世界から注目を集めるものづくりの街、新潟県・燕三条発。新潟県内初の民間シンクタンク「BEECL(ビークル)」発足。
燕三条のものづくりのDNAから育まれた「デザイン思考」で、新たなビジネスが生まれる仕組みづくりに貢献。
この度、株式会社MGNET(本社:新潟県燕市、代表取締役:武田修美、以下MGNET)は、本社拠点を置く新潟県燕三条地域を中心とし、新潟県全域を対象とした民間シンクタンク「事業環境創造研究所 [B]usiness [E]nvironment & [E]nvironmental [C]reation [L]aboratory」通称 BEECL(ビークル)を設立します。(以下 BEECL)
■BEECL とは
株式会社MGNET※1が展開する、ものづくりの町、燕三条のDNAから育まれた「デザイン思考」で、新たなビジネスが生まれる仕組みづくりに貢献を進めるべく、事業水準の拡大・向上に資する研究活動を行うシンクタンクです。事業環境の最適化と事業環境の創造を望む民間企業、行政機関、金融機関、教育機関に資する研究活動を想定しています。
※1 MGNETは、新潟県燕三条地域に拠点を構えるソーシャルデザイン企業です。これからも「面白い!」や「楽しい!」などの興味が生まれ続けるより良い環境を創り続けるために、ものづくり、ことづくり、まちづくりに関わるブランディングデザインを展開してきました。
■BEECL の研究テーマ
・新潟県燕三条地域を中心として、新潟県全域における事業環境づくりを目指した研究を行います。
・地域に根付いた情報や事例にもとづいた研究を行い、事業環境づくりに活きるような具体性のあるアウトプットを探究します。
■BEECL の研究内容
1.地域資源や地域産業に必要とされる情報デザインの在り方の探究およびサービスドミナントロジックの応用。
2.学習指導要領に沿った地域学習やデザイン教育に関する民間サポートの在り方の探究。
3.地域資源や地域産業への活用を目的としたSDGs事業プロデュースの在り方の探究と目標達成状況の視覚化。
4.市場や価値観の変化に適合するビジネスやコミュニティの自律的デザインの探究など。
■BEECL の特徴
・BEECL の研究課題は、広くはサーキュラーエコノミーの実現を志向し、「社会性」と「事業性」を兼ね備えたものばかりです。「本質の追究」をつうじた「本物の研究」を目指します。
・デザインやブランディングを担うソーシャルデザイン企業MGNETから発足したことで、地に足のついた実務経験と多岐に渡る実地判断に基づく生きた研究要素を取得し続けることが可能なプラットフォームです。
■メンバー【BEECL 詳細】
BEECL では、MGNET代表の武田修美が所長を務め、連携研究員として新潟大学経済科学部伊藤龍史准教授と昭和女子大学グローバルビジネス学科髙木俊雄准教授にご協力を賜り、共に研究を進めていきます。
BEECL 所長 武田修美
株式会社MGNET 代表取締役/横浜商科大学非常勤講師
2000年、地元新潟の会計専門学校を卒業後、大手自動車メーカーに営業マンとして就職。新車販売を通し営業、接客のノウハウを学ぶ。入社5年目に大病を患い退社、リハビリを行いつつ在宅ワーカーとして家業である武田金型製作所の手伝いを始める。2005年、体調の回復とともに正社員となり、同年「脱却と還元」をテーマに掲げ、新規事業部及び自社製品ブランドを設立。インターネットでの販売開始。独学でWEBサイトの構築とマーケティングを学ぶ。2011年、事業部売上の拡大を受け子会社として法人化「株式会社MGNET」設立。自社に加え、他社、地域、教育と事業を広げ「より良い環境をつくる」を使命にものづくり、ことづくり、まちづくりに取り組んでいる。株式会社geeks 社外取締役/株式会社シンクボード 代表取締役/株式会社つくる 取締役/株式会社クラウドクラフト 発起人/新潟県スタートアップ拠点メンター
BEECL 連携研究員 兼 アカデミックアドバイザー 伊藤龍史
新潟大学経済科学部准教授
「距離をまたいだ価値共創における、起業家的行動と起業家的探索」の研究を行っている。距離をまたいで分散している各種の行為主体が、いかにして相互作用を行いながら高度な価値を共創していくのか、そのプロセスに関する研究を重ねている。特に、サービスオフショアリング、サービスイノベーション、サービス志向のアントレプレナーシップを研究対象としている。早稲田大学産業経営研究所助手、新潟大学経済学部講師、サンノゼ州立大学(カリフォルニア州立大学サンノゼ校)ビジネススクール(マーケティング・意思決定科学領域)客員研究員、ソウル科学技術大学招聘副教授などを経て、現職。専門分野は、アントレプレナーシップ論、起業家的経営戦略論、起業家的マーケティング論。国際学会「ASBBS」において、2018年および2020年にそれぞれ学会賞「Best Paper Award(最優秀論文賞)」を受賞。また2020年、新潟大学学長賞を受賞。著書『にいがたアントレプレナー学』等。
BEECL 連携研究員 兼 アカデミックアドバイザー 髙木俊雄
昭和女子大学グローバルビジネス学部准教授
大学院時代に外資系企業の人材育成戦略構築に従事して以来、人材育成や経営戦略に着目した産学協同プロジェクトや研究を進めている。近年では、事故を未然に防ぐ組織にはどのような特徴があるのか、大規模災害が生じた際の回復力の違いはどこにあるのかといった「高信頼性組織」に関する研究や、確固たる法制度が存在している日本において「ブラック企業」が生じるのかについて日本の「家」制度との関連で研究を重ねている。著書『マネジメント』(共著)、『経営戦略理論史』(共著)、訳書『ストーリーテリングが経営を変える』(共訳)、『ストーリーテリングのリーダーシップ』(共訳)等多数。沖縄大学法経学部教授、UCLA Anderson School of Management Visiting Scholarを経て2016年4月より現職。
今後も大学関係者や実業家など、専門性を持った研究員を随時募集していく予定です。また設立初年度はMGNET 施設内に研究所を設け、オンライン環境とオフライン環境を活用しながら積極的かつ柔軟に研究活動を行います。
■所長よりメッセージ
MGNETはこれまでの事業をつうじて、識り(しり)、学び、考えることを続けて参りました。10年の活動期間を経て、地域資源を活用した事業や地域産業との関わり合いが日に日に増える中、MGNETのサービス提供範囲をさらに拡充し、一層の品質向上を図っていくための方法として、MGNET附置の研究所であるシンクタンク「BEECL」の設立に至りました。私たちはこの10年間で展開してきたDO(実行、実施)のみに留まらず、今後はTHINK(思慮、研究)にも積極的に着手し、行動へと繋がる思考の根拠と哲学の深度を増大させることを追究します。BEECL をつうじて、燕三条地域はもとより新潟県全域までをも包含したナレッジシェアリング(知識共有)を可能にし、更なる地域経済への貢献を目指して参ります。
■キックオフミーティングのお知らせ
つきましては、BEECL 設立の第一歩として「シンクタンクの設立および研究の可能性」と題したラウンドテーブルミーティング(円卓会議)を実施致します。
円卓会議とは、基調講演やセミナー方式ではなく、一つの議題をもとにホストやゲストを含めた参加者同士がフラットに議論を深め合うものです。本ミーティングが、今後のシンクタンク BEECL における研究活動への手がかりとなればと考えております。
【第1回ラウンドテーブルミーティング】
議題:シンクタンクの設立および研究の可能性
日時:2021年12月4日(土)18時~20時までを予定
場所:FACTORY FRONT(新潟県燕市東太田14-3)
定員:20名(3テーブル 6、7名を検討中)
参加条件:BEECL の研究に興味をお持ちの方
※感染症影響等で日時や場所が変更になる可能性がございます。
ミーティングへのご参加は下記お問い合わせ先にご連絡ください。
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