Team Forging が組織文化を変える。
“個の自律”から“チームの自律”へ——株式会社WITが語る、ゲームベース学習の可能性
2025年10月、株式会社WIT(東京都)は、Aha Moment Innovationが開発する組織開発向けシリアスゲーム「Team Forging」の体験セッション(The Lotus/The Elephant)を実施した。同社はこれをきっかけに、従来の働き方から一歩踏み出し、“情報を共有し、補い合いながら前に進む”組織文化へ変化し始めたという。
本記事では、同社の中核メンバーであり、研修導入の発案者である仲嶺都子氏へのインタビューから、Team Forging がもたらした「気づき」と「変化」を紐解く。
■ 背景:自由で強い個が集まる会社——そこに潜んでいた“弱さ”
WITはITコンサルティング・ITマネジメント・組織開発を展開する少数精鋭の会社。各メンバーに大きな裁量がある一方で、組織としての横のつながりが弱く、自律型個人がバラバラに動く状況が課題となっていた。
「みんな優秀で自分の事業部を動かす力がある。でも、“WITに所属する意味って何だろう”と感じる瞬間がありました。」
■ 体験セッション:「ただのゲーム」ではなかった
体験した The Lotus / The Elephant は、いずれも“協働しなければクリアできない構造”を持つ。
「何が目的で、誰が何をしているのか分からない。
こんなに“不安になるゲーム”は初めてでした。」
しかし、進むにつれて情報共有が生まれ、自然と協働が加速。
そして、終わったときメンバーから出た言葉はこうだった。
「このゲーム、めっちゃ面白かった!」
■ 気づき:リーダーは1人ではなく“全員”
Team Forging の中で最も大きかった学びは、
リーダーシップは役職ではなく行動から生まれるという事実。
「普段遠慮しがちなメンバーが、“自分が言わなきゃ進まない”と感じた。」
ゲーム内で自然と可視化された“遠慮”と“沈黙”。
そこに外部ファシリテーターからの客観的フィードバックが加わり、
メンバーに深い内省が促された。
■ 変化:翌週から生まれた“横のつながり”
体験後、WITでは次の変化が明確に現れた。
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会議が「報告」から「相談と協力」へ
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個人主義から相互補完へ
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社長自身が変化を実感し、再導入を承認
「チームの雰囲気変わったね」と社長が言ったのは初めてでした。
■ 今後:Team Forging を“定例化”へ
新しい期の組織計画に、Team Forging を複数回取り入れることを検討。
単なるイベントではなく、
“安全に失敗し、学び、関係性が深まる場”
として継続活用していく方針だ。
「楽しいだけで終わらず、学びとして定着する。
Team Forging は私たちに必要な“鏡”でした。
■会社概要

社名:株式会社ウィット
本社所在地:東京都中央区銀座2-8-9 木挽館銀座ビル7階
代表取締役:寺田 有児
設立: 2007年
事業内容:ITコンサルティング、ITアウトソーシング、システム開発、組織開発
URL: https://wit.sc/
■ 【TEAM FORGING®概要】

開発元:Aha Moment Innovation(シンガポール)
内容:マルチプレイヤー型のシミュレーションゲーム
特徴:Tuckmanチーム成長モデルや心理的安全性理論など15以上の組織論に基づいた設計
分析機能:行動ログを活用した可視化・振り返りダッシュボード
活用実績:Apple、TikTok、NUS、他10ヵ国以上
■ 本件に関するお問い合わせ
Aha Moment Innovation(日本窓口:gbl,inc)
担当:首藤 大介
Email: info@gb-learning.com

Aha Moment Innovation Pte. Ltd.

gbl, inc.
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