農家の格差解消とサステナビリティを後押しする認証制度「エシカル認証」 9月30日より開始

 日本全国の地域活性化を目指す一般財団法人日本インキュベーションセンター(東京都千代田区 以下JIQ)は、地域農家のサステナビリティを実現する活動の一環として、意欲的で環境に配慮して生産する農事業体を認証する「エシカル認証」制度を9月30日(火)より開始します。

 稲作や畑作、酪農、畜産など、自然と向き合い四季に応じた作物を育む意欲的な生産農家は日本全国にありますが、努力が必ずしも報われているわけではないのが現状です。食のライフスタイルの変化や農業従事者の高齢化、天候不順や病害に加え、現代ではITやECリテラシー、情報発信力が求められる状況下で、十分な販路を築けず収入や機会、発信の格差が生まれています。魅力的な作物を作っていても埋もれている農家がたくさん存在しているのです。

 そこでJIQは、 ①土地の風土や自然に寄り添った農業をしているか ②農業に関わる人の暮らしを支えているか ③地域の環境や生態系を守っているか の3点を評価軸とした本認証制度を開始します。

 例えば認証農家の千葉・山武市の「たがやす倶楽部」は、水はけのよい関東ローム層と穏やかな気候を生かし、オクラやモロヘイヤなど多彩な野菜を育てています。農薬に頼らず、近隣の人々から鰹節ガラやコーヒーかすを集めて堆肥をつくる地域共生の姿勢は、土や生態系を守るだけでなく、人と人のつながりも育んでいます。

 本認証制度はこうした豊かなストーリーをもつ農家を支えることを目的としていますが、JIQは単に認証するだけでなく農業やひいてはその地域の価値向上に向けた活動を行います。例えば認証農家が使うことができる自然由来の堆肥づくりや農業技術の整備、助成金取得の支援、認証農家が存在する地域の生態系や環境の保全活動にも広げます。

 さらに、食に関連する事業のインキュベート(発芽)も支援します。例えばこども食堂のサポートや、シーエヌシー株式会社が開始する企業向け社食サービス「megukuru サラダ&フルーツランチ」(※1)やマルシェイベントと認証農家をつなげるなど、食の事業者を育てます。

(※1 プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000143226.html )

 JIQの農業支援活動や食事業インキュベートは、JIQ会員費や協賛金、食事業者の売上手数料等によって支えられています。一つ一つの農家の物語を届けることで、私たちが食べる一皿が農家の物語を未来へつなぎ、地域と都市が共に育つきっかけを生み出します。JIQはこの共益型の地方創生事業を全国で展開するにあたり、活動を共に支え未来を育てる「インキュベーションパートナー(会員)」を募集しています。企業、自治体、個人の皆様からのご参画をお待ちしております。

■一般財団法人日本インキュベーションセンター(JIQ) 概要

JIQは日本の地域産業、伝統文化、芸術、技術、自然環境の分野で活躍する個人や中小企業のインキュベーション(創業や事業の支援)を推し進めます。これを通じて、地域で雇用の創出や、経済の多様化、魅力向上が進み、持続可能な地域社会が実現し成長することを目的として、様々な活動を行ってまいります。

http://www.jiq.or.jp/

運営店舗:SHOGUN CAFE&EXPERIENCE https://shoguncafe.com/

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会社概要

URL
-
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区霞が関 3-6-15 霞が関MHタワーズ6階
電話番号
03-6205-7525
代表者名
鮎川雅子
上場
未上場
資本金
-
設立
2013年03月