「豊かな暮らしを可能にするために」空間デザインの思考と都市政策の未来から、未来の建築を考える
2025年12月19日(金)建築家 仙田 満氏、2026年2月20日(金)明治大学教授 野澤 千絵氏が登壇
小松ウオール工業株式会社(本社:石川県小松市、代表取締役社長:加納慎也、以下、小松ウオール)は、この度、「建築セミナー 2025」を、建築家・仙田 満氏と都市政策研究者・野澤 千絵氏をそれぞれ講師に迎え、Vol.8およびVol.10を2025年12月、2026年2月に開催いたします。

<建築セミナー開催の背景と目的>
小松ウオールは、間仕切メーカーとして建築分野の発展に寄与することを使命とし、新たに開設した「101 TOKYO SHOWROOM OFFICE」内のイベントスペースを未来への貢献の場として活用し、本セミナーを開催いたします。
本セミナーは、建築に携わる専門家の方々はもちろん、未来の建築を担う学生、そして、建築に関心を持つすべての方々に向け、学びを深める研鑽の場として機能します。さらに、世代や立場を超えた参加者間の交流を通じて、新たな発想や繋がりが生まれる機会を提供することを目的としています。
業界の第一人者をお招きし、その卓越した知見を提供するこのセミナーは、既存の概念を打ち破る新たな視点や、実践に結び付く創造的なヒントを発信し続けてまいります。
今回のセミナーでは、建築界の未来を左右する二大テーマである、長年の経験に基づく「空間デザインの思想と集大成」と、社会の根幹に関わる「都市政策の未来と構造転換」を深く掘り下げます。これらのテーマを通じて、持続可能で豊かな社会の実現に向けた具体的な議論を深めてまいります。
■建築セミナー2025 Vol.8
【講師プロフィール】
仙田 満(せんだ みつる)
環境建築家、株式会社環境デザイン研究所会長、東京工業大学名誉教授。1968年に環境デザイン研究所を創設以来、「環境建築家」として約60年にわたり、こどもの成育環境の研究とデザインを中心的な仕事として、わが国の建築界を牽引。1984年に提唱した、複数の道や広場を組み合わせた「遊環構造」という建築環境デザインコンセプトは、こどもの遊び環境の研究から導き出されたものであり、その後、人々の意欲や感動を喚起する空間へと応用。大規模な公共建築にも生かされている。

【タイトル】遊環構造デザイン
【日時】2025年12月19日(金)18:30〜20:30
【形式】会場参加(先着45名)、WEB参加(無制限)
【会場】小松ウオール工業株式会社 101 TOKYO SHOWROOM(東京都千代田区神田錦町2丁目2-1 KANDA SQUARE 16F)
【参加費】無料
【申込フォーム】https://www.komatsuwall.co.jp/form/form.php?form_id=1416
【講演内容】
環境建築家として1968年に独立してから約60年、こどもの成育環境のデザインを中心的な仕事としてきた。
「遊環構造」という、こどものあそびやすい空間の構成の仮説を1984年に発表した。それ以降、数多くの作品を遊環構造の仮説を用いて設計してきた。1997年に愛知県児童総合センターでこども施設の型として提案したが、この仮説は人々の意欲を喚起する空間にも応用できると考え、2008年に秋田県国際教養大学図書館棟、2009年に広島市民球場を設計して、そのモデル図を2013年に変更し、より安心空間の共感性を強調して、近年、石川県立図書館や広島市サッカー場(エディオンピースウィング広島)、長崎スタジアムシティをつくり、建築的、都市的、遊環構造デザインの集大成だと感じている。今、感動を喚起する空間の方法論として、遊環構造デザインについて論じたい。
■建築セミナー2025 Vol.10
【講師プロフィール】
野澤 千絵(のざわ ちえ)
明治大学政治経済学部 教授(都市政策・都市行政)、博士(工学)。1996年大阪大学大学院工学研究科修士課程修了後、ゼネコンにて開発計画業務等に従事。2002年に東京大学大学院にて博士号(工学)を取得。東洋大学教授等を経て、2020年4月より現職。2023年6月より都市計画協会理事。

【タイトル】「高コスト化する都市づくり」からの転換 — 都市再生から生活圏の再生へ
【日時】2026年2月20日(金)18:30〜20:30
【形式】会場参加(先着45名)、WEB参加(無制限)
【会場】小松ウオール工業株式会社 101 TOKYO SHOWROOM(東京都千代田区神田錦町2丁目2-1 KANDA SQUARE 16F)
【参加費】無料
【申込フォーム】https://www.komatsuwall.co.jp/form/form.php?form_id=1420
【講演内容】
昨今の高層化・高騰化する都市再生事業に取り残された少子化する市民はどのように暮らしていけば良いのか。筆者の科学的根拠に基づく解説は、建築に関わる私達がどこをどうすれば良いのかの示唆がある。筆者は面的な「生活圏の再生」に力点を置く必要があるという。都市・住宅政策の方向転換は容易ではないが、豊かな暮らしを可能にするためには必見の講義になる。
■小松ウオール工業株式会社について
小松ウオールは、1968年の創業以来、パーティション、トイレブース、スライディングウォールなどの製造、設計、販売、施工を通じて、快適で安全な空間づくりに貢献してまいりました。「空間を通じて社会に価値を創造する」という理念のもと、常に時代のニーズを捉えた製品開発に取り組んでいます。
・社名:小松ウオール工業株式会社
・所在地:本社 石川県小松市工業団地1丁目72番地
・代表者:代表取締役社長 加納慎也
・設立:1968年1月22日
・営業種目:可動間仕切、固定間仕切、トイレブース、移動間仕切、ロー間仕切等の製造、設計、販売、施工
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