2025年、戦略コンサル志望者は「ケース面接対策」の何に悩んでいたのか?

戦略コンサル転職・就職に特化した塾「ケース面接対策塾Strategists」が、500名超の相談データを分析。「思考の深さ・筋の良さ」「構造化」「短時間で仕上げるスピード」などに高い壁

株式会社トップティア

ケース面接対策塾Strategists(運営:株式会社トップティア)は、戦略コンサルティングファーム志望者(新卒就活/中途転職)に向けた専門のスクールです。本リリースでは、我々の門を叩いた戦略コンサル志望者が抱えていた悩みを、500名超のデータ(※)をもとに、整理・分析しました。

調査結果サマリー 

分析の結果、戦略コンサル志望者がケース面接対策で最も苦戦しているのは、

1位:筋の良い仮説・施策を生み出す思考の深さ

2位:思考を整理・立体化するための構造化能力

3位:短時間でアウトプットするスピード

であることが明らかになりました。

以下、主な悩みを件数順に紹介します。

調査結果

施策立案・具体策の創出・仮説の弱さ(152件):ケース面接で提示する解決策の質や具体性に課題を感じる人が最多でした。施策のアイデアがありきたりになったり、具体的な打ち手を思いつけないという声が多く、実効性のある提案を生み出す部分で苦戦している様子がうかがえます。特に最初の仮説を構築する力が不足しているとの指摘も見られました。筋の良い初期仮説が思い浮かばず、解法の取っ掛かりを掴めないと感じているケースが多く、出だしの着想に苦労していることがうかがえます。

構造化・フレームワーク構築・網羅性(136件):課題を構造化し、適切なフレームワークを構築することに難しさを感じる声も多数ありました。論点を整理してロジックツリーを描くことや、問題に合わせたフレームを選択する点で戸惑う志望者が目立ちます。また、分析の網羅性に関する課題も指摘されています。抜け漏れなく要素を洗い出すことが難しく、検討すべき観点を見落としてしまうという声が多く、MECE(漏れなくダブりなく)の徹底に苦労している状況です。

時間管理・思考スピード(64件):制限時間内での対応に関する悩みも多く挙がりました。短時間で考えをまとめきれず時間切れになってしまったり、思考スピードが追いつかないと感じるケースが目立ち、限られた時間でのペース配分の難しさが指摘されています。

フェルミ推定・定量分析(58件):ケース面接で頻出のフェルミ推定など定量的な問題に苦手意識を持つ人も多くいました。限られた時間で適切に問題を因数分解して計算を行うことや、その数字の根拠を説明する点に難しさを感じているようです。

コミュニケーション・伝え方(53件):自分の考えの伝え方やコミュニケーション面での悩みも多数寄せられました。論理的につながりのある話し方ができない、回答を簡潔にまとめられない、あるいは面接官との対話の中で柔軟に軌道修正することが難しいといった声が見られます。

ディスカション(46件):面接官との議論の中での、受け答えの質についての悩みも寄せられました。。議論の主旨がずれてしまう、筋道立てて考えられずに話が散漫になるといった声が挙がっており、重要論点のフォーカスに苦戦しているようです。

ケース対策不足・経験不足(34件):ケース面接そのものの対策経験不足を指摘する声も目立ちます。準備を始めたばかりで自分の弱点さえ把握できていない、効果的な対策方法がわからないといった意見が多く、実践経験の不足による不安がうかがえます。

自信・緊張の問題(27件):自信やメンタル面の問題を挙げる回答もありました。自分の回答に確信が持てず不安になってしまったり、緊張で声が小さくなる・うまく話せなくなるといった、プレッシャーによるパフォーマンス低下を懸念する声です。

課題深掘り・ボトルネック特定(20件):課題の深掘りやボトルネック(根本原因)の特定が甘いという声も一定数ありました。分析が表面的なレベルで止まってしまい、根本的な原因を突き止められないために施策もありきたりなものになってしまうといった指摘です。

ビジネス知識・業界理解不足(17件):最後に、業界やビジネス知識の不足を不安視する意見も見受けられました。馴染みのない業界のお題では理解が追いつかず分析や施策が浅くなりがちで、自身の知識不足がケース攻略の妨げになると感じているようです。

総括 

今回の調査・分析から、戦略コンサル志望者の抱えている課題が明らかになるとともに、それと同時に全体として非常に高いレベルで対策を進めている実態が明らかになりました。業界人気の高まりや、ケース面接対策コンテンツ・サービスの充実化が背景にあると当社は考えています。

実際、基本的なフレームワークやフェルミ推定の手法を理解し、一定量のケース練習を積んでいる志望者はもはや珍しくなく、全くの無対策でケース面接に臨んでいる層は大きく減少しています。

従来は「ケース面接やフェルミ推定のやり方を書籍等で学び、面接形式で数回練習する」といった対策でも一定の内定水準に到達することが可能でしたが、現在は、そうした基礎的な対策を終えた後のフェーズで、多くの志望者が壁に直面しています。ケース面接対策は従来型の「やり方を知って慣れる」だけの学習では不十分になっているのです。

これからのケース面接対策において重要なのは、思考プロセスそのものの質をどう高めるか、限られた時間の中で、再現性高くアウトプットできる状態をどう作るか、という、思考の質を鍛える設計です。

当社は、こうした背景を踏まえ、単なる「面接練習の場」を提供するのではなく、思考力を根底から底上げするような独自メソッドを開発・提供しています。なぜその仮説が「筋が良い」と言えるのか、どこで思考が浅くなりやすいのか、どうすれば同じ失敗を再現性なく減らせるのかといった、思考プロセスそのものへのフィードバックを重視した指導を、引き続き行ってまいります。

調査概要 

対象者数:500名超

志望先

・戦略ファーム(MBB等)志望者:88%

・総合コンサル志望者:12%

属性内訳

・新卒・大学院生:55%

・既卒・社会人:45%

調査方法

・当社の初回面談時に記入するカルテへの記載内容を分析

当社について

当社(株式会社トップティア)は「才能と可能性を最大化し社会を切り拓く人材を輩出する」をミッションに、新卒・中途問わず、「マッキンゼー」や「ボストンコンサルティンググループ」を代表とする外資戦略コンサルティングファームをはじめとして難関コンサルティングファームへの入社・転職を目指す方に向けた、戦略的思考力養成クール「ケース面接対策塾Strategists」および転職エージェント「Strategists」を運営しています。

実績としては以下がございます。

・プログラム受講者の外資戦略コンサル内定率7割超(2024年度/既卒のお客様を対象)

・「ケース面接の教科書」シリーズ累計3000部突破(noteで販売)

・コンサル就活・転職累計指導者数:1000名突破

※2025年12月時点

サービスサイトはこちら:https://akagiconsulting.com

本件に関するお問い合わせ

株式会社トップティア:support@akagiconsulting.com

お問い合わせは、こちらよりお願いいたします。

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会社概要

株式会社トップティア

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URL
https://akagiconsulting.com/corporate/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿西1-33-6 JPnoie恵比寿西1F
電話番号
090-6706-7286
代表者名
山本雄大
上場
未上場
資本金
500万円
設立
2024年07月