8インチ対応のプロキシミティ露光機 PXSシリーズを販売開始
同方式としては最高クラスの解像力3μmL/S を実現、電子部品をはじめとした幅広い用途のTCO 低減に貢献する露光装置
本製品は、エレクトロニクス関連の製造工程において、緻密な回路などを露光(プリント)するプロセスで使用されるプロキシミティ方式*1の露光装置です。
代表的な露光方式には、マスク(回路図)とワーク(半導体ウエハなど)を接触させる「コンタクト方式」、マスクとワークの間にレンズ光学系を組み込むことで焦点調整が可能な非接触の「投影方式」、マスクとワークを非接触で近接させて露光する「プロキシミティ方式」があります。
一般的にコンタクト方式は、低コストで導入できるものの、接触式であるため、マスクとワーク双方がダメージを受けることで、高額なマスク交換や製品の歩留まり低下につながるという課題があります。
また、投影方式は、非接触かつ高生産性で高い歩留まりを実現できるものの、装置の本体価格が高額なため、中小規模の工場では導入が難しいという背景があります。
一方、プロキシミティ(PX)方式は、非接触方式かつ導入しやすい価格によりTCO低減に貢献できるという特長がありますが、「解像力(精度)の低さ」、「大型ワークへの対応が困難」という課題がありました。
それに対し、今回販売を開始するPXSシリーズは、プロキシミティ方式としては最高クラスといえる3μmL/Sの解像力を実現。それに加え、電子デバイス製造では大型のワークである6インチまたは、8インチウエハに対応しています。これにより電子部品の露光プロセスにおいてTCO低減に貢献することができます。
また、PXSシリーズはオートアライメントおよび搬送機能を搭載することで作業者の熟練度に左右されることなく、安定した品質を保持することができるとともに、自動化された量産ラインに組み込むことが可能です。
*1 本機はプロキシミティ方式および、コンタクト方式を兼用できます
■ PXS-102068の主な特長
①TCO低減に貢献
・PX方式ならではの低ランニングコスト
・導入しやすい価格を実現
②プロキシミティ方式として最高クラスの解像力3μmL/Sを実現
③6インチおよび、8インチウエハに対応
④スループット 150WPH(2ndアライメント)以上を達成
⑤量産向けオートアライメント、オート搬送で自動化ラインに対応
⑥オプションとして、新方式の裏面アライメントを準備
■ PXSシリーズの主な仕様
■ 主な用途
LED、水晶振動子、SAWフィルター、パワー半導体等の製造工程
■ 販売について
■販売価格:オープン
■販売目標:50台(年間)
■国内発売開始日:2023年8月
■ウシオライティング株式会社について
ウシオライティング株式会社(本社:東京都)
1963 年設立。ハロゲン、LED、レーザーなどの各種光源および、それらを搭載したランプ、照明
器具・機器の製造販売に加え、プロジェクターや、産業機器を販売しています。近年では、エン
ターテインメント向けとして照明、映像、音響に関するハードとソフト(制御、演出、コンテンツを含
む)を統合したビジネス提案、産業分野においてはパートナーネットワークを活かした複合的な
サービス提供による、ソリューション型事業を積極的に展開しています。
http://www.ushiolighting.co.jp
■ウシオ電機株式会社について
ウシオ電機株式会社(本社:東京都、東証6925)
1964年設立。紫外から可視、赤外域にわたるランプやレーザー、LEDなどの各種光源および、
それらを組み込んだ光学・映像装置を製造販売しています。半導体、フラットパネルディスプレ
イ、電子部品製造などのエレクトロニクス分野や、デジタルプロジェクターや照明などのビジュ
アルイメージング分野で高シェア製品を数多く有し、近年は医療や環境などのライフサイエン
ス分野にも事業展開しています。
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https://prtimes.jp/a/?f=d45111-7-bc8a15e1114e91097bd969d6c650e01a.pdf
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