SS従事者の約8割がハイブリッド車や電気自動車による影響を感じている!現在抱えている一番の課題とは?
一番の課題は『従業員の確保』という声が多数
ひと昔前のガソリンスタンドは、店員さんがガソリンを入れ、窓を拭いてくれていたのを覚えていますか?
現在でも、店員さんが行ってくれるガソリンスタンドもありますが、圧倒的にセルフサービスのガソリンスタンドが増えています。
では、ハイブリッド車や電気自動車が普及している今、ガソリンスタンドはどのような課題を抱えているのでしょう。
そこで今回、SS専門WEBマーケティング支援サービス(https://www2.tokai-bs.co.jp/consulting)を提供する東海ビジネスサービス株式会社は、ガソリンスタンド経営者・従事者を対象に「SS業界の集客」に関する調査を実施しました。
【調査概要】「SS業界の集客」に関する調査
【調査期間】2023年8月1日(火)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,013人
【調査対象】調査回答時に ガソリンスタンド経営者・従事者(※アルバイト含まない、社員のみ) であると回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
ハイブリッド車や電気自動車がSS業界に与える影響
はじめに、ガソリンスタンドの現状について伺いました。
「ガソリンスタンドについて、昔と現状の違いとは何だと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『セルフサービスが増えた(67.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『ガソリンスタンドの数が減った(44.9%)』『自動車の燃費向上でガソリン需要が減っている(31.1%)』『車離れで顧客が減っている(22.8%)』『高齢化で顧客が減っている(10.7%)』と続きました。
続いて、ハイブリッド自動車や電気自動車が与える影響について伺いました。
「ハイブリッド自動車や電気自動車が普及していますが、影響はありますか?」と質問したところ、『ややある(48.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『とてもある(35.6%)』『あまりない(13.1%)』『まったくない(2.5%)』と続きました。
ハイブリッド自動車や電気自動車の普及によるガソリンスタンド業界への影響を実感している方が8割以上という結果が出ました。
現在過渡期にあると言えるSS業界ですが、今後どのように変化していくと感じているか伺ってみましょう。
「今後、SS業界はどのように変化していくと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『燃料販売メインではなく、サービスがメインとなる(43.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『EV電動ステーションの展開に取り組む企業が増える(43.0%)』『水素ステーションの展開に取り組む企業が増える(39.5%)』『電気事業にも取り組む企業が増える(21.1%)』『石油、電気、ガスの供給拠点となっていく(15.0%)』と続きました。
ガソリンだけを提供するSSでは生き残れないと感じている方が多いことがうかがえます。
燃料販売以外のサービスを提供することで集客を促す必要性を感じている方が多いのではないでしょうか。
SS業界が抱える課題と、今後強化したいサービスとは
ここまでの調査で、ハイブリッド自動車や電気自動車の普及によるSS業界の変化が浮き彫りになりました。
そこで、現在抱えている課題を伺いました。
「現在抱えている一番の課題は何ですか?」と質問したところ、『従業員の確保(30.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『燃料販売量の減少(26.8%)』『後継者の確保(22.0%)』『施設や設備の維持(13.7%)』『施設の老朽化(6.5%)』と続きました。
多くのガソリンスタンドが、店舗の存続が危ぶまれる課題を抱えていることが明らかになりました。
そのうえで、今後販売を強化したい商品やサービスを伺いました。
「販売を強化したい商品やサービスは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『洗車サービス(47.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『車検サービス(45.3%)』『車両メンテナンス(42.2%)』『カー用品(19.6%)』『新車のサブスクや中古車(14.2%)』と続きました。
洗車や車検サービス、メンテナンスを強化したいと考える方がそれぞれ4割を超えています。
これらのサービスで集客できれば、ガソリンスタンドの安定的な経営につながる可能性が高まりますね。
Webサイトでの宣伝を強化したい方がおよそ4割
ここまでの調査で、多くのガソリンスタンド店が抱える経営の課題が明らかになりました。
また、洗車や車検サービスなど、燃料以外の販売を強化したいと考えていることも浮き彫りになりました。
では、現在はどのような宣伝方法を採用しているのでしょうか。
「現在行っている宣伝方法は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『チラシ(43.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『看板(37.1%)』『Webサイト(34.8%)』『DM(34.3%)』『SNS(Twitter、Instagram、TikTok、YouTube、LINE など)(21.6%)』と続きました。
チラシや看板といったオフラインでの宣伝方法を採用している店舗が多いようです。
そこで、今後宣伝を強化するならどういった手段がいいと思うか伺いました。
「宣伝強化するならどの手段がいいですか?(上位3つまで)」と質問したところ、『Webサイト(37.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『チラシ(32.4%)』『看板(30.6%)』『DM(29.9%)』『SNS(Twitter、Instagram、TikTok、YouTube、LINE など)(29.6%)』と続きました。
およそ4割の方が、Webサイトでの宣伝を強化したいと回答しました。
また、SNSを活用したオンライン集客にも意欲的であることも明らかになりました。
では、もしSNSで集客するとしたらどの媒体で宣伝したいか伺ってみましょう。
前問で『SNS』と回答した方に「SNSのなかでも、宣伝強化するならどの媒体がいいですか?」と質問したところ、『Twitter(28.3%)』『Instagram(28.3%)』と回答した方が同率で最も多く、次いで『YouTube(15.0%)』『TikTok(13.0%)』『LINE(11.7%)』と続きました。
同じSNSでも、狙いたいターゲットにとって効果的な媒体を選ぶ必要があります。
店舗がある場所やサービス内容によって媒体を検討することが重要でしょう。
SS業界の経営者が見据える今後の経営方針とは?
ここまでの調査で、オフラインだけでなく、オンラインでの集客に意欲的な方が多いことが明らかになりました。
ここで、ガソリンスタンドの経営者の方に、今後の経営方針を伺いました。
■SS業界の経営者が考える今後の経営方針とは?
・ガソリン補充のサブスクリプション(20代/女性/神奈川県)
・色々な業種に取り組むことを検討している(30代/男性/東京都)
・車検などのサービスに力を入れる(40代/男性/神奈川県)
・EV化への早急な対応、中古車の販売、レンタカー業務の拡大(40代/男性/北海道)
これらの回答が寄せられました。
やはり、燃料販売以外のサービスに力を入れたい経営者が多いようです。
さまざまな工夫を凝らして経営の安定化を図りたいことがうかがえます。
最後に、ガソリンスタンドの経営にあたり、どのようなサービスがあれば利用したいか伺いました。
ガソリンスタンド経営者を対象に、「どのようなサービスがあれば利用してみたいと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『低価格で集客できる(47.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『SNSなどの運営を代行してくれる(45.5%)』『企画などを提案してくれる(34.8%)』『他店と差別化を図れる(23.6%)』『ブランディングできるコンテンツの制作(プロモーション動画)(10.7%)』と続きました。
SNSを運用したり、他店との差別化を図ったりすることで集客したいと考える経営者が多いことがわかります。
また、できるだけ低価格なサービスを求めていることも明らかになりました。
まとめ:SS業界が抱える課題が明らかに!SNSでの集客に意欲的な経営者も
今回の調査で、SS業界が抱える課題が明らかになりました。
ハイブリッド車や電気自動車の普及により、存続をかけて変化しなければならず、過渡期にあると言えるでしょう。
そのため、今後は燃料販売以外を強化したいと考える経営者が多く、オフラインだけでなく、SNSなどのオンラインで集客をしたい方も多いようです。
とはいえ、集客方法がわからないという方も多いことでしょう。
SNSを中心としたWEB上での集客は媒体を選ぶことも重要であり、運用にはマーケティング知識が必要だと言ええます。
必要に応じて、支援サービスなどを利用してみてはいかがでしょうか。
Webマーケティングの活用で集客率UP!『SS専門WEBマーケティング支援サービス』
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