Z世代、8割がSNSの情報「信じられない」 頼みの綱は「両親」!まん延するインフォデミック 4人に1人が不要な買いだめ、誤情報拡散経験アリ

【コロナ禍、世代で分かれる情報・メディアとの距離感】

株式会社シグナル

 ベクトルグループにおいてWEBを活用した総合的なPR活動を支援する株式会社シグナル(本社:東京都港区、代表取締役:草場大輔)は、新型コロナウイルス感染症による生活の変化が、情報やメディアに対する消費者の意識にどのような影響を与えているかを明らかにするため、「コロナ禍における情報・メディアに対する意識調査」を全国18~69歳の男女1,000名を対象に実施しました。
 新型コロナウイルスの影響で外出自粛を強いられるなか、全世代で6割以上の人が情報を得るためにテレビや新聞、SNSなどを今まで以上に積極的に活用していたことが明らかになりました。その一方で、86.8%の人がこうしたメディアから得られる情報が正しいかわからないと回答するなど、情報への不信感も高まっていたことが分かりました。信頼できるメディアやSNSの利用の仕方などは世代間で違いが浮きぼりになりました。

 なかでもZ世代(18~24歳)はツイッターや、インスタグラムなどのSNSで情報収集する機会が増えたと回答する一方で、得られた情報を信じられないと回答した人が8割を超えました。また、日用品が不足するなどの情報が出回るなかで、Z世代(18~24歳)の23.5%がトイレットペーパーなどを必要以上に買いだめした経験があると回答。情報が錯そうする状況で正しい情報を見極めることが難しい実態が浮き彫りになりました。

 またZ世代(18~24歳)の26.7%が「誤情報を拡散してしまったことがある/拡散した可能性がある」と回答しました。SNSを情報の発信手段として活用するなかで、自分自身が誤情報の発信源となっている実態も明らかになりました。SNSは投稿内容に対して他人から攻撃を受ける炎上リスクもはらんでいます。特にコロナ感染症が広がるなかでは「自粛警察」と呼ぶ言葉が生まれたようにSNS上でも監視の目が強くなっており、今回の調査では5割近い人が自らの投稿する情報に対する周囲の反応を意識していると回答しました。特にSNSを積極的に活用するZ世代(18~24歳)では63.9%にも上り、投稿自粛と呼べるような現象が起きていました。

【調査概要】
対象エリア :全国
対象者     :18~69歳の男女 1,000名(有効回答数)※5歳刻み/各50名で均等に割付
調査期間    :2020年5月23日~5月25日
方法          :インターネット調査
  • < TOPICS 1.>
    情報の信頼感が低下。メディアの情報が「正しいかわからない」人が86.8%
    インフォデミックの影響で4人に1人が必要以上にモノを購入した経験があった!

「メディア」は信じられない?テレビやネット、SNSから受ける情報が正しいかどうかわからない人が86.8%も!   

 「テレビやネット、SNSから受け取る情報が正しいかどうかわからないと感じることがありますか。」ときいたところ、「そう感じる(38.8%)」、「ややそう感じる(48.0%)」、「そう感じない(13.2%)」と、メディアの情報を信じられないと感じている人が全年代で約9割(86.8%)という結果となりました。また、SNSを積極的に活用しているZ世代(18~24歳)でも87.0%が、メディアの情報が正しいか判断ができないと回答しました。


 次に「あなたが信頼できると感じる情報源をすべてお選びください。」ときくと、全体の結果としては「両親(33.7%)」、「公的機関(政府、地方自治体など)(33.1%)」、「各分野の有職者(学者など)(32.0%)」という順に。特にZ世代(18~24歳)では、「両親(55.0%)」のスコアが他の年代と比較して非常に高く、両親から得る情報の影響を強く受けていることが判明しました。

 

 

コロナの影響により約6割が「情報に接触する機会が増えた」と回答
 「あなたは、新型コロナウイルスの影響による外出自粛の中で、 テレビやネット、SNSで情報に接触する機会が増えましたか」ときいたところ、「とても増えた(29.4%)」、「やや増えた(34.5%)」、「変化なし(36.1%)」という結果となりました。「増えた」の合計は63.9%となり、新型コロナウイルスの影響で、日常的に触れる情報の量が増えていることがわかりました。


外出自粛の影響大!接触する機会が増えたメディア第1位は「テレビ」
 「接触する機会が増えた(見る時間が増えた)メディアをすべてお選びください」ときいたところ「テレビ(67.0%)」、「検索エンジン(Yahoo,Google等)(49.2%)」、「SNS(46.5%)」という結果に。Z世代(18~24歳)では、テレビのスコアが全体よりやや低い一方で、SNSのスコアが83%と非常に高く、情報媒体としてのSNSの重要性が浮き彫りになりました。

 

 

 

あなたの行動が”インフォデミック※”を引き起こしているかもしれない
新型コロナウイルスに関する情報の混乱で、誤情報に惑わされて4人に1人が買いだめをした経験あり

 「新型コロナウイルスの影響で出回った情報により、必要以上にものを買ってしまったことがありますか? 例)マスク、トイレットペーパー、食料品など」ときいたところ、24.5%が「ある」と回答。特に50代女性が最も多く、約3人に1人(32.0%)が「ある」と回答。Z世代(18~24歳)でも「ある」の回答が23.5%に上りました。
※インフォデミックとは、メディア(とりわけSNS)によって真偽不明の情報や虚偽の情報(フェイクニュース)が広く流布され、これを多くの人が真に受けてパニック状態となり、社会の動揺が引き起こされること。


SNSでの誤リツイートをした経験がある人が約1割
 また、「あなたは、SNSで誤った情報を発信または拡散(リツイートなど)してしまった経験がありますか。」ときいたところ、「ある」が3.7%、「自覚していないがある可能性がある」が9.7%という結果に。さらにZ世代(18~24歳)は「ある」が7.2%、「自覚していないがある可能性がある」が21.6%にも上り、3割近い人がSNS上でインフォデミックの原因となりうる情報発信をしている可能性が示唆されました。

 

 

  • < TOPICS 2.>
    コロナの影響により外出自粛と同時にSNS上でも「投稿自粛」が広がる
    SNS利用者の約半数が「コロナ禍で発信するにあたり周囲の反応を意識する」

外出自粛はSNSにも影響大!

自分の投稿内容が変化した人が1割超、周りの投稿内容が変化した人が約4割に
 「新型コロナウイルスが流行する前と後で、SNS上で自分の投稿内容に変化はありましたか。 また、他人の投稿内容に変化を感じますか」ときいたところ、自分の投稿内容については「変化あり(14.9%)」「変化なし(85.1%)」、他人の投稿内容については「変化あり(36.1%)」「変化なし(63.8%)」という結果となり、新型コロナウイルスの影響でSNS上の情報にも変化があったことがわかりました。

 


SNS上でも「自粛」!
約半数が発言内容を配慮する「投稿自粛」をしていたことが判明!特にZ世代では6割以上も!

 「新型コロナウイルスによって生活に大きな影響が起きている状況の中で、 自身がSNSで発信する情報に対する周囲の反応を意識するようにしていますか?」という設問では「とても意識している」、「やや意識している」の合計が46.5%という結果に。特にZ世代(18~24歳)では「とても意識している」、「やや意識している」の合計が63.9%と、6割以上が周囲の反応を意識しており、SNS上にも発言内容を意識する”投稿自粛”が起きていることが明らかになりました。


「投稿自粛」中でもポジティブでいたいという意向も!
SNSで拡散したい情報は「楽しい・ユーモアのある情報」が第1位に!

 「新型コロナウイルスによって生活に大きな影響が起きている状況の中で、あなたがSNS上で拡散(リツイートなど)したいと思うのはどのような情報ですか」ときいたところ、約4割が「明るくなれるような楽しい・ユーモアのある情報(42.8%)」「社会的に良いと思われる情報(42.6%)」と回答。ネガティブな情報が多くなっている状況でも、できるかぎりポジティブな情報をみんなに伝えたいという思いが明らかになりました。

 

 

 

 

  • < TOPICS 3.>
    より多く接触するようになった情報、第1位は「政治・法律」であったことが判明!

政治より明るい話題を重視!
Z世代は「バラエティ・お笑い」、「文化・芸術」関連の情報に触れる機会が増えたと回答した。

 「あなたが新型コロナウイルスに影響で、接触するようになった情報を全てお選びください」ときいたところ、全体では「政治・法律(61.6%)」「経済(55.5%)」「世界情勢(39.2%)」の順でランクイン。Z世代(18~24歳)では他の世代に比べて、「バラエティ・お笑い(38.0%)」、「文化・芸術(32.0%)」の回答が全年代のスコアに対して約2倍という結果になりました。

 


「メディア」への信頼度はテレビ、新聞が上位に。ただしすべてのメディアが半数割れに落ち込む
 さらに、「あなたが信頼できると思うメディアをすべてお選びください。」ときいたところ、1位「テレビ(40.8%)」、2位「新聞(35.3%)」、3位「検索エンジン(Yahoo、Google)(22.4%)」、4位「ニュース系アプリ(グノシー、スマートニュース)(14.4%)」、5位「LINE(11.4%)」という結果になり、いずれのメディアでも半数を割ってしまう結果となりました。 

 

【株式会社シグナルの事業について】
 株式会社シグナルでは、企業の総合的なPR活動の支援に加え、アンケートデータを活用したファクトベースのコンテンツ開発・マーケティングの意思決定支援をおこなっています。コロナウイルスによる社会的な影響で、より「ファクトベース」で信頼性の高い情報発信が求められている中で、企業・消費者のどちらにとっても価値のあるPR・情報発信をできるよう今後も尽力してまいります。

RESEARCH PR
 業界最大手のPR会社であるベクトルグループのノウハウを活かしながら、信頼性の高いアンケートによる定量的なデータを活用したコンテンツ開発を、文脈設計からリリース配信まで一気通貫で対応します。

MARKETING RESEARCH
 マーケティング意思決定のための認知度・ブランド調査など、企業・ブランドの現状を理解するために必要なデータを、消費者への意識調査を通じて提供します。

INFOGRAPHICS
 複雑な情報をわかりやすく分解し、生活者目線にたった情報開発を行います。また、データを視覚的に表現し、生活者への情報伝達をサポートします。
 
サービスURL         :https://research-div.com/
取引クライアント  :大手金融機関・飲料メーカー・自動車メーカーなど多数

【会社概要】
・社 名  :株式会社シグナル
・本 社  :東京都港区赤坂 4-15-1 赤坂ガーデンシティ 18階
・代 表  :代表取締役 草場 大輔
・設 立  :2005 年 12 月
・資本金  :30,000,000円
・事業     :PR 事業/WEB マーケティング事業/ネットリサーチ事業

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会社概要

株式会社シグナル

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URL
https://signalinc.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山3丁目10−14 北青山ビル2F、3F
電話番号
03-6803-8444
代表者名
草場 大輔
上場
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資本金
3000万円
設立
2005年12月