの急速冷凍・加工技術によって生食可能な冷凍車エビを製造しました。
12月4日(水)20:00~12月11日(水)1:59まで、楽天市場スーパーSALE期間中に、当社ショップ【shop AMAKUSA】にて「九州くるまえび」として30%割引で販売いたします。
株式会社クリエーションWEBPLANNINGについて
天草にいながら世界中に張りめぐらされた情報網をとおして、 地域に必要な情報をキャッチし、 創造性ゆたかな仕事をプラニング・実⾏する企業として2013年10月に創業。
網元の娘として生まれ育ち、現在は5児の母でもある代表の深川沙央里は、「生産者が安心して生産活動を続けられる天草」「女性が安心して生活できる天草」を目指す。現在「車エビ養殖事業」「通販・卸事業」「加工事業」「講演・コンサルティング事業」を展開中。2024年からは、フードロス対策や若者・女性の雇用を目的とした外食事業も開始。生産者が手がける「持続的な外食事業」をめざす。
男性社会の隙間を埋めることで、地域にある”課題”を”ビジネス”に変換し、 あたらしい“⾃⽴した天草”をつくるために、わたしたちができることを体現する。
【会社概要】
社名:株式会社クリエーションWEBPLANNING
本社所在地:熊本県天草市楠浦町3237-2
代表取締役:深川沙央里
事業内容: 車エビ養殖、加工、通販、外食、コンサルティング
設立: 2013年10月
【代表プロフィール】深川 沙央⾥(ふかがわ さおり)
1981年天草市⽜深町の網元⽣まれる。 2009年に車海老漁家に嫁ぎ2013年に地域特産品のEC サイトなどを運営するクリエーションWEBPLANNINGを⽴ち上げた。5児の母。 農林水産祭 水産部門および女性活躍部門 ⽇本農林漁業振興会会⻑賞W受賞。農山漁村女性活躍表彰 農林水産大臣賞受賞。 水産政策審議会 企画部会および漁港漁場整備部会所属 特別委員。著書:「2男3女のシンママ社長、水産女子の先駆けとなる」(PHPエディターズ・グループ 、2022/3/8)。
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