「自分の短所や苦手なことについて話せる」62％が1on1で実感〜社外メンターの利用企業にフルート社が調査

株式会社フルート

2024年9月30日 11時10分

■ 調査概要

社外メンターによる1on1支援「メンターズ」を提供する株式会社フルート（代表取締役菊池裕太）は、「社外メンターとの1on1活用状況」に関する利用者実態調査の結果を発表しました。「自分の短所や苦手なことについて話せる」「本音や周囲に話しづらい話ができる」「日常でイライラや怒りが減った」など、社外メンターとの対話には、社内1on1では見られにくい効果があることがわかりました。

■ 社内1on1にありがちな落とし穴

“社外メンター”とは、「客観的な視点と対話スキル」をもとに「本音で話せる」環境で相談者からの「社内では言えない」相談に乗るプロフェッショナルのことです。人材の定着と育成が多くの企業で課題に上がる中、「1on1」による個々の支援やケアの必要性が注目されています。しかし、「社内では弱音を吐けない」「社内では話が堂々巡りになってしまう」「苦手意識があり続かない」等、社内のリソースだけでは1on1がうまく機能しないケースが増加しているのが現状です。そのような場合、社外のメンターは、管理職や人事部の代わりに、あるいは管理職に対して、一歩踏み込んだ対話により相談者の“バディ”となります。

■ 90％が「自分の成長に必要な課題に気がついた」と回答

「自己理解」や「自身の今後」について変化があった項目を選択する設問に対し、利用者の90％以上が「自分の成長に必要な課題に気がついた」と回答。他上位項目については「自分への理解が深まった」「自分の思い込みや先入観に気がついた」「自分の今後のキャリアについて具体的に考えられるようになった」と回答しています。

回答者のコメントからは「“自分自身がどうしていきたいのか” に重きを置くようになった」「答えがない中でも自己の選択を言語化できた」など、社外メンターの問いかけに応じながら、キャリア選択に主体的に取り組んでいることが明らかとなりました。

また「“そんなに強がらなくていいんだ”というような気付きもあり、救われた」など、社外だからこその安全な信頼関係のもと、社内では打ち明けることのできない弱みをさらけ出す場としても活用されています。

【回答者のコメント抜粋】

「社外メンターとの会話で、自分の弱みをさらけ出して、理解してもらったり、共感してもらうことで、自分も“メンバーと一緒に進む”という姿勢ができるように。“そんなに強がらなくていいんだ”というような気付きもあり、救われた。」
「“自分自身がどうしていきたいのか” に重きを置くようになり、以前に比べると能動的に行動しやすくなった。」
「答えがない中でも自己の選択を言語化でき、ロジックを組み立てられやすくなった。もし社外メンターとの会話がなかったら、もっと歩みが遅かったと思う。」

■ バイアスのない社外メンターからの「直面化」を高く評価。

「社外メンターとの1on1には、どのようなメリットを感じますか？」の設問に対し、回答者の95％が「思考が整理されたり、内省が深まる」を選択。他上位項目については「自分への理解が深まる」「他者からのフィードバックが得られる」「本音や周囲に話しづらい内容を話せる」といった回答がありました。

回答者のコメントからは「社内のバイアスのない第三者からのフィードバックによる気づきを得られる」「社内の歯車ではなく対個人としてみてくれる」など、社外メンターとのバイアスのないコミュニケーションを高く評価。また、メンターからの「直面化」により、利用者は、無意識に避けている課題に向き合うことができます。

【回答者のコメント抜粋】

「以前は“第三者の目線で整理する”ことができなかった。上長は第三者でもなく、同僚も会社としてのバイアスがある。外からフラットに見ていただける方がいるのは、視野が広がった感覚がある。」

「社内だと“とりあえず頑張ってほしい”などと組織の歯車としての話になりがちだが、社外メンターは “対個人” としてみてくれる所が嬉しい。」