リモートワークの疲労を軽減するために取り入れてよかったアイテムは?働き方の実態と傾向

リモートワーカーの8割が悩む「目・肩・首」の疲れ。プロが実践する、仕事がはかどるアイテムとは?

株式会社デザポケ

在宅ワークでのセルフケアは、単にリラックスするだけでなく、仕事の生産性や心身の健康を維持するため、仕事環境や身体に関する様々な知識が必要です。

本記事では、在宅ワーカーが直面する疲労の実態とセルフケアへの意識を理解するため、実際に在宅で働く方を対象にアンケート調査を行いました。

働き方の実態や、日々感じる疲労の傾向、そしてリアルなセルフケア事情について、生の声を集めてみました。

株式会社デザポケは、グラフィックデザインを中心に、広告、印刷・製造、WEB、企業ブランディングなどでお客様のお悩み解決を目指すクリエイティブ会社です。

これまでの豊富なアイディアや経験を活かし、クライアントのビジネス課題解決のためのサービスを展開しています。

※本記事は元記事を一部抜粋しています。全編をご覧になりたい方は、こちらの記事を参照ください。

株式会社デザポケ(本社:東京都千代田区 代表取締役:髙橋篤史)では、Webアンケートにて、「リモートワークの働き方の実態と疲労の傾向について」に関する調査を実施しました。(調査期間:2025年7月)

【 調査概要 】

調査方法:インターネット調査(Webアンケートを利用)

調査期間:2025年7月11日(金)~7月15日(火)

調査対象:リモートワーク中の方

回答数:70名(設問によって異なる)


以下URLでは、アンケート対象者の具体的な職種や労働時間、リフレッシュ方法、疲労を蓄積しないための工夫などもご紹介しております。

▶ URL:https://deza-poke.com/blog/remotework_fatigue


Q1.業種を教えてください。

ライティング・コンテンツ制作系

32.9%(23名)

デザイン・ビジュアル系

20%(14名)

Web・IT系

17.1%(12名)

その他

11.4%(8名)

事務

7.1%(5名)

動画・映像系

5.7%(4名)

データ入力

2.9%(2名)

音声・音楽系

2.9%(2名)

回答者の大多数は「クリエイティブ・IT系専門職」

ライティング、デザイン、Web・IT系を合わせると全体の70%を占めており、PCでのデスクワークが中心の職種がほとんどです。

PC画面と向き合う時間が長い専門職が上位を占めていることがわかります。

業務内容は思考や創造といった精神活動が主ですが、その実態は「肉体を酷使する労働」です。

指先を常に動かし、視線をモニターに固定し、同じ姿勢を長時間維持することが求められます。


Q2.在宅ワーク歴はどのくらいですか?

半年未満

25.7%(18名)

半年~1年

11.4%(8名)

1年~5年

48.6%(34名)

5年以上

14.3%(10名)

経験豊富な「ベテラン在宅ワーカー」が中心

在宅ワーク歴「1年~5年」が約半数を占め、5年以上と合わせると60%以上になります。

一過性ではなく、在宅ワークが定着している層であることが伺えます。

一方で、「半年未満」(25.7%)も一定数おり、新しい在宅ワーカー層も含まれていることが分かります。


Q3.普段仕事はどこでしていますか?

自宅

92.9%(65名)

コワーキングスペース・シェアオフィス

5.7%(4名)

カフェ・飲食店

1.4%(1名)


仕事場所は「自宅」が92.9%と圧倒的多数を占めており、自宅の仕事環境が疲労に直結している可能性を示唆しています。

自宅のダイニングテーブルでノートPCを覗き込むといった、身体に負担のかかる姿勢で長時間作業している人が少なくないことが推察されます。

また、通勤がなく、休憩のタイミングも自己管理に委ねられるため、意識的に体を動かす機会が減りがちで身体への不調が現れやすい傾向にあることが考えられます。


Q4.1日の労働時間はどのくらいですか?

~6時間

37.1%(26名)

6~8時間

31.4%(22名)

8~10時間

25.7%(18名)

10時間以上

5.7%(4名)

労働時間は「6時間以上」と回答した人が60%以上にのぼり、フルタイムもしくはそれに近い形で働いている方が多いことが推測されます。

今回のアンケートでは、片手間で仕事をしているのではなく、プロフェッショナルとして集中的に業務に取り組んでいる方が多いことが考えられます。

Q5.クリエイティブに対して疲労を感じる頻度はどのくらいですか?

常に

35.7%(25名)

週に数回

40%(28名)

たまに

22.9%(16名)

なし

1.4%(1名)

「常に」(35.7%)と「週に数回」(40%)を合わせると75.7%に達します。

4人に3人が、日常的に仕事による疲労を感じている深刻な状況が伺えます。

「疲労を感じない」と回答した人はわずか1.4%に留まりました。


Q6.疲労をどこに感じますか?

82.9%(58名)

72.9%(51名)

71.4%(50名)

54.3%(38名)

35.7%(25名)

腕・手首

17.1%(12名)

全身

28.6%(20名)

特に疲労は感じない

2.9%(2名)

メンタル

1.4%(1名)


疲労の症状は「目・肩・首」に集中

「目の疲労」が80%以上と突出しており、次いで「肩」「首」が70%以上と続きます。

これは、長時間のデスクワークが原因の典型的な身体的疲労と言えます。

一方で、「メンタル」の疲労を挙げた人は1.4%と少なく、今回のアンケートでは精神的な疲れよりも、直接的な身体の不調を「疲労」として認識している人が多いようです。

思考のボトルネックは身体

「良いアイデアが浮かばない」「集中力が続かない」といった精神的な不調の根源が、実は「目の奥が痛い」「首が凝って思考が鈍る」といった身体的な限界に起因している可能性があります。

肉体が悲鳴を上げているため、精神が最高のパフォーマンスを発揮できない状態です。

言語化しにくい精神的疲労

「メンタル」の回答が1.4%と極端に低いのは、精神的疲労を自覚しにくい、あるいは不調として表現することに抵抗がある層の存在も考えられます。

その結果、より顕著で分かりやすい身体症状が回答として表出したと推測できます。


Q7.取り入れてよかった在宅クリエイター向けのアイテムを教えてください。

今回のアンケート結果からは、在宅ワーカーが疲労対策として、単なる気休めではなく、具体的な課題を解決するための「自己投資」としてグッズを導入しているという明確な傾向が浮かび上がりました。

特に「目・肩・首・腰」の身体的疲労に対し、原因となる労働環境そのものを改善しようとする意識が非常に高く、そのアプローチは以下の3つに大別できます。

①疲労の根源を断つ「仕事環境への投資」

回答の中で圧倒的多数を占めたのが、1日の大半を過ごすデスク周りの環境、特に「椅子」と「デスク」への投資でした。

【 具体的な回答例 】

高機能な椅子:オフィスチェア、人間工学設計のチェア、ゲーミングチェア、首を支える椅子など

デスク:昇降デスク(スタンディング対応)

モニター環境:モニター、モニタースタンド

入力デバイス:トラックボールマウス、リストレスト

「良い性能のオフィスチェアを購入した」「高くていいのにした」といった回答から、椅子が最も重要な投資先として認識されていることがわかります。

長時間座り続けることによる身体への負担を、根本から軽減しようとする意図が明確に伺える結果となりました。

また、「昇降デスク」や「モニタースタンド」の導入は、座りっぱなしの防止や、目線を上げて姿勢を正すといった、より高度なエルゴノミクス(人間工学)への意識の表れです。

これらは、疲労を感じてから対処するのではなく、そもそも疲労を発生させにくくするための「予防的投資」と言えます。

②特定の痛みを緩和する「局所的な身体ケアグッズ」

デスク環境という「土台」を整えた上で、それでも発生してしまう特定の部位の痛みや不快感を、ピンポイントで緩和するためのグッズが数多く挙げられました。

【 具体的な回答例 】

腰・背中・尻用:腰にあてるクッション、ランバーサポート、座椅子、ジェルクッション、ハニカムクッション

目・首用:ブルーライトカットメガネ、ホットアイマスク、蒸しタオル、ネッククーラー、目薬

腕・手・足用:アームレスト、フォームローラー、ストレッチポール、足つぼマット、フットウォーマー

全身用:マッサージガン、バランスボール

今回のアンケートで疲労を感じる部位の上位だった「腰」「目」「首」に対応するグッズが非常に多いのが特徴です。

「腰用クッションで負担が軽減された」
「ブルーライトカット眼鏡で目の疲労が軽減」

…など、具体的な効果を実感している声が多く、多くのワーカーが試行錯誤の末に自分に合ったケアグッズを見つけている様子が伺えます。

マッサージガンやストレッチポールといったアイテムは、もはやアスリートだけのものではなく、デスクワーカーが自身の体をメンテナンスするための必需品として定着しつつあることが推察されます。

③心と五感を癒す「快適性・リラックスグッズ」

直接的な痛みへの対処だけでなく、作業空間の快適性を高め、精神的なリフレッシュを促すためのグッズも挙げられました。

【 具体的な回答例 】

感覚に働きかけるもの:無印のアロマディフューザー、CBDバーム

温度を調整するもの:ファン、デスクチェア用バンブーマット

心身を回復させるもの:入浴剤(きき湯)、栄養ドリンク(キューピーコーワiドリンク)、エナジードリンク(レッドブル)

このカテゴリは、先の2つとは異なり、より精神的な側面や、心地よさ(ウェルビーイング)を重視した選択と言えます。

アロマの香りで気分を切り替えたり、バンブーマットで体感温度を下げて集中力を維持したりと、五感に働きかける工夫が見られます。

また、入浴剤や栄養ドリンクといった消耗品は、日々の疲れをその日のうちにリセットし、翌日のパフォーマンスに備えるための手軽な手段として活用されています。

まとめ

今回のアンケート結果から、「経験豊富なクリエイティブ・IT系専門職が、主に『自宅』で長時間労働し、結果として目・肩・首を中心とした慢性的な身体疲労に悩まされている」という在宅ワーカーの典型的な姿が浮かび上がってきます。

これらの結果は、在宅ワーカー向けのセルフケアが、単なるリラクゼーションだけでなく、「目のケア」「肩や首のコリを和らげる具体的な対策」「正しい作業姿勢を保つための環境改善」といった、より的を絞ったアプローチを必要としていることを強く示唆しています。

自由な在宅ワークという働き方には、「オフィス以上の身体的ダメージ」という代償が伴うことが推察されます。

特にクリエイティブ職の疲労は、精神的なものと認識されがちですが、その実態は自宅環境が引き起こす目・肩・首への集中的な負荷である、という構造が見えてきます。

本調査の結果の詳しい内容は、以下の記事でもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
URL:https://deza-poke.com/blog/remotework_fatigue

★本記事を引用する際には必ず以下の形式での記載をお願い致します。
「引用:株式会社デザポケ (https://deza-poke.com/)」

■会社概要

商号:株式会社デザポケ(英字 DezaPoke Inc.)
代表権:代表取締役 髙橋篤史
設立:2021年1月4日
資本金:3,000万円
社員数:20名(2025年4月現在)
所在地:
[本社]〒101-0052 東京都千代田区神田小川町一丁目10-2 VORT 神田小川町 II
[デザポケ仙台]〒980-0803 宮城県仙台市青葉区国分町一丁目4-9
[デザポケ新宿オフィス]〒169-0075 東京都新宿区高田馬場二丁目14-2 新陽ビル

企業URL:https://deza-poke.com/

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本社所在地
東京都千代田区神田小川町一丁目10番2号
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代表者名
髙橋篤史
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2021年01月