生成AIで91%が『生産性向上』、68%がコンテンツの『品質向上』を実感。半数以上が『仕事が楽しくなった』と回答も──編集者100人の回答から見えた生成AIの効果
〜 StoryHub、編集現場での生成AIと人の共創の活用実態を調査 〜
オールインワンAI編集アシスタント「StoryHub」(ストーリーハブ)を提供するStoryHub株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO 田島 将太、以下、StoryHub)は、StoryHubを利用するメディア企業の編集者104名を対象に「生成AI活用状況に関するアンケート」を実施しました。
本調査では、編集現場において約7割の方が生成AIを習慣的に活用し、91%が「生産性向上」、68%が「アウトプットの品質向上」を実感し、半数以上が「仕事が楽しくなった」と回答。業務効率化にとどまらず、コンテンツの質やモチベーションにもポジティブな影響を与えている実態が明らかになりました。
一方で、今後生成AIに期待される役割の1つは「事実確認、校正・校閲」への活用であり、最大の課題は「ノウハウの属人化」と判明しました。StoryHubはこれらのニーズと課題に応えるべく、「ファクトチェック機能」などの事実確認をサポートする機能の開発や、チームでの利活用を前提としたユーザー体験の向上、そしてイベントなどのコミュニティ形成を通じて、業界全体での知見共有を図ってまいります。
※本リリース内容の引用・転載の際は、「StoryHub株式会社調べ」と明記をお願いいたします。

調査結果のハイライト
編集業務への生成AIの「現在地」:
約7割が週に数回以上生成AIを編集業務に活用。
AIに任せている度合いが高い工程では「一次情報の整理・書き起こし」「タイトル・見出し案の提案」「初稿作成」がTOP3に。
生産性、モチベーション向上への影響:
回答者の91%が「生産性が高まった」、68%が「品質が高まった」と回答。
仕事が楽しくなったと回答した方が55%にのぼる。
生成AIへの期待は「信頼性」へ:
今後AIに最も任せたい業務の1つが「事実確認、校正・校閲」(68.6%)。コンテンツの信頼性を高めるパートナーとしての役割への期待が高まっている。
一方で「取材・インタビュー」は人が継続して行いたい割合が高い傾向。
組織的な生成AI活用への課題:
最大の課題は「ノウハウの属人化」(72%)。
情報共有が個人間にとどまるケースも多く、組織全体での活用に課題あり。
良質なコンテンツを継続作成するための情報共有や育成が鍵。
調査概要
調査名:生成AI活用状況に関するアンケート
調査対象・方法:StoryHubをご利用中の法人顧客を対象としたメール配信でのアンケート調査
有効回答数:104名
調査期間:2025年8月28日〜2025年9月12日
調査結果詳細
1. 編集業務における生成AIの活用状況:約7割が週に数回以上、編集業務にAIを活用
1.1 編集業務において、週に数回以上、生成AIを活用する割合が71%
編集業務において、生成AIの活用頻度を質問したところ、「毎日」「週に数回」と答えた方が71.2%という結果になりました。

StoryHubを「毎日」「週に数回」使用していると回答した人は62.7%にのぼり、他の生成AIツール同様に日常的なツールとして活用いただいていることがうかがえます。

1.2 生成AIを活用する工程は「一次情報の整理・書き起こし」「タイトル・見出し提案」「初稿作成」
編集業務における各工程のうち、生成AIが最も活用されているのは「一次情報の整理・書き起こし」で、50.7%の方が生成AIを活用していました。続いて「タイトル・見出しの提案」(44.4%)、「初稿作成(原稿のドラフト作成)」(43.9%)の順で活用が広がっています。

1.3 今後、生成AIに任せたい業務では「事実確認、校正・校閲」が2位に。コンテンツの信頼性担保への期待が高まる
今後、生成AIに任せたい工程で「事実確認、校正・校閲」が2位(68.6%)に。現在任せている割合では5位(36.1%)でしたが、任せたい割合は約2倍になり現状→期待のギャップの大きさが顕著になりました。多くの方が生成AIを活用することでの情報の信頼性向上に期待を寄せていることがうかがえます。
一方、「取材・インタビュー」のようなコンテンツ制作の入り口部分については、生成AIに任せたい割合が40%と、他の工程と比較し低い傾向にありました。

2. 生成AI活用による効果:91%が「生産性向上」、68%が「品質向上」を実感。「仕事が楽しくなった」が55%も
2.1 91%が生成AI活用で「生産性が向上」。業務効率化に寄与
生成AIを活用している業務で、生産性に変化があったかという質問に91%の方が向上したと回答しました。

<自由記述より一部抜粋>
「これまでリソース不足で断念していたアウトプットが可能になった」(放送局)
「記事作成が早くなった。感覚だが、8時間かかっていた作業が5時間くらいに短縮された」(制作会社)
「(生成AIの導入で)選手などのStoryを発信できる量が増え、ファンとのエンゲージメントを深めることができた」(プロスポーツチーム)
「AIに指示を出すためにはまず言語化が必要なため、これまでふわっと頭の中にあった「よい記事」「クライアントニーズにあった記事」を言語化して考えるようになり、チーム内(人間同士)でも意思疎通しやすくなった」(Webメディア)
2.2 生成AI活用で68%が品質の向上を実感
生成AIを利用することで「品質が向上した」と回答した方は68%。コンテンツ制作の現場において、多くの方が生成AI活用による品質向上の効果を感じています。

2.3 生成AI活用で「仕事が楽しくなった」が55%。効率化以外の効果も実感
生成AIを利用することでどの程度仕事が楽しくなったのかを尋ねたところ、「楽しくなった」と回答した人が55%にのぼりました。生産性向上にとどまらない効果を実感しています。

3. 生成AI活用の課題は「ノウハウの属人化」。組織での情報共有が鍵
3.1 72%が生成AI活用における「ノウハウの属人化」を課題と回答
生成AI活用の課題として、72%の方が「ノウハウの属人化」と回答しました。

3.2 生成AIの活用方法の共有が課題
生成AI活用方法の共有では、「非公式に個人間で相談・共有」が43.3%と最多。公式の定例・相談会を設置したり、担当者・サポートを配置している企業は3分の1程度にとどまりました。組織全体でどう生成AIを活用していくかが課題となっています。

4. 「人とAIの共創」で編集業務における質と量の両立を支援
本調査から、メディア業界において生成AIが、単なる業務効率化ツールにとどまらず、コンテンツの質を高め、働く個人のモチベーションにまでつながる「強力なパートナー」となりつつある姿が明らかになりました。
今後は、信頼性が求められる校正・校閲領域での活用に大きな期待が寄せられています。そのポテンシャルを最大限に引き出すためには、「ノウハウの属人化」という課題を乗り越え、組織全体で知見を共有し、活用を推進する文化と仕組みが不可欠です。
StoryHubはこれからも、「人とAIの共創」により良質なストーリーが豊富に生み出される社会を目指し、業界全体の発展に貢献してまいります。
会社概要
StoryHub株式会社は「価値あるストーリーを共創するハブになる」をミッションに、オールインワンAI編集アシスタント『StoryHub』を開発・運営しています。良質なストーリーが豊富に生み出され、流通するためのハブとして、「知ってよかった」と思える瞬間を生み出すことを目指しています。

会社名:StoryHub株式会社(旧:ストリーツ株式会社、2025年3月に社名変更)
代表取締役CEO:田島 将太
設立:2022年4月
所在地:東京都千代田区有楽町1丁目2-2 東宝日比谷ビル 9F
URL:https://storyhub.jp、https://storyhub.jp/service/storyhub
本件に関するお問い合わせ先
StoryHub株式会社 広報・PR担当
メール:info@storyhub.jp
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